this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
【七夕】灯りをつけましょ提灯に☆
<< もどる
1
…
45
46
47
48
49
…
84
つぎへ >>
「肉モノはやっぱ外せねぇし、はし巻きも売ってんじゃん。イカ焼きに串焼きイイ匂いさせててヤベェ」
「楢木さん、広島焼きと焼き鳥もこっちにありますよ」
「それも買いだな。ああでも、じゃがバタも捨てがてぇぜ……っ」
「じゃ、まとめて買っちゃいましょう。あとおやつにベビーカステラと。
僕、リンゴ飴で葡萄の耳付っていうの食べてみたいです」
「そういや弦月も甘いもん好きだったな。暑ぃーしカチワリも買ってくか! 持てるか~?」
「余裕です」
食えるか? という言葉は出てこない食べ盛り組、
呉井 弦月
と
楢木 春彦
はまず腹ごしらえと称して屋台を堪能中。
それぞれが高校・中学の制服姿か私服で時折会う中、今回は互いに浴衣姿。
折角ゆかた祭りっつーくらいだし着てった方がイイか、と春彦は濃いカーキに今にもそよりと揺れ動きそうな竹柄。
春彦から誘われて快く参加を決めた弦月の方は、白ベージュ地に蔦模様。
本当はここにもう一人居る予定だったのだけれど。
―― 呉井は予定ありっつってたけど……まさかアイツまでデートじゃねぇよなぁ?
今隣りで次々と食べ物を淡々と買い込んでいる弦月、その兄の姿を思い浮かべる。
最近自身の周辺がリア充に富んできた気がしている中、揶揄うネタが出来るのはいいのだが。
正直心に一陣の哀愁が吹き抜ける瞬間があるのも否めない。
―― 陽太、予定があって断ったらしいけど……何だろう、妙に引っ掛かるな。
共に誘われたはずの兄が来れない、と聞いたのは春彦の口からだった弦月も、最初はどこか浮かない顔で家を出ていたが。
まぁ、いいや、僕は楢木さんとお祭りをいっぱい楽しもう。
と、心中どこかでヤケ食いに近い共通な思いを抱きつつ、二人は暫し食い倒れツアーを満喫するのであった。
゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。..。.:*・゚
手慣れていたせいもあったのかもしれない。いや、いつもの癖だろうか。
無意識に浴衣を着ていた。だから催されていたお祭りに足を向けた。誰の目が見ても、全てが一連の自然な流れになるように。
当ても無く定まらぬ視線を動かして、行き交う人々を眺めていた
弥逢 遊琳
が、漸く己が自我を意識したのはメールを中途半端に打っていたあたりだった。
―― 逢いたい。傍に居てほしい。
嘘偽りない気持ちは、抑制しなければという意思に反して湧き出すもの。
その気持ちに素直に従わないのも、己が己である為に必然であるから。
遊琳にとって、自身の意思が相手を曲げる事は決して許せることではないから。
だからせめて相手の意思に委ねる形で、断りやすくなるような軽いお誘いをしたためようと思った、のだと推測できるけれど。
「……愚かで浅はかな僕の馬鹿……」
誘い文句が分からなくなっている自分に気付いた、が、刹那遅かった。
半端な思いが滲み出ている気がする文を読んで、消そうとしたらば……誤送信してしまった後だった。
先の台詞はこの言いようのない待ち時間中のもの。
誤送信のすぐあとに、相手を間違えたとか言い訳などいくらでも出来たはずなのに、それをしない自分への叱咤と零れた本音。
そうこうしている内に、うごめく黒い人波の中に月色が見えれば、遊琳は琥珀に諦めの色を宿した。
「……ああ、来てしまったか。ごめんね、急に誘ったりなんかして」
「いいえ~。ちょうど空き時間だったので」
忙しければ遠慮なく伝えて来る彼だと信じられるから、遊琳は微かに心の緊張を解く。
全てほどくことは出来ないのは、やはりどこかで己が言葉が相手に影響を与えていたらという不安を纏うから。
恥ずかしいのとは違うけれど、顔は見られそうにないや。
いつも通りといえばいつも通り。
魅せられない体たらくを思いつつも、どこか半分思考が空っぽになったように自身にピンとこないまま、遊琳は相手の歩調に合わせ歩き出していた。
―― 誘おうかどうしようか悩んでいる内に誘ってしまった、っていうのが
顔にありありと書いてありますよねぇ。
今の遊琳を見て、隠されている挙動不審気味な空気を感じ取れるのは彼、
加瀬 礼二
くらいであろう。
そうさせているのが他ならぬ自分の存在であると自覚している故に。
―― 大方俺とどう接したら良いかわからなくなってるんでしょうが……
ほぼ地面を見ながら、それでもお祭りらしい行動を恐らく無意識にとっている遊琳の横顔に視線を送る。
『あ、葡萄飴買った。……のは自分か』、そう聞こえてきそうな、葡萄飴持ってから不思議そうな色を表情に乗せているのを、どこか面白そうに観察する。敢えて指摘はしない。
ただねぇ、そうやってるとその内……なんて、礼二が思考していたところへ遊琳から控えめな声が鳴った。
地表付近の履物を見飽きたのだろうか、遊琳は人波を少し抜けた先に受付と書かれた看板があるのを指差していた。
「もう少し、付き合ってくれる?」
「構いませんよ~」
こういう時の無防備なセンパイって、何かやらかすんですよねぇ。
そう心中で呟いてから、にっこり微笑んで礼二も遊琳の後に続いた。
<< もどる
1
…
45
46
47
48
49
…
84
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
【七夕】灯りをつけましょ提灯に☆
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
蒼色クレヨン
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
1000人
参加キャラクター数
102人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年09月22日
参加申し込みの期限
2018年09月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年09月29日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!