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○ムラーノ島の硝子工房の娘
休日に、風で帽子を飛ばされ海に落としてしまったの。
ついてないわ、と思ったとき、帽子に糸のようなものが伸びた。
不思議な力で糸は帽子を手繰り寄せて、その先に見知らぬ彼がいたわ。
笑顔で帽子を差し出してくれた彼に、私は声をかけた。
「ありがとう! 観光客?」
明らかに外国人の顔だちだから通じることは期待していなかったんだけど。
笑顔で返事を返してくれたわ。
「気付いたらここにいた。美しいポニテに誘われたんだな」
と。
私は自分のポニーテールの髪を撫でた。まんざらでもない気分だったわ。
「島を案内するわ。帽子のお礼も兼ねて」
鎌八 まもる
と名乗った彼は、オルガンの音に合わせ歌ってみたり、工芸品を見て子供のようにはしゃいだわ。
「綺麗だな! これ、ヴェネチアングラスってやつ?」
「ええ、それはうちの硝子工房で作ったものよ」
私が言うと、彼は、
「すげえな、俺にも作り方教えてくれない?」
と言いだした。
工房は熱いし体力だっている。すぐ音をあげると思ったわ。
けれど家に戻り簡単な細工を教えると、彼はいつまでも楽しそうに作業していた。
そのまま彼は家に留まったわ。
工房に来る見学客の通訳までしてくれるので驚いた。
何か不思議な力で、どこの国の人とも会話出来るようだった。
決して賢そうに見えないのだけど、人はみかけに寄らないものね。
工房で、彼は時間があれば硝子で筆先をひねったようなものを作っていたわ。
「何、それ?」
「見ての通り、ポニーテールだよ」
色硝子で様々な色と形があるそれを、
「これは飼っている馬の色。こっちは友達の髪の色」
と説明してくれた。
友達の髪、と聞き私は何故か嫌な気分になった……。変わった趣味だなとは思ったけど、そのせいじゃないわ。自分でもよくわからない。
そんな私の気持ちに気づくことなく、彼は笑顔で硝子細工を見せた。
「これは君の髪の色だ。あげるよ」
決して上手くない作品だが、嬉しかった。
「いいの?」
「この色は二つ作ったから大丈夫」
こんなことで機嫌を良くする私も不思議だった。
そして私は思いついたの。
彼の愛馬の硝子ポニテに胴体を作ってやろうって。
彼に内緒でこっそり作業したわ。
うん、ぴったり。
でも喜んでくれるかしら?
何食わぬ顔で私は、胴体のできた彼の愛馬を他のポニテに混ぜておいたわ。
「あれ?」
彼は、すぐにそれを見つけて目を丸くした。
そして嬉しそうに言ったわ。
「見てくれよ、俺の愛馬に胴体が生えてきたよ!」
自然に生えてきたと思い込んでるんじゃないかってくらい、無邪気な笑顔だった。
「気に入った?」
「もちろん! ポニテもいいけど、本体があってこそポニテは輝くもんだ」
私も笑顔になったわ。
硝子工房の娘でよかった、と思えたの。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
茄子りんこ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年11月01日
参加申し込みの期限
2018年11月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年11月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
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