this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
呪いの魔剣
1
2
3
4
5
…
8
つぎへ >>
「……ふぅ。今日は、ちょっと痛みが酷いわね」
時は深夜。寝子島に住まう多くの人々が眠りに落ち、すっかり静まり返っている時間。
朝鳥 さゆる
は人気のない通りを彷徨うように歩いていた。
いつも服用している睡眠薬に頼っても寝る事が出来ず、自傷行為めいたセックスにも溺れられずにいた。それと言うのも今夜はやけに皮膚の裏側からせりあがる疼痛めいた痛みが酷いのだ。
眠りにも落ちる事が出来ず、何かに没頭する事で忘れる事も出来ず。寝静まった夜とはまるで真逆な自分にさゆるは取り残されているかのような感覚さえ覚える。
「……何?」
すると、ふと何かの気配をさゆるは感じていた。夜よりも濃密な闇の気配。この世には本来ない違和感だ。
その気配の元は奇妙な存在だった。西洋の剣のようであったが全体が黒に染まっており、何よりも持ち手のところに血走った眼球があり、更に昆虫か何かのような脚が幾つも生えているのだ。
血が滴り落ちるような月明かりが、有無を言わさぬ剣呑さを醸し出していた。
「っ!」
血走った眼球とさゆるの目が合う。すると、剣の化け物が黒い靄なようなものを噴き出す。
刹那の瞬間。何かを斬るような動作をする。それを見たさゆるは頭で考えるよりも速くにろっこんを発動させていた。
反応速度が強化されたさゆるの身体は、一瞬の間にその場を離脱していたが、先程まで彼女がいた場所の背後にあった壁が粉砕された。
(地面に痕が残っている。地面に沿って進む衝撃波、と言ったところかしら)
冷めたような目でさゆるは地面についた痕と破壊された壁を一瞥すると、視線は再び剣の化け物へ向けてから即路地を駆け出す。
一か所に止まってはあの衝撃波で攻撃をされるだけと考えたのだ。さゆるが背後から感じる気配から察するにあの剣の化け物はそのまま追って来るようだった。
しかし、どうしたものかとさゆるは思う。素手で戦うのは無理があるし、普段から持っているバタフライナイフでも流石に分が悪いだろう。
路地を走りながらそんな思考を巡らせていると、片隅に棒のようなものが転がっているのが見えた。近寄って手に取ればそれは鉄パイプのようである。
(これなら多少はマシかしらね)
鉄パイプの感触を確かめるようにさゆるは素振りをする。すると、背後から何かが地面を抉るように進む音が聞こえる。
「また、ね」
しかし、未だろっこんを発動させているさゆるはその攻撃を用意に横に飛ぶ事で躱す。少し離れたところに剣の化け物を視認し、鉄パイプを構えながら少しずつ接近していく。
そこで再び剣の化け物から黒い靄のようなものが噴き出る。これは最初の時に見た兆候であり、つまりはあの衝撃波が再び来る。さゆるはそう予測を立て回避を行おうとするのだがそこで予想外の事が起きた。
「これは……?」
剣を振るうような動作は行わず、黒い靄を突き破るようにして黒い腕のようなものがさゆるへと高速で伸びてくる。言うなれば触腕と呼ぶべきか。
衝撃波に備えていたさゆるは思わぬ攻撃に不意を突かれ、その触腕に絡めとられてしまう。
「ふぅ。……油断したわね」
ぼやくようなさゆるの呟きを無視して、長い触腕は彼女の四肢を拘束する。
感触としては妙な感覚だ。毛とはまた違う何とも言えない感触だが、どうにも不快感が付いて回る。
幾つかある触腕の一部はさゆるの手足を拘束して動けないようにしている。そして、残りの触腕と言えば何をするでもなく宙に浮いているのだが、何をするつもりなのかは直ぐに判明する事になる。
さゆるの身体に絡みついてきたかと思えばまるで味見するかのように身体を這いより始めたのだ。
「んっ……」
その腕についている指で頬を擦ったり、服の上から確かめるように様々な場所を探ったりしていく触腕。
何時の間にかだいぶ近づいて来ていた剣の化け物は相変わらずの風貌だが、さゆるはその血走った眼からはどことなくベッドの上で感じる劣情に似た色が見えた気がした。
果たしてこの化け物にとってさゆるは極上の獲物だったのか。それはさゆる自身には解らないが触腕の行為はエスカレートしていく。
太ももを撫でるように這ったかと思うと遂には服の中へと侵入し、胸や尻にさえ到達する。人間のように息を荒くする事はないが、明らかに夢中になっているのだ。
首筋、太もも、胸、尻。様々な箇所にまるで何かの痕をつけようとしているかにように弄る触腕。それに合わさるかのように快感の吐息を漏らすさゆる。
「っ!」
さゆるが油断したように剣の化け物もまた油断していた。既にさゆるはまな板の鯉であると。
だが、さゆるは気付いていた。この触腕が自らの身体を弄る度に触腕の拘束が僅かながらに綻んでいる事を。更に言えば、彼女は未だに鉄パイプは離していなかったのだ。
一瞬の隙をついて腕が拘束から逃れる。快感を感じているようなさゆるの様子は全てフェイクだった。
拘束から逃れたさゆるにより鉄パイプが眼球に振り下ろされる。どうやらそこは弱点だったのか、大げさな程の悲鳴を上げる。
そこからは最早一方的な展開だった。まさかの反撃を喰らった剣の化け物は鉄パイプの連打を浴び続けるだけであった。
「……女を自分の胸の中に抱かせるときほど、無防備な瞬間はないのよ」
1
2
3
4
5
…
8
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
呪いの魔剣
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
昂祈
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
定員
10人
参加キャラクター数
7人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年09月04日
参加申し込みの期限
2018年09月11日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年09月11日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!