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呪いの魔剣
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「うわぁ、真っ赤な月。何か不吉な予感……」
すっかり暗くなった夜。
白 真白
の頭上には血のように赤い三日月が輝いていた。まるでそれはこれから惨劇が起るとでも言っているかのようですらある。
「んん?」
それはまるで赤き三日月に誘われたかのように唐突に真白の前へと現れた。
地面に突き立つかのように垂直に立つ黒い剣。形状からすればロングソードと言う物に近いだろうか?
だが、普通のロングソードとは違う点があるのは一目瞭然だ。何故なら、この剣には柄に全てを呪うかのように血走っている眼球がついており、更にはグリップ辺りからは昆虫の物に近い脚が幾つか生えているからだ。
そもそも仮にそれらの特徴がなくともこのような道端に剣が無造作にある事自体異常と言えば異常なのだが。
「もしかして……魔剣って奴かな? 如何にも呪われてそうだし」
真白が良く見てみれば時折黒い靄のようなものが噴き出して見えているようにも見える。
果たしてこの剣が一体何なのか? それは真白には解らない。だが、1つ理解出来る事はある。それは――この剣の化け物が真白を獲物として見定めたのだろうという事だ。
「ま、人に危害を加える前に倒さないとだね」
そう真白は呟くと、ポケットから白いリボンを取り出す。このままでは到底武器になり得ない物だが彼女からすればそうではない。
何故ならば、真白には『鋼の如く』というろっこんがあるからだ。力を流し込むイメージをする事によって発動するこのろっこんは対象物を硬化するという能力を持つ。つまりはリボンの端と端を持ってろっこんを使えばリボンであっても鋼の如く硬い武器になるという事だ。
「さぁ、こっちは何時でも良いよ。おいで」
尋常ではない雰囲気の剣の化け物を前にして、明るく笑ってそう言う真白。黒と白と対照的な色合いである両者だが、その様子さえも対象的である。
まるで生きる物全てを殺し尽くさんとさえするかのような魔剣と全てを受け入れるかのような眩い少女。両者の出会いはまるで運命のようであり、だからこそ排斥し合う事もまた決まりきった事であった。
金属が擦り合うような音がしたかと思えば剣の化け物がその切っ先を真白へと向けて飛びかかって来る。
その速さはかなりのものではあったが、真白は冷静にリボンの剣を切っ先に合わせて受け流した。だが、勢いが乗っていたその一撃を完全に受け流す事は出来ず、しかし流れに逆らわないように動き、上手く態勢を崩さないようにしていた。
「うん、流石に見た目通りの重さはあるよねぇ」
ろっこんにより武器を得ている真白ではあるが、剣の扱いそのものは見様見真似であり、経験が豊富とは言えないものだ。
それに真白にはもう1つ懸念点がある。女性として見た場合でも体格的に恵まれているとは言えない彼女では体力的にどうしても不利なのだ。
(長期戦は不利。だから、短期決戦が望ましいね)
油断なくリボンの剣を構えながら、心の中で呟く。その間もけして笑みは絶やしていない。
「ん……?」
すると、剣の化け物が黒い靄を纏い始める。一体何事かと真白が思うと、突如として黒い靄で構成された腕が伸びてくる。
「うわっ、何っ!?」
余りの事に咄嗟にリボンの剣を振り払うように振るう真白。リボンの剣に払われた触腕はまるで塵にでもなるかのように虚空へと消え去って行く。
だが、まるで真白を欲するかのように殺到する触腕はまだまだ存在している。
しかし、同時に剣の化け物は鎮座するかのようにその場から動いていない事を真白は気付いている。
この触腕自体はリボンの剣で払う事が出来るとあって、真白は今がチャンスだと考えていた。
「ふっ! 隙ありっ!」
道を開けるように目の前の空間を薙ぎ払う真白。彼女に殺到していた幾つかの触腕は消え失せ、そのままの勢いを持って魔剣へと突撃する。
驚愕を現すかのように瞳孔が大きくなる剣の化け物の眼球。しかし、真白の狙いに気付いたところで既に遅い。
真白を追いすがる触腕を振り払うかのように眼球、脚、そして剣本体へとまるで舞のようにリボンの剣による連撃が叩き込まれた。
金属が軋むような嫌な音。そして、それと同時に黒い魔剣は粉々に砕け散るのであった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
昂祈
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
定員
10人
参加キャラクター数
7人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年09月04日
参加申し込みの期限
2018年09月11日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年09月11日 11時00分
参加キャラクター一覧
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