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【七夕】灯りをつけましょ提灯に☆
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押しの強いおばちゃんスタッフの猛攻に例外は無い。
当然、教師であっても。
「……えーと、これは一体……?」
「あの、尚輝先生……恐らく、これの事じゃないかと……」
淡い期待を込めて、
御巫 時子
はこの七夕ちょうちん散歩の受付付近まで歩いて来たところ。
そうして織姫彦星の加護か、奇跡は起こった。
本日二度目となる、意中の人と再び出会えたのである。しかも、どうやらペアとして認定された模様である。
のんびりした普段の時子の言動とは裏腹に、一瞬で事態を飲み込めばさり気なく、未だ困惑を纏っている
五十嵐 尚輝
先生へとイベントの立て看板を控えめに指差して見せた。
―― やっぱり何度会っても嬉しいです……。
ああ成程……と看板へ視線やっている尚輝の傍で、時子は静かに幸せを噛み締めてからまた勇気を振り絞る。
「その、提灯渡されたことですし……良かったら」
「折角のお祭りで、こう何度も教師と一緒で御巫さんはいいんですか?」
「勿論です」
むしろ尚輝先生がいいんです、と続けようとした言葉はどうしても喉元で止まってしまったけれど。
生徒とはいえ女性に恥をかかせる訳にはいかないですね、と了承してくれた尚輝の隣りへ、時子はいそいそと寄り添った。
提灯を持ち合う為、というこの上ない理由に背中を押されるように。
゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。..。.:*・゚
ちょうちん散歩の受付はここか。
連れを置いていく勢いの歩みで、目的の場所に先に辿り着いた
獅子目 悠月
。
暗がりでもよく分かる、浴衣姿の美少年が現れればスタッフの、とりわけおばちゃんは張り切るというもので。
「ん? いや、俺は一人では……」
すでに受付済ませた、数人の女子グループから熱い眼差しが飛んでいれば、スタッフのおばちゃんが悠月をその内の一人と組ませようとグイグイ背中を押してきた。
誰と会話して来るでも無く、表情も羞恥を抑えようととりわけなんの感情も浮かべないようにしていれば、完全にお1人様と思われた模様。
意外に強い力で戸惑う悠月の足が強引に流されかけた、そんなところで、
「Mi dispiace.その人俺の連れだからさ~」
悠月の細い腰がグイッと引き寄せられた。
オルカ・ヴィヴァルディ
がいつの間にか真横に立っていて、女子グループとおばちゃんへスマートな微笑み後ウィンクを送り、さり気なく悠月を誘導する。
おかげで黄色い歓声は上がったものの、特に悶着なども起きず二人はペアとして提灯を無事渡された。
「いや~危ないところだったね~」
「離せ」
「そんなツレナイ事言わないで~。ほら、ロープウェイはあっちだって~」
「分かっている」
助けられたのは自覚していても、それでもまだ恥ずかしさの消えない悠月が己の腰に当てられたオルカの手を払う。
ロープウェイの中でまでも、終始沈黙続ける悠月をただオルカは熱い眼差しで見つめ続けるのみで。
―― この状態で散歩するのか……しかも提灯を一緒に持って。
自分が意地を張っているのは分かっているけれど。
正直、溢れ返って叫びたいのを必死に堪えていたのを、あんな方法で飲み込ませられたら意識するなという方が無理だろうと、八つ当たりにも似たモノを悠月は持て余していた。
挙句肝心のオルカ本人が、けろりとしていれば……やはりその口から時折放たれる口説き文句のようなものは、信じるわけにいかないのではと切なさすら湧き上がって来て。
なんと厄介な想いを抱えてしまったのだろう。
悠月の周りがなーんかグルグルしてる気がするんだよねぇ。
原因は分かり切っているとして。さてどーしようかな。
オルカとて気まずさが無いわけではない。
しかしあの悠月をこうまで頑なにさせているのは、他ならぬ自分だと思うと。
悠月の中を今占めているのが、自分の存在なのだと言われているも同然なのだ。
あそこであの色香に負けずに押し倒したい衝動すら我慢したのだから、現在の頑なな悠月ごと堪能くらいしても許されるんじゃないか。
ロープウェイを降りた瞬間、提灯を握り合う際にオルカはさり気なく悠月の指を己のと絡ませた。
訝しんだ表情浮かべて開かれようとする口元、その一挙一動をオルカは楽し気に眺める。
「おいオルカ、手を握る必要はないんじゃないか」
「あれ~悠月ちゃんと説明聞いてなかったの~? これが正しい持ち方だよ」
「む……」
ちょうちん散歩についての説明が為されていた間も、若干上の空だった自分を思い返せば
悠月は不満げながらも、それ以上言い返すことは出来なかった。
勿論、オルカの嘘なわけだが。
結局指を絡ませ合ったまま、提灯を持って散策へと乗り出すことになった。
゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。..。.:*・゚
お1人様で来たコが、受付前で立ち往生している姿も。
「七夕ちょうちん散歩? へちまとささのは……へちまにしようっと!」
と、張り切ったはいいものの、説明聞けばペアで散策するとのこと。
そっかぁ、と
曖浜 瑠樹
の口から残念そうに溜息が漏れたところで、いつの間に立っていたのか、自分の真横に人影あれば『ほえっ?』と見上げた。
もしかして、ペアになってくれた人、なのかな!
