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心の刃を胸に抱き
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◆
もう何度目かもわからない影との打ちあいの中、遥斗の耳を、波の音が優しく撫でた。次いで、足元で砂埃が舞う感覚。
海岸に達したことは明白で、ならばもはや遠慮は無用。
握りしめる力に、竹刀の柄がきりりと音を立てた。短く、されど鋭く息を吸い込んで、竹刀を振り下ろす。
その直前、破裂音にも似た衝撃。
影の一撃が、竹刀を弾いていた。唯一の得物が、夜闇の中へと溶けていく。
「……しまった」
返す腕の袈裟懸けの一閃を、ほとんど倒れ込むようにしてかわす遥斗。
舞い上がった砂に軽く咽ながら起き上がり、手では辺りを探り続けている。
何かないか。
竹刀に代わるもの。ろっこんを発動するに足る、長得物は。
けれど手は砂をかき分けるばかりで、ときおり触れるものがあったとしても石ころか、貧相な枝程度。
もっと機敏だったなら、こうならずには済んだものを。悔いる彼をあざ笑うように、影が音もなく近づいてくる。
影が跳ぶのが見えて、遥斗の心臓もまた跳ねた。多分、影はとどめを刺そうとしている。
途端、頭の奥が熱を帯びる。悔しさが、嵐のように頭の中を吹き荒れていく。
終わるのか。未熟の故に、こんなところで終わるのか。
――否。
終われるものか。
刹那、手の中に新たな感触が生まれた。重く、冷たく、そして確かに。
「……これは」
砂の中から引き上げた手に握られていたのは、鈍い光を放つ一振りの鉄槍だった。
その輝きが、影を暴く。今しも長く鋭い腕を叩きつけようとする異形に、その後ろには影の獣と、鋸を持った殺人鬼のような影。
砂を蹴立てて踏み込み、夜を揺らさんばかりに吼える。
「うおおおおおおおっ!」
そのものの重さに半ば身を任せるようにして、槍を振り回す。風が唸り砂埃の舞う一撃が、跳び上がった影を横一文字に引き裂いた。
その勢いのまま、今度は一気に振り下ろす。
壮絶な炸裂音と共に、ろっこん『風の籠手・進』が発動。
海へと届き波を起こすほどの風が吹きすさび、鋸を、獣を、木っ端のごとくに吹き飛ばした。
槍はいつのまにか消えてなくなった後、遥斗は竹刀を探して無人の海岸を一人歩きまわっていた。
幸いにして、すぐにそれは見つかった。砂にまみれてはいたけれど、壊れてはいないようだ。
「……まだまだだな」
細かな傷が刻まれた竹刀を、傷だらけの遥斗は両手で握りしめていた。
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担当ゲームマスター
風雅宿
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
ホラー
バトル
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年08月28日
参加申し込みの期限
2018年09月04日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年09月04日 11時00分
参加キャラクター一覧
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