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【七夕】灯りをつけましょ提灯に☆
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『えっ!? タイラそのかっこで祭りいったのか!? ユカタ祭りだぞ! ユカタを着ろよユカタを!』
『別にボクの勝手だろう。そもそもボクは持っていない』
『そーだ! 俺んちで母さんに一緒に着せてもらおうぜ!』
『何故ボクがわざわざ着なければ、……って人の話を聞けー!』
そんなやり取りされたのが小一時間程前の事。
昼のお祭りからの帰り道、
源 竜世
とばったりと遭遇した時点で
タイラ・トラントゥール
少年の末路は決まっていたのだろう。
突っぱねようとした瞬間すでに腕を取られ、力技にて竜世宅へ連行された。
息子から活き活きと説明された母、笑顔で頷けば二人分の着替えを出してくれて、タイラが物申すヒマも無く気付けば着付け完了していたわけである。
『もっかいお祭りに行ってきまーっす!』『ま、まて、トリ頭っ、転ぶ……!』
手を振って見送られて、現在の屋台通りに至っているという次第。
(なぜこれで平気で走り回れるんだ……それにアレは、女子用ではないのか?)
どうにも下駄というものに慣れなくて、その不安定さに落ち着かなそうに足元確認しながらゆっくり歩くタイラの正面では、竜世がわたあめやヨーヨーに目を輝かせて駆け出していた。
その浴衣、馴染みの無いタイラから見ても女の子の柄だと見て取れる。
あの朗らか~な笑顔、それでいて竜世とやはり似て押しが強そうな竜世母の顔が一瞬浮かんだ。
『似合ってるからよいかなって♪』そんな声が聞こえた気がした。
まぁ、本人が気にしていないのならば何も言うまい。
「タイラ、タイラッ、どっちが多くとれるかバトルだ!」
「いいだろう受けて立つ!」
ライバルから言われれば思わずギアバトルのノリ発動。
ヨーヨー吊り勝負に火花を散らせる二人の姿があった。
゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。..。.:*・゚
―― あっあのお店の10個で貰えるヨーヨー、サクラのつくってるヤツに柄が似てる……
ちょっと欲しいかも。
屋台の道を、いつもより瞳きらきらさせてせわしなく首を動かす
ノア・ベルナールド
を、叔父である
酢酸 朔良
は一歩下がった位置からついて行きながら、黙って見守っている。
提灯の灯りを映し込んだ若草色の瞳が、どこか安堵の色浮かべていることに今のノアは気付かないまま、見つけたヨーヨー釣りの屋台をまじっと凝視していた。
「ん? ヨーヨー? 欲しいのか?」
当然それに気付いた朔良から、あっさりと声がかけられれば早々に歩幅のある歩みはヨーヨー釣りへと向かっていた。
えっサクラ大人なのにやるの?
面食らった表情で後に続くノア。
ヨーヨー釣りしたいなんて子供みたいかな。そう考えていた自分はなんだったのかと思える、目の前を動く広い背中は全く気にした様子無く、のんびりした動作で彩り並べる水面へ向き合っている。
そうして一時後、手先が器用故かあっさりとノアが見つめていたヨーヨーを手からぶら下げ、琥珀の前へと差し出してきた。
「メルシー、サクラ」
ヨーヨー受け取る表情と素直な言葉に、頬や口元は動かないまでも朔良のノアへ向ける視線はどこか温かさを纏っていた。
とってもらったヨーヨーをパシャンッポションッと突きながら、再び屋台を巡る。今度は横に並んで。
先程より距離が近付けば、背丈の差によりプラチナブロンドのほぼ脳天しか見えなくなるわけだが、いつもよりはしゃいだその動きは何を訴えているか読み取りやすくなっているのかもしれない。
朔良は、またどこか一点集中する様子なノアに気付く。
「金魚も欲しいのか?」
「うえ!? えっ、なんで」
「見てるだろずっと」
「う、うん……ってイヤ見てるけどそうじゃなくて!」
生き物を飼う責任の重さは、中学生たるノアも重々理解している。
だからこそ、さすがにダメだよねと内心ほとんど諦めていたわけだが。
先程のヨーヨーと同じノリですくいに行こうとする叔父に、やや面くらってからあくまで呆れた風を装ってその顔を見上げた。
「……金魚なんて飼えるの?」
「水槽……と餌があれば飼えるだろ。明日買っておくよ」
『飼っていいの?』
そう聞きたかった言葉はちょっぴりヒネて口をついてしまったけれど。
朔良からは斜めった返答が来た気がするけれど。
遠慮する心が次第にほぐされていけば、ノアは朔良の真横へ立つと金魚すくいに手を伸ばす叔父の姿を見守る。
手先が器用以下略な捌きっぷりにて、またもあっさりと金魚をゲットした様には、サクラってもしかして……なんて新たな一面が見れた気がした。
「ふふ、家族が増えたね」
小さな水袋の中にいる出目金へ、琥珀を細めて珍しく年相応にいたずらっぽい笑みを向けるノアを
朔良はやはりただ見つめるだけ。
不細工だなぁ、そう嬉しそうに呟く声色はあきらかに金魚を可愛がっているのが耳にも届くと、またその瞳の奥の温度が高まったようだった。
「サクラ、俺ベビーカステラが食べたい」
「俺は……じゃあこっちのでも食べるか」
隣りに並ぶのにも慣れた頃になれば、すっかり屋台を満喫する言葉が互いの口から零れ出す。
はい、金魚のお礼♪ と言っては買ってもらったベビーカステラを、ノアは朔良の口へと放り込んだり。
一口食うか? と朔良から真顔のまま差し出されたイカ焼きへ、ノアが遠慮なくかぶりついたり。
―― なんか……ママンたちと来たときみたいだ。
戸惑うと共に湧く嬉しさ。
ちらり、と視線上げれば琥珀と若草色がぱちりと合った。
「楽しいか?」
「うん、とても」
「……そうか。よかった」
同じ提灯の灯りに照らされ伸びる二つの影が、道を曲がれば一瞬寄り添うように重なって見えた。
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担当ゲームマスター
蒼色クレヨン
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
1000人
参加キャラクター数
102人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年09月22日
参加申し込みの期限
2018年09月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年09月29日 11時00分
参加キャラクター一覧
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