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第4話
御剣 刀
と
橘 千歳
を誘って、
小山内 海
は水着を買いに来た。スケッチブックにさらさらと文字を書く。
『もう夏だし、新しい水着欲しかったんだ』
「いろんな水着が置いてあるわね。他のショップよりマネキンが多くて、雰囲気もちょっと違うし」
千歳は物珍しげにしながら、早速水着を選び始める。刀も「そうだな」と言って男性用の水着売り場に移動していった。
その表情は冷めていて、特別な関心があるようには見えない。そう、確かに彼は男性用の水着にさしたる関心は無かった。男性用の水着には。
海も2人に続いて色々と水着を見ていくことにした。
(私用のやつとか、千歳に似合いそうな水着とか探そう)
ハンガーにかけられた色とりどりの水着に目を通していく。
(あ、この水着とか悪くないかも、試着候補かな)
赤系チェックのビキニを選び、腕にかける。その隣にあるのは、黒の、かろうじて倫理観が守られている水着だった。
(こっちの奴は……ちょっと布面積少なすぎない? ほとんど紐だよ、紐)
さすがにこれを着て海とかプールとかに行く気にはなれない。一瞬だけ自分が着用している所を想像して顔を赤くした。きっと、泳ぐどころではないだろう。
気を取り直して他の水着を見ていくと、海の好みに合ったものが目に入った。
(こっちのはデザインが可愛い)
最初に選んだ水着よりもちょっと布面積が少ない気がするが、妥協できる範囲ではある。
(さっきのよりは全然あるし、これも試着候補だね)
海は水着を手に取ると、一枚目のと重ねて片腕にかけた。
その頃、千歳も購入候補の水着を選んでいた。
いくつか選んだら、海と一緒に試着させてもらおうと思っている。
「今年の流行りはどんなタイプなのかな?」
ハンガーラックにほぼ隙間なくかけられている水着をかきわけ、趣味に合う水着を探していく。可愛いと思えて、かつ今年の流行を押さえているものはどれだろう。
「ネットとかではそれなりにチェックはしてきたけど……」
やっぱり、直接見るとイメージも変わるものだ。
「これは……」
千歳は紐とパッド、布を上手く組み合わせた、上げて寄せて谷間くっきり系の水着を手にしてしばし悩んだ。
「……うーん、デザインはいいけど、ちょっと胸元が際どすぎるわよね」
自分が着てプールサイドに立った姿を想像したら恥ずかしくなった。ふと、海の方に視線を移すと、彼女は紐率90%以上の水着を手に顔を真っ赤にしている。そして、それを元に戻した。
「…………」
顔を戻した千歳は、谷間くっきり系の水着と再び相対した。
(これは、補欠候補ぐらいにしておこう)
とりあえずキープしておくことにした。この水着には、恥ずかしいのに捨てがたい何かがある。ちなみに、千歳も海も、自分の水着を選んでいた刀がそれぞれの光景を目撃していたことを知らない。刀は海の選択にがっかりし、千歳の選択に内心でガッツポーズを作っていた。
千歳は2着目の水着の選定に入っていた。
(こっちなんかどうかな? さっきのより控えめだけど、デザインは悪くない……)
ワイン色のビキニは、上げて寄せてでもなく胸を覆う面積も多い控えめ(普通とも言う)なものだ。
(こっちのはちょっと私には可愛らしすぎる気がするけど、海ちゃんなら似合いそうかな……)
更にブルーの、フリルとリボンのついた水着を持って考えていると、海が水着を持って近付いてきた。
『ねぇねぇ、千歳、この水着とか千歳に似合いそうだけどどうかな?』
「え? 海ちゃん、これがいいって?」
海は頷く。彼女の選んだ水着は、見事に千歳のツボをついていた。
「じゃあ、これも試してみようかな」
『千歳から見て私に似合いそうな水着ってあったりする?』
『せっかくだからそういうのも試してみようかなって』
「それなら、私はこのブルーのが似合うんじゃないかなって思ってたの」
『あっ、かわいい! こういうの探してたんだ』
海の笑顔が1.5割増しになった。気に入ってくれたらしい。
「じゃ、二人で試着してみよう。どうかな?」
『うん!』
「せっかくだから刀君の意見も聞いておきたいけど……」
刀を探して周りを見回すと、彼はレジの前に立っていた。千歳は目を瞬かせる。
「……というか、刀君、もう会計済ませてる?」
(刀は水着……もう買ったんだ)
若干の驚きと共に、海はスケッチブックに文字を書く。
『やっぱり男の子はそんなに水着とかは悩まないんだね』
「ま、まぁ、俺の水着選んでくれとか言われても、それはそれで困るけどね」
千歳は微妙な苦笑を浮かべるが、海は少し残念そうだ。
(刀の水着を考えるのもそれはそれで楽しそうだったけど……)
そこまでこだわる物でもないし、と適当に選んで購入した水着を持って刀は平静を装って彼女達と合流するべく歩き出す。
――それよりも二人の水着が大事です、二人の水着が大事なんです。
――大切なことだから二回言いました、二人の水着が大事なんです。
ということで、表面はムッツリしているが、彼の内心はウキウキだった。
(どんな水着姿が見られるかな~、楽しみだな~)
合流すると、海が『刀は私や千歳にどんな水着来てほしい?』と書いたスケッチブックを掲げていた。
「二人を引き立ててくれるような水着がいいな」
ドキドキするような水着……とは言えないので刀は笑ってそう答える。
(そっか、この中にあるかな……?)
