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【プール開き】ドキッ☆水着だらけのうふふのふ♪
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楽しみにしていた寝子高のプール開きではあるが。
「これは……おかしいわね」
嘉渡洲 稀跡
はプールサイドに立つなり、そう呟いた。
「だってプールに、こんなに蛸や昆布や鮫が多いわけがない……」
それに、と周囲に目を向ければ、どうやらこのゼンラーな生き物たちは、人を襲うよう。
「緊急事態、よね」
※
新田 亮
は、多くの人が遊びに興じるプール開きでも、ストイックに、ひたすら泳いでいた。
全身運動の水泳は、格闘技のための体力作りにちょうどいいのだ。
途中なにかが絡みついてくるような気がしたが、それは適当に振り切った。
どうせ誰かが流してしまった、おもちゃか何かだろうと思ったのだ。
25メートルのプールを、泳法を変えて何度か往復し、休憩のために立ち上がる。
「今日はいつもよりスピードが出るな」
そう満足とともに呟いたところで。
自身の、本来ならばまったいらな胸が、うっすら盛りあがっていることに気が付いた。
しかもそこに、三角ビキニが、ちょこんとくっついている。
「女体化……? しかも、マッチョな女性に」
そこで驚くのが、一般的な人ではある。
だが悲しいかな、亮は寝子島・不思議案件くらいでは、すでに動じなくなっていた。
「……またろっこん絡みだろ。もう慣れたよ」
ただ、自身の体の変化は受け入れても、プールから悲鳴が聞こえるとなれば、話は別だ。
(プールの中に、なにかいる……?)
「きゃああああっ、タコよ、タコっ!」
「サメもいるぞ、しかも向かってくる!」
「コンブが、絡みついてっ……」
「……これは……異変だな。しかもスケベ案件だ」
如月 庚
は、阿鼻叫喚のプールをみ、冷静な声を出した。
プールサイドでさぼり……もとい、くつろいでいたら、いつの間にやらこんな惨状になっていたのだ。
「ひでぇなこれ……タコにコンブにサメ……三文SF小説でも此処までごった煮にはならねぇだろ」
しかもタコはわりとでっかいし、コンブは長いし、サメはなぜか、人語で人の名を呼んでいる。
この不条理に立ち向かうのは当然としても。
「さて、どうする……」
か、と言おうとしたところで、庚の胸に、飛んできたコンブがぺたりと張り付いた。
「うわっ、気持ちわるっ」
ぬるぬるそれを、べろりとはがす。
――と。
「ええっ!?」
庚は大きな声を出した。
なんと、コンブが張り付いた箇所に、大きな大きなふくらみが、平たく言えば女性独特のボインなものが、くっついていた体。
「なんだよこれっ……」
着ていた男性用水着は、ビキニパレオに変わっているし、肩からは金髪が滑り落ちている。
つまり今の庚は、セクシー巨乳な、金髪美女なのだ。
「……やっぱ巻き込まれないとダメなわけ?」
本当に、この島の不思議は見境がない。
プールの別々の場所で、庚と亮、稀跡が同時に唇を動かす。
「しょうがねぇなあ……じゃあ、やりますか」
「仕方ない、退治するか」
「今夜の晩御飯を……たこ焼きと、昆布の味噌汁と、フカヒレにしてもらえばいいだけなのだわ」
プールに飛び込んだ庚に、真っ先に近付いてきたのはゼンラー・オクトパスだった。
にゅるにゅると足を伸ばしたタコは、女体化した庚の胸を狙い、吸盤を押し付けてくる。
「ヒッ! ッッどこ吸ってやがんだコラッ… ~!!!」
ぺたり、吸いついた吸盤を引きはがそうとするけれど、吸引力がなかなかで、引けば引くほど下がやばい。
下というのはすなわち、胸の先にあるものである。伸びてはいけないはずのそれが、うみょーんと伸びてしまいそう。しかもそれなりに痛い。
「ちょ、離れろ、いい加減にしろおおおっ!」
庚はタコを引きはがすのを諦めて、その頭に拳骨を振り下ろした。なんと言えない柔らかくねっとりした場所に、肌が吸い込まれていくような感覚だ。
タコは攻撃が痛かったのだろうか。それとも遊ぶのに飽きたのか。
ぷしゅうと音を立てて一瞬しぼみ、ぺいっと庚を突き放した。
「お、離れ……って、おおおい!」
水着はなんとか布の体裁を保っているが、吸いつかれていたあたりは、スケスケ状態だ。
「甘いっ!」
亮が、庚から離れたタコを待ち受けて、ろっこんをで強化した拳を振り上げる。
狙うはタコの弱点である、目と目の間。
「おおおおっ!」
がすううっ!
