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【プール開き】ドキッ☆水着だらけのうふふのふ♪
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「すごい……真剣に泳いでいる人がいるわ」
初瀬川 理緒
は、たった今50メートルを泳ぎ切り、喜んでいる女子生徒を見やった。
理緒自身は、息抜きのつもりで、このプール開きに参加した。
グラビアアイドルという仕事にしているせいで、他の子たちのように「この夏初めての水着なの☆」と楽しむことはできないけれど、それなりに攻めたものを身につけてはいる。
形はシンプルなトライアングルビキニだが、色がブルーのメタリックで、腰の部分が紐で結ばれているのだ。
しかもそれがびしっと似合っているのは、ビキニから溢れそうなほどの豊満な胸と、天に恵まれた容姿を持つ彼女だからこそ。
とはいえ。
(仕事だけしているわけにも、いかないのよね)
理緒は小さく、ため息をついた。
なにせ今年の夏は、勉強嫌いの理緒にしては珍しく、毎日机に向かっている。
偏差値30からの大学受験! 合格しないとグラビアアイドル引退!
なんて過酷な状況!
そんな理緒に。
「理緒ちゃん、大丈夫? なんか難しい顔してる……」
佐和崎 紗月
が、不安気に尋ねてくる。
「ええ、平気よ。心配かけてごめんね」
理緒は彼女に、思い切りの笑顔を向けた。
(たしかに勉強は楽じゃないけど、紗月がいるから、頑張れるわ)
彼女は、清楚な印象の、白いビキニを着ている。
シンプルだが、それが彼女によく似合う。
(もちろん、普段の服装も好きだけど)
思わずじいっと見つめていると、今度は不思議そうな顔をされてしまった。
「本当に、大丈夫?」
「ふふ、紗月の水着、良く似合っているなあと思って見ていたのよ」
そこ言葉に、紗月は頬を赤く染めた。
理緒はまるで紗月を観察するように、くるりと彼女のまわりを回って「やっぱりかわいい!」と口にする。
「そんな……。そんなビキニ着こなせる理緒ちゃんの方がすごいわ。とても似合ってるもの」
「そう? ありがとう」
理緒は爽やかに笑った。
本当は、紗月は、今の毎日が、理緒にとっては非常に大変なのだと知っている。
仕事もだが、それ以上にきついのは、受験勉強だろう。
(中間テストでは、すごく頑張っていたけれど――)
人間、そうそう無理はきかないものだ。
代われるものならば、代わってあげたいが、できるはずはないし、紗月だって受験生だ。
すべきことはたくさんある。
(でも、今日くらい、羽目を外したっていいわよね)
「さて、なにをする? やっぱりわいわいコースで遊ぶのがいいかしら?」
理緒の手が、紗月の手のひらを、そっと握る。
だがちょうどそのタイミングで。
「初瀬川さん、お立ち台へどうぞ~」
……呼ばれてしまった。
「仕方ないわね。言ってくるから、わいわいコースで待ってて!」
理緒は紗月の手の甲をさらりと撫ぜると、そのままお立ち台へと向かって行った。
「あっ……」
あっさりと離れていった背中に、紗月は思わず、小さな声を出した。
(もしかしたら、私も一緒に呼ばれたりして)
なんてちょっと思ったりもしたけれど、続く名前は聞こえてこない。
(理緒ちゃんと一緒に行きたかったような、安心したような……)
紗月は複雑な気持ちのまま、お立ち台の上の理緒を見つめた。
理緒が台の上に立つと同時、周囲に低いどよめきと、高い歓声が響き渡る。
BGMは、ハイテンポな洋楽だ。
「ふふ、楽しくなっちゃうわね」
理緒は音楽に合わせてリズムを取りながら、胸を突きだし、腰をひねって、女性らしい体を強調するポーズをとった。
「理緒ちゃん、すごい……。私にはできないわ」
紗月は、セクシーポーズを決めて妖艶に微笑む理緒の姿に、感嘆した。
彼女はいつも綺麗で、前向きで、紗月にはできないことをやり遂げていく。
(だからこそ、私は理緒ちゃんが好きなんだわ……)
たくさん重ねてきた「好き」の想いに限度はなく、気持ちは日々、大きくなっていく。
これも全部、相手が理緒だからだ。
そんなことを考える紗月の横で。
「うっ……!」
初心な男子生徒が一人、鼻を手のひらで押さえて走り去る。
「そんなにたいしたことはしてないと思うけれど」
台の上からその姿を見、理緒は呟いた。
でも、セクシーを売りにしている以上、そこまで意識してもらえば、悪い気はしない。
さて、ポーズを決めた後は、タイムアタックである。
ここから飛び込んで、うっかりポロリなんてことがあっては困るので、プールに入ってから、泳ぎ始める。
選んだのは、平泳ぎ。クロールなんてスピードが出るものを選んで、うっかりなんてことがあったら――以下省略。
いや、平泳ぎも足を大きく開くから、なかなか扇情的なのだけど、水の中だからそれはぼやける、大丈夫。
そんなわけで、まずまずのタイムを出しつつ、理緒はわいわいコースで待つ紗月のもとへと向かったのだった。
「理緒ちゃん、おかえりなさい」
紗月は笑顔で、理緒を迎えた。
「ただいま~」
ひらひらと手を振る理緒もまた、満開の笑みである。
二人はビーチボールが飛び交うわいわいコースに入り、ばしゃばしゃと水をかけあった。
そうでもしていないと、丸見えの肩が日に焼かれ、じんじん暑くなってくるから……というのは大義名分。
ただ単に、水に濡れた相手を見、ともにはしゃぐのが楽しいからである。
――ばしゃん!
