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【七夕】灯りをつけましょ提灯に☆
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「ふふふ、創君そんな提灯を強く握っちゃ駄目ですよ」
「だってはぐれないようにしなきゃね」
「私の手ごと掴んでますよぉ」
「わざとだもん♪」
二人で訪れる二度目の七夕祭り。
浴衣祭りとも呼ばれるだけに、道中も色とりどりの衣たちを見てワクワクと心が高鳴ったけれど。
大好きな彼、
戌井 創
の浴衣姿を目にした瞬間、それまで見かけた浴衣の印象は全て上書きされた。
赤茶色の生地の上に、真っ白な細いストライプ。そこから蛍のシルエットだろうか、同じ白柄でストライプから覗くような柄が控えめながら可愛らしい。
添木 牡丹
はそんな彼を何度もうっとりと見つめている。
今年も去年と同じ、黒地に牡丹柄の浴衣を着つけた自分へ『とっても似合ってるよ!』と真っ先にくれた愛しい人。
―― 去年は色々とありましたけど……うふふ、今年はどんな事があるのかしら、楽しみ♪
創も一緒に家を出る時から、まるで初めて恋に落ちたような甘いドキドキを抱いていて。
去年よりも、昨日よりも、今日のぼたん先輩が一番可愛くて綺麗。
空はちょっと曇ってるけど、これくらい暗い方が先輩の手をぎゅっと握って引いてあげられるし!
別にちょっぴり怖いからじゃないよ?
意気込んだ心には星が見えないことなど関係無かった。
二人の心の中は、いつだって満天の星空模様が広がっているから。
「……って、あら? もしかして迷子になっちゃいました?」
「ほんとだ。夢中だったから僕も気付かなかった」
何に、と聞いては野暮である。
暗がりに提灯のポォッとささやかな光。弾んだ会話をしながらも、ちょくちょく互いの繋がれた手の甲へキスなど落としたり、少しでもこの時間を長くしたくて、(後ろから人が来ないか確認しつつ)湖のほとりで寄り添って道草したりなどですか? と聞いては馬に蹴られてしまうのである。
道が分からなくなってもなんのその。
お互いの存在を、しっかりと寄り添った体温から確認していればなにを恐れる事があろうか、といった体で。
「大丈夫ですよ、創君。私が付いてるから!」
「先輩っ、それは僕に言わせてほしかったー!」
「だって私が創君を全力で守るんだもの」
「僕だってそうだよ! でもうん、先輩と一緒だからね。迷子になるのも楽しいよ、なんてね」
ちろりと可愛らしい舌を出してみせる創を見ては、愛しさ募る牡丹がぎゅうっと抱き付いた。
嬉しそうに抱き締め返す創の耳に、『こんな時去年みたいに飛べたらいいのに……』と呟く声が聞こえれば
ろっこん発動した嗅覚なら人のいる方向分かるかなー、なんて考え始める創。
やっぱり女の子をずっとこのままにするのは忍びない。それが大切な人であれば尚更。
と、そんな二人の下へも降り立つ白いモクモク有り。
「え? 何?」
「雲だ!」
まるでドーナッツのような、永遠を示す指輪のような、輪っかを作った白い雲。
牡丹を守るようにして一歩前出ていた創の肩をつつく感触に、黒いまん丸の目を向けたらグレーの瞳とパチリ合った。
乗ってみる?
アイコンタクトで気持ちを伝え合えば、おそるおそる、二人同時にその輪っか雲へと足を乗せる。
「ふわ……っ」
「乗れたね! すっごく気持ちいい感触だし」
感動を分かち合っていれば、雲が浮き上がっていく様子に繋いだ提灯持つ手に改めて力が込められる。
真ん中の穴からさすがに落ちないように、とお互いにしっかりと支え合いながら。
地面が離れていく代わりに、どんどんと夜空が近くなっていけばその目に飛び込んできたのは満天の星空と、二人に祝福を与えるように瞬く天の川。
一時、純粋に星たちに見惚れてから牡丹の視線は創へと向いた。
「綺麗ですけど……創君の方が何倍も輝いて見えます」
「そ、それを言うなら先輩だって……! 星灯りに照らされて、先輩の顔もよく見える、し」
「創君、ここ、ちょっぴり肌寒くないです?」
「……うん。じゃあ、僕が温めていい?」
何よりも、誰よりも、愛しい人が一番星。
唯一の触れる星に手を伸ばし合って、全身で温もりを共有する。
少し顔を離した創が、辺りをきょろきょろする仕草見せれば、牡丹は察して瞳を閉じて待つ。
その様子を照れくさそうに見てから、それでもここは誰にも譲らないとばかりに、創は自身の唇をほんのり開かれた紅色へと重ねた。
今はこれで、なんて囁き合ってからもう暫くお互いを抱いたまま星空を見上げるのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
蒼色クレヨン
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
1000人
参加キャラクター数
102人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年09月22日
参加申し込みの期限
2018年09月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年09月29日 11時00分
参加キャラクター一覧
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