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バニーさん VS パンツさん ~ハチミツを添えて~
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■思惑と対策
星ヶ丘ヒルズの最上階、63階に住まうカァリ夫人の元に届いたバニー団からの予告状。
「あぁ、なんということでしょう……」
先日、主人を失くしたばかりであるカァリ夫人の顔が青褪める。
「ご安心ください、奥様……。私達が、黄金の林檎を必ずやお守りいたします、ね……」
蜜蜂警備隊の一人、
御巫 時子
が眉を下げカァリ夫人の手をそっと握れば、カァリ夫人が「ありがとう……」とか細い声を返す。そんな夫人の姿に、時子は黒く大きな瞳に決意を燃やすのだった。
そんな時子たちの隣では、2人のメイドが不安な表情を見せていた。
「怪盗団なんて怖いですわー」
うっすらと灰色がかった白髪を縦ロールに整えた長身のメイド――
アイオ・キャンドライト
が、己の身体をきゅっと抱いた。
普段ならキラキラ輝いているであろうその瞳は、今は怪盗団の予告状という恐怖に怯えの色を見せている。
「レイ、そう思いませんこと?」
「はわわ、大変ですぅ!」
アイオに声をかけられた青のメイド服姿のレイ――(寝子島ネーム:
滝原 レオン
)もあわわと周りを見回した。
いつもならば優雅にティータイムを楽しむ時間。
しかし今は皆がいる63階フロア中は勿論、星ヶ丘ヒルズ全体を黄色×黒カラーの警備員達が闊歩している状況だ。
「なんだか騒がしいです……」
レイは呟いた。
蜜蜂警備隊の中には時子のような柔らかな印象の女性もいるが、やはり多くは屈強な男性たち。
悪い人達ではないことはわかりつつも、いつもの優雅な空間を知っているからこそ、ここが別の空間に思える程。
(それに……)
カァリ夫人の沈痛な表情。
「胸が痛みますが……私はお仕事をするしかないのです」
レイが緑色の瞳をやや伏せれば
「同感、ですわね」
アイオも大きく頷いた。
時子はそんな2人のメイドのやりとりを見ながら、上司である蜂形に歩み寄った。
「警備は万全の態勢で行っております……。私は少し見回りをしてきます、ね……」
蟻一匹通さない程、強固なセキュリティは築いた。人員の確保も十分だ。しかしだからと言って油断はならない。
相手は名うての盗賊団。更に注意深く意識する位でも足りないかもしれない。
キリリと引き締まる時子の表情に
「あぁ、頼んだぞ」
蜂形は大きく頷けば、時子は部屋の外へと歩いて行った。
*
その頃、バニー団本部。
「情報は出揃っているわ。この手順で行くわよ」
真っ黄色のバニースーツに身を包んだ金髪縦ロールバニー、バニ・ザ・ドリルが目の前のバニー団員達に指示を出す。
それを真剣な顔つきで聞くのは
青山 絢
。
黒のエナメルカラーのバニースーツに均整の取れた肢体を包み込み。
カフスに蝶ネクタイ、足にはストッキングという王道☆セクスィバニー怪盗である。
だがしかし、絢の表の顔は演劇部員の女子高校生。
ある日、おでこに絆創膏を貼った黒兎の絆創膏を剥がしたことで黒兎が言葉を話し出し。
「キミもバニー団の一員になってよ!」
とつぶらな瞳で言われたことによりバニー団の一員になった……とかそうではないとか。
初めてその服装に変身した際はそりゃあ抵抗があった。
だって、ハイレグだし。乳の谷間見えてるし。そんな恰好で動けば色んな所のフィットがズレたりするし。
しかしそんな数々の苦難を乗り越え。今やバニー団の名怪盗と謳われるようになった絢。
今では恥じらいはない……と、いうわけでもない。だって、女の子だもん。
そんな闘いの日々に思いを馳せながら、絢は目の前の見取り図をしっかりと頭に叩き込む。
しかし、そんな中で絢はつい口にする。
「でも、この黄金の林檎ってそこまで価値が高いのかしら?」
小首を傾げる絢に、バニー・ザ・ドリルが縦ロールの髪をふぁさっと手で払いながら
「ビッグ・ザ・バニーが奪えと言うんだから、価値がないわけないじゃない。それに蜜蜂警備隊のやる気もいつも以上よ。それだけの凄い秘宝なのよ。きっと」
ドリルの言葉に、絢も一応は頷く。
確かにこれまで奪ったお宝も価値はあり、それを売り捌いて皆でワイハで3週間休暇を取ったことも記憶も新しい。
「大丈夫、ボクに任せろ! 林檎は必ずボクが!」
絢の隣に居る天然生粋の小柄黒バニー、
アスワド・クロノワール
の姿。
「あら、やる気じゃないバニー・ザ・ネイティブ。今回も期待しておりましてよ!」
ドリルの笑みにアスワドは胸を張り。
「狩りと戦いで鍛えた体こそボクの武器、ぶんめーのりきなんてめじゃないぞ!」
そう宣言すれば
「期待してるわ。ビッグ・ザ・バニーのためにも、皆頑張ってちょうだい!」
おー! とバニー達の声が重なるのだった。
そして、皆が星ヶ丘ヒルズに向かう中。アスワドは決意を強くする。
(あれは……。あの黄金の林檎はきっと、元々はボクらヴォーパルバニーの祖、ラービの秘宝……!)
あの黄金の林檎をテレビで見た瞬間、アスワドの意識に稲妻が走ったかのような感覚に陥った。
アスワドの大きく赤い瞳が、更に見開かれ。視線はテレビに釘付けとなる。
(か弱き兎だったラービが、他の兎を守るために。秤の神リブより授かったのが……)
あの黄金の林檎に間違いない。
己の種族の祖先であるラービの秘宝を取り戻す。アスワドは己の拳をキュッと握りしめるのだった。
*
「あぁ、奥様はあちらでお休みになられていた方が……っ!」
メイドのレイがはわわ!と慌てれば、レイの艶やかな銀髪ロングヘアがサラリと揺れる。
「良いのよ、レイ。昔は自分一人で全てを行っていたのだから」
厨房で洗い物をしていたレイの元に、カァリ夫人がやってきた。
「何かお召し上がりになりたいものがあれば、私が作ります」
そうレイが申し出れば
「大丈夫。何かに集中している方が気が紛れるのよ」
カァリ夫人がそう微笑み、えぇと、確かここに……と材料を探す。
「奥様、こちらです。他にも必要なものがあればお申し付けください」
「……ふふ。お料理も久しぶりね」
カァリ夫人の微笑みに、レイも笑みを返すのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
金原りく
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
お色気
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年08月23日
参加申し込みの期限
2018年08月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年08月30日 11時00分
参加キャラクター一覧
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