海は試着候補に選んだ水着を脳裏に描いてみたが、やっぱり着てみないと分からない。
『試しに試着してあげよっか?』
「ああ、そうだな」
試着室に海が入ると、「それじゃ、私も……」と千歳も試着室に入っていく。出てきたのは、海の方が早かった。
『どうかな?』
「うん、似合ってるよ、可愛い」
そのビキニは、海によく似合っていた。彼女の名前の通り、海がイメージされて清廉な気持ちになる。
次に、千歳が試着室から出てきた。
「どう? この水着? まだこれで決めるっていうわけじゃなくて候補の一つなわけだけど……」
千歳は、胸元が強調されている例の水着を着用していた。恥ずかしそうでもあり、多少、自信なさげでもある。
(おおっ!)
刀は密かに興奮する。だが、その本音を完全に胸の奥に秘め、冷静に褒めた。
「すごくいいよ。うん」
「ほ、本当に……?」
『うわあ、千歳にぴったりだよ』
海も手放しで褒めてくれる。それから、『私はどう?』と千歳に向き直る。
「ええ。やっぱりよく似合ってるわ」
答える千歳は、どこかそわそわしている。着慣れないタイプの水着が本当に似合っているのか不安なのかもしれない。
「千歳のも似合っているよ、そんな不安がらずに自信持っていい」
安心させるように刀が断言すると、千歳の表情が和らいだ。
「じゃあ、次はどれにしようかしら?」
「折角だから他にも着てみたら?普段着ないものとか試してみるのもいいかもな。……ぶっちゃけもっと色っぽい格好とか見てみたいです」
キリッ、と開き直ったキメ顔をすると海と千歳は身を寄せ合って頬を赤らめた。
『色っぽいって……///』
「仕方ないじゃないか、こんな機会でもなきゃ見られないだろ!」
ムッツリスケベがハッキリスケベになった瞬間だった。
海は照れ顔で、刀に伝える。
『色っぽい水着を着てみてもいいけど、刀とか千歳に見られるだけならともかく、外で着るやつだし他の人に見られるのはちょっと……』
「えっ、俺達だけなら着てくれるの!? じゃあ別の機会があれば……」
『うん、本当に3人だけで、周りに誰もいない時なら……』
海は更に赤くなって、千歳を見た。千歳はこの展開に慌てずにはいられず、早急に話題を変える。
「ま、まだ何着か候補があるから次のに着替えてくるわね」
それから千歳と海は、候補として選んでいた水着を次々と試着して刀に見せた。
「どう?」
『どうかな?』
「似合ってるよ」
「それも似合ってるよ」
「2人とも似合うな」
「…………」
何度目かの時、千歳はまた不安そうな顔になった。
「似合ってるって言われるのは悪くないの……でも、刀君、さっきからそれも似合ってるとか同じような感想しか言ってない気も……」
「褒めるバリエーションは少ないです。そういう意味では口下手なんです。勘弁してください」
刀が真顔で弁解すると、千歳は「口下手かあ……」と小さい声で言って微笑した。刀と海の口元にも笑みが浮かぶ。
「どれも似合ってるよ。眼福眼福。こんな可愛い女の子達と一緒に海やプールに行けるんだから俺は幸せ者です」
「刀君……調子に乗りすぎないの」
千歳が少しばかり風紀委員の雰囲気を漂わせると、刀は肩を竦めてみせた。
「……ごめん、決めるまでもうしばらく待っててね」
「大丈夫だ、いくらでも待つから納得できるものを選んでくれ」
千歳と海が水着を選んでいるところを見ているだけで目の保養にもなるし、楽しい。
刀が待つのを苦にしていないことを感じた千歳は安心して水着選びを続け、やがて一着を決定した。海も最終的に気に入ったものを選んだ。
2人が決めた水着を見て、刀は満足そうだった。
「うん、一つ選ぶならそれが一番いいんじゃないかな」
『つまり、これが刀の好みなんだね』
「はい、俺の好みです」
彼が潔く認めると、その場の空気がふわりと和んだ。
『海とかプールに行く時が楽しみだね』
「そうだ。折角だから水着以外のも選んでみたらどうだ? 帽子とかさ、これなんかどうだろう?」
刀は近くにあった帽子コーナーから麦わら帽子を取って薦めてみる。
「コーデするってこと?」
『ビーチサンダルとかもあるね!』
千歳と海は楽しそうにグッズを見ている。刀はそんな2人に話しかける。
「買い物が終わったら喫茶店でも行こうか。水着を着て遊びに行く予定を詰めよう」
そうね、と答える千歳の隣で、海もこくんと頷いた。
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沢樹一海
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シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
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定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年08月08日
参加申し込みの期限
2018年08月15日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年08月15日 11時00分
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