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第5話
「水着祭? でいっぱい水着が揃ってて、試着もし放題なんだってよ! にゃんこたんも行かね? で、新しい水着買おうぜ」
鎌八 まもる
は、学校帰りの
響 タルト
を買い物に誘っていた。水かお湯がかかると猫になるというろっこんを持つタルトは水遊び系に消極的だ。その彼女を連れ出すのがまもるの目的だった。
それが成功したら――
「ボニテに合う水着を選ぶZ!」
まもるは堂々と宣言する。夏はポニテ人口が増えるうれしい季節だ(当社比)。
「新しい水着?」
だが、タルトは迷っているようだ。
「行きたいけど……僕、水をかぶるとろっこんで猫化しちゃうからなあ」
猫になったら、水着は脱げてしまう。
「獣人なら大丈夫なんじゃね?」
「え?」とタルトはびっくりした顔になった。その後、すぐに笑みを浮かべる。
「それは試してみる価値があるかもね」
「獣人化ってどんな見た目になるんだ?」
「え、獣人化見たことなかったっけ。じゃあ今度見せるね♪」
「おう。ところで、獣人化すると服はどうなるんだ?」
タルトは全く躊躇いを見せていなかったが、猫は猫なのだから着衣無しなのではないだろうか。
期待を込めて訊いてみると、何を考えているかはバレているようでタルトは語尾に草を生やしつつ可愛く答えた。
「ちゃんと服着てるよー。耳や尻尾が出るだけ」
「あー、そうなのかー……」
わかりやすく残念そうな口ぶりだったが、まもるの表情は意外とさっぱりしていた。
「おー品揃えばっちり」
寝子島シーサイドアウトレットに着くと、まもるは水着売り場の規模にテンションを上げた。彼の目は、早くもポニーテールに似合う水着のサーチを始めていた。
「試着OKらしいし片っ端から着てみせてよ」
「うん。じゃあこれにしようかな」
タルトは気に入った水着を選び、試着室で着替えてみた。カーテンを開けた彼女を見たまもるは親指を立てる。
「あ、いいねぇ、それグッとくる」
黒ブラの上からピンクのチューブトップを着け、サスペンダー付きのホットパンツを穿いている。元から着ていた制服のブレザーを肩にかけていて、その全てがうまくバランスを取り、絶妙な可愛らしさを作り上げていた。猫の首輪をイメージしたチョーカーがまた彼女らしい。
「そう?」
嬉しそうにしたタルトはそのままローファーを履くと、ビキニを手に取って試着室に戻った。カーテンで体を隠して笑顔だけをぴょこんと出して冗談交じりに言う。
「ムッシュくん、蜘蛛になって覗いちゃだめだよ」
「ははは、隠れて覗きゃしないよ。オレは見る時は堂々と見るタイプだ。全裸より着衣姿のが好きだし」
まもるのろっこんは蜘蛛になるものだ。今日はそれを使うつもりはなかった。だが、ふと思いついて言葉を継ぐ。
「あ、けど、にゃんこたんの恥ずかしがって『きゃーきゃー』言う姿を見たいから覗いてみ……」
笑顔のタルトから放たれる空気が変わった気がした。
「はい、嘘です覗きません」
空気が戻った。気のせいだったのだろう。恐くなくなったタルトが含み笑いをしながら言う。
「ムッシュくんの水着も選んであげようか? ブーメランパンツとか」
「え、ブーメラン?」
含み笑いの意味に気付いたのかそうでないのか、とりあえずまもるは何の特別な反応もせずに答えを返す。
「ビキニなら猫様ゲームん時もらったのあるけど、けっこう似合ってたぜオレ。オレの水着はいいんだ。サーフィン部のいっぱいあるし」
「ふーん、僕の買い物だけでいいの?」
タルトは何事か考えていたが、やがて納得したのか「うーん、まあいいか」と表情を切り替えた。
「その代わり、今度ムッシュくんもコスプレ姿を見せてね」
にっ、と笑い、タルトは試着室に入っていった。そして着てきたビキニは、またよく似合っていた。
「あ、そのビキニもいいね。健康的でポニテと合う。次は、オレチョイスのこっち着てみてよ」
「ワンピース?」
「そう。だけど、背中がV字に開いてるだろ? 後ろから見た時、ポニテが映える。この鋭角なラインと、にゃんこたんの生肌とポニテのマリアージュってとこだな」
「後ろから?」
自信満々にまもるが言うと、ワンピース水着をひっくり返して見ながらタルトは三度、カーテンの中に消えていった。
「着てみたけど……いいね、これ」
少し恥ずかしそうに、でも嬉しそうにタルトは全身を見回している。
「ほら似合うだろ。はい、ターン」
くるっとターン。
「最高だ」
まもるはグッと親指を上げた。
◇◇◇◇◇◇◇
帰り道、タルトはまもるにろっこんにまつわるエトセトラを話していた。
「え? プールの時間とかは猫になっちまうから見学なんだ? どうりでプールを覗きに行ってもにゃんこたんがいない筈……おっと失言」
隣から漂うオーラが変わるか変わらないかというところで、まもるは発言を撤回した。
「そうだよ。でも今日、獣人化したら水着が着れるって気付いたから、これからは……あれ、待てよ」
タルトはそこで眉を顰めた。 「待てよ、獣人だと尻尾が出ちゃうよね……やっぱり水着は無理か? 獣人化してから試着すればよかったかな」
「尻尾は気合で何とかなるさ」
これからも水着姿をたっぷり見せてもらうつもりなのにここで思い止まられたらもったいない、とまもるは言う。
「気合ねえ……そんなんでなんとかなるのかな?」
だが、タルトは半信半疑だ。
「そうだ、パレオの中に隠しちゃうか。ちょっときついけど」
「んじゃ、それで一緒に海行こうぜ!」
「うん、いいよ。砂浜なら猫にもならないし大丈夫だよ。濡れた時は、猫になってひっかいてあげるよ」
白い歯を見せたタルトは、まもるの顔を見て楽しそうに笑った。
「ビーチで遊ぶのも楽しいし、猫になったら、猫のまま泳げばいいしね!」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
沢樹一海
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
お色気
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年08月08日
参加申し込みの期限
2018年08月15日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年08月15日 11時00分
参加キャラクター一覧
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