this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
just another day
<< もどる
1
…
15
16
17
18
19
…
24
つぎへ >>
この前うちの犬が驚かせてしまったから。
名目は比較的単純だった。
「だから、猫で癒やされてほしくて」
そう言って誘った美術館、休日の午(ひる)下がり。
八神 修
は意中のひと、七夜あおいとここにいる。
メイン会場の印象派展ではない。併設の写真展だった。飾られているのはすべて、一般公募選抜による猫写真の数々。
入場無料、肩の凝らぬ催しだった。
シンプルな展示だ。打ちっ放しのコンクリート壁に、大判のカラー写真が等間隔で掲示されているだけである。むしろその簡素さが敷居を下げたか、会場は意外なほどの観覧者で賑わっていた。
「この黒猫ちゃんカワイイ」
あおいもリラックスしている様子だ。瞳には明るい彩りがさし、口元にはずっと笑みがある。ツーサイドテールは豊かに流れ、照明の加減かうっすらと、白い光沢を帯びていた。
「この前」
写真の感想、他愛のない日常会話に交えて、ぽつりと修は切り出した。
「面白い夢を見てさ」
「どんな?」
「いまから一年くらい未来、俺たちは寝子高生なのに結婚してて……」
「面白いね。寝子高のみんなが所帯もちになってるってこと?」
修は少し考える。
ここでいう『俺たち』はもちろん、俺とあおいという意味のつもりだった。
過日修が見た夢では、修とあおいは結ばれており、同じベッドで朝を迎えるのである。
けれどあおいは『俺たち』を、『寝子高生ぜんぶ』と解釈した。
かわされたのだろうか――俺の気持ちを知っていてあおいは、あえてそういう方向に話題が発展することを避けたのだろうか。
それとも彼女は単純に、無邪気な発想に向かっただけか。
もう一歩踏み込むかどうか、修は逡巡したのだが、先にあおいは話を先に進めた。
「最近見た夢とえいえば、私も寝子高を中退する夢を見たよ」
「中退? 穏やかじゃないな」
「それで看護師になってるの。憧れの職業」
そう聞いた途端、修の頭に浮かんだのは看護師姿のあおいだった。
制服にナースハット、白いストッキング……清潔な服装は、きっと似合うに違いない。叶わぬ願いであろうとも、その夢を共有したかった。
「それは好都合だ」
修は手を打つ。
「俺は体が弱いから、医療従事者にはいつも感謝している。実際、医者を目指しているから、優秀な看護師さんは喉から手が出るほどほしい」
今からスカウトしたいくらいだ、と修が笑いかけると、慌てたようにあおいは胸の前で両手を振った。
「ううん、修くんほど真剣に将来の職とみなしてるわけじゃないの。保育士さんとか中学校の先生とか旅館の仲居さんとかみたいに、私の中にたくさんある憧れのひとつ、っていうくらいが正確かな。脳天気よね、高校生にもなって不真面目な夢見て」
「そんなことはない。どの夢も素敵だ」
それに、と修は猫の写真に視線を戻して、
「……医者になりたい、っていうのも俺にとっては憧れのようなものだ」
「どうして? 修くんなら勉強もうんとできるし、なれると思うよ」
学力の問題じゃなくて、と修は唇を歪めた。
「前に言ったかな? 父には、後を継ぐことを期待されている。講演会行事の世話係なんかで縁つなぎは既に始まっているし。ほら聞いたことあるだろ? 俗に言う地盤・看板・鞄って……ああいうやつ」
すごいね、とあおいは言った。
「でも私にはわからないかな……雲の上の世界って感じで……だから漠然としたことしか言えないけど、お父さんの跡継ぎになるのも立派なことだと思うよ」
「いや、これでももがいてるつもりなんだ、俺は。本心を言えば医学の道に進み難病治療に尽くしたい、って気持ちのほうが強い」
そこから先の話を切り出すには、さすがの修にも勇気が必要だった。
「かつて、大切な人を病で亡くしたから」
いくら取り繕おうとしても表情は翳(かげ)る。逆光で撮った写真のように。
「ごめん。もしかして私、修くんに辛いことを思いださせてしまったのかも……」
修は首を振った。すでに笑みが服している。茶化すように言う。
「なに、ちょっと自分語りしたかっただけだ。気にしないでいい。なんというか……俺にだって悩みはあるのさ」
ほらあの猫、と話題を変えるべく修は一枚の写真を指さした。
「きれいなハチワレ模様だ。テオそっくりじゃないか。もしかしたら本人かも」
それを言うなら、とあおいは応じる。
「本人ならぬ『本猫(ホンネコ)』?」
あおいにも、屈託のなさが戻っていた。
<< もどる
1
…
15
16
17
18
19
…
24
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
just another day
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
恋愛
定員
21人
参加キャラクター数
21人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年09月16日
参加申し込みの期限
2018年09月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年09月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!