硬い拳は、柔らかなタコの頭をぺにょりとつぶす。
とりあえず、これでタコの動きは止まった。
その間、稀跡は向かってくるサメと、戦っていた。
「か、か、嘉渡洲ああああ! 稀、跡いいいいっ!」
サメは喉の奥から悲鳴のような声を絞り出し、稀跡に突進してきた。
「この水着があるから、よね」
稀跡は、自身の肩、スクール水着に手をかけた。
着ていることで狙われるなら、脱ぐのがベスト。
(そう、あの人みたいに)
「ききき、如月、庚う!」
庚は別のゼンラー・シャークに呼ばれ、びくん! と肩を跳ねさせた。
「そんなでかい声出すんじゃねえよっ!」
叫び、こちらを向いているサメを睨みつける。
サメは、水着を着ている者を狙っている。
なら――!
「攻撃される前に、脱ぐ!」
庚は自身の腕を背に回し、ビキニのホックを外そうとした、が。
「あれ、これ……」
なにせホックがあるのは背中である。ただ外すだけ、なのになかなかうまくいかない。
その間にも、シャークはごごごご! と迫ってくる。
「くっそこれじゃ間に合わな……」
ビキニを掴んだまま、腕を上下に、腰をくいくい。
身をよじって格闘すること数十秒。
「外れたっ!」
庚は、そのまま、ためらいなく腕からビキニを引き抜いた。もちろん下もすぐさま下ろし、あっという間に全裸である。
男の状態ならいざ知らず、今は知らぬ女の体。見られたとて、ショックはないのだ。
しかも余計なことではあるが、なかなか美麗な肉体である。
「死ねオラ!!!」
庚は余計なものをすべて取り去った姿で、シャークに殴りかかった。
がつん! とろっこん使用のこぶしをぶつけると、衝撃で胸がぶるるん! と揺れる。
「くっ、落ち着かないっ!」
だが、攻撃しないわけにはいかず。
がつん! がつん! ぶるぶるん!
そこでシャークが、最後の力を使って大ジャンプ!
負けじと庚も大ジャンプ! ああ、大事なところも丸見えだ!
ソコにすかさず、稀跡はコンブを投げつけた。
ぴたりと張り付くコンブGJ!
「さすがに……ね」
水の中なら露出をしても、潜らねばわからない。だが外はまずい。まずすぎる。
そのサメに、美女となった亮も、とりついた。
庚と亮。
既知ではあるが、女体化しているので、それぞれ相手に気づかない。そんな男子が狙うのは、サメの目と鼻のあたり。
「行くぜえええっ」
「こっちもだ!」
左右から同時に殴られて、サメはぱかりと口を開いた。
そこに、稀跡が近付く。
「満足? なら…代用品を食らいなさい」
その辺に転がっていたデッキブラシを拾ってきた彼女は、それを夕食の原材料――もとい、サメの口にぐさりと刺した。
ひくひくと震える、おかずの原材料。
「貴方の胃袋がどうなろうと、貴方の味には影響が出ないから大丈夫よ?」
「味って、食うつもりかよ?」
庚の問いかけに、稀跡はこくりと頷いた。
「美味い……のか?」
さらに尋ねてくる亮に。
「さあ? でもまずくはないでしょ。ふかひれだってあるんだし。あなたも食べる?」
稀跡はあっさり、そう問うたのだった