「曖浜瑠樹だよぉ、よろしくなぁー!」
元気にご挨拶してみる。
すると人影の女性は、ことりと首を傾けて瑠樹を見つめると言葉を返してくれた。
「
嘉渡洲 稀跡
よ……よろしく、曖浜さん?」
「瑠樹でいいよお」
「じゃぁ……瑠樹さん」
瑠樹と同じく、ちょうちん散歩というのはどうのようなものかしら……受付周辺を眺めていたらば、流されるように背中を押されて立ち位置を決められていたらしい稀跡。
抵抗なくその場の雰囲気に流されておく。ただし、小学生相手への呼び方は流されるより稀跡当人が呼びやすいふうに。
一緒に三夜湖を一周しようなぁ! と満面の笑顔を向けられれば、『ええ、頑張るわね』と表情変えぬまま拳握ってノる稀跡の姿があった。
゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。..。.:*・゚
古風さ醸し出すシンプルな浴衣が、提灯のぼんやりとした優しい光を背負って道をゆく。
その腰の帯には決して落ちぬようにしっかりと挟まれた扇子。
黒地に黄金色の模様描く雅な羽部分は閉じられていても存在感がアクセントになって、浴衣全体に雰囲気を与えている。
大切だからこそいつも身の傍に。こういう情緒のある場所ならむしろ一緒に見るつもりで。
鴻上 彰尋
は時折その扇子に手をかけ、そこに在るのを確認しながら目当ての看板捉えればホッと胸を撫で下ろす。
―― ちょうちん散歩、ここか。
受付でへちまコースを選びながら、三夜湖の方までの道のりも相手の人と一緒かな? と思案顔。
このお祭りの催し物の一つ。ペアでの散策であり、お一人で来た人はタイミングやご縁によりランダムに決まるのだと噂に聞いて、それはそれで趣が合って面白そうだ、と彰尋はやって来たわけであった。
ロープウェイで近くまでいく様だし、その間にお話しして少し仲良くなれたら良いかな……。
知らぬ人であれば緊張しそうだけれど、事前にこういう事話してみようと考えておけば心の準備は出来そうだろうか、などと巡らしていたその瞳に、奇跡が舞い込んだ。
突然華やかな浴衣柄が飛び込んできたのである。
二度見三度見の如く何度もまばたきして、夢でないことを確認してから彰尋はやっと声を掛けた。
「あれ、あおい、さん?」
「わー彰尋くんだ、また会えたねー♪」
あああ俺の台詞っ、とすぐ言えなかった慎重すぎる自身の心にちょっぴり哀愁感じつつ、それでもここへは
『また逢えたら……いいな』と思って来た気持ちもあったから。
手を振りながら寄って来る彼女へ、彰尋も嬉しそうに手を振り返す。
一人、なのかな、とサッと視線で確認して、今度こそ自分の口からと気合を入れて、あおいへ気軽なトーンでお誘いをしてみれば
彼女がにっこりと笑顔で頷くのとスタッフのおばちゃんがよいえがおで提灯を渡してくるのが、ほぼ同時。
『あの後も何か食べたりした?』『うん、色々~』なんて、道中のロープウェイの中で早速和やかに会話する声がしていた。
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グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
1000人
参加キャラクター数
102人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年09月22日
参加申し込みの期限
2018年09月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年09月29日 11時00分
参加キャラクター一覧
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