理緒が両手で救った水が、紗月の顔面にかかる。
「もう……顔を狙うなんてひどいわ」
そうは言うものの、この子供の遊戯にも似た水遊びが、理緒は楽しくて仕方がない。気づけば、ふふふと声を立てて笑っていた。
「そんなに楽しいなら、もっとかけちゃうわよ」
「私だって!」
紗月が両てのひらにすくった水を、理緒の胸元をめがけてかける。
ぱしゃん! と飛んだ水は、ちょうど彼女の胸のカーブのあたりにあたった。
水滴はまろみを帯びた箇所を流れ、両のふくらみが合流する谷間へこぼれ落ちる。
透明な滴は、太陽の光を受けて、肌の上できらきらと煌めいた。
「綺麗……」
紗月が、思わず呟く。
「なにが?」
理緒は気づかず、首を傾げた。
理緒からしたら、無邪気に微笑む紗月が誰より愛しく、何よりも魅力的だ。
「理緒!」
紗月は、じゃれあう様子で、理緒の肩に手を回した。
「どうしたの、紗月ちゃん」
腕に手のひらをのせて、紗月が微笑む。
「あの、疲れちゃったから、上がらない?」
本当は、もっとくっついていたいくらい。でもここではさすがにそれはまずいでしょうと、理緒はそう口にした。
地上に上がれば、じゃれあうことはできなくなる。ちょっとは冷静さを取り戻せるはずだ。
日焼け止めを塗りなおしてから、デッキチェアに身を横たえる。
年頃の女性らしい、しなやかでまろやかな肢体を、惜しげもなく伸ばして、二人は初夏の日差しを満喫した。
理緒がグラビア撮影の失敗談をすれば、紗月が笑い、紗月がこの間の模擬試験の話をすれば、今度の期末試験の話となった。
「試験、怖いわ。どうなるのかしら」
「理緒ちゃんなら大丈夫よ。中間テストだって、いい成績だったし……」
「でもあれじゃ、まだ足りないもの」
「あの調子なら、きっと大丈夫」
紗月は、理緒の目を見て、断言した。
受験なんて、本当にその日を迎え、結果が出るまではわからない。
テストが良くても、面接でダメになることもある。
(だけど、あれだけ頑張っているんだもの。お仕事だって、勉強だって、絶対にいい結果が得られるわ)
そうであってほしいという願いを強くこめて見つめれば、理緒は静かに微笑んだ。
「そうね、紗月がそう言ってくれるなら、きっと大丈夫」
「理緒ちゃん……」
それだけの信頼を寄せてくれているということが嬉しく、紗月ははにかんだ。
理緒はそんな紗月の手をとり、遠い表情で、言葉を紡ぐ。
「紗月……来年の夏もこうして二人で水着着てさ、日光浴したり、浴衣着てお祭りに行ったりしたいよね……」
「……うん」
触れた手を握り返し、紗月が答える。
(来年と言わず、再来年も、その先だって、私は理緒ちゃんと一緒にいたいわ)
きっとそれは、大きな大きな幸せだろう。
紗月は想像し、目を細める。が――。
「だから、紗月もグラドルにならない?」
「えっ!? な、何言ってるの理緒ちゃん……」
「絶対可愛いし、人気も出ると思うの。そうすれば、大学以外でもずっと一緒にいられるし……」
「そんな、無理、無理よっ! 私理緒ちゃんみたく、綺麗でも素敵でもないしっ!」
紗月は、くつろいでいた体を起こし、顔を耳まで真っ赤に染めて、わたわたと言い放った。
「綺麗で素敵って……」
その言葉に、今度は理緒が頬を染める。
仕事でいくら褒められていても、好きな人に言われるのは、また違うのだ。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
瀬田一稀
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
お色気
定員
1000人
参加キャラクター数
53人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年08月12日
参加申し込みの期限
2018年08月19日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年08月19日 11時00分
参加キャラクター一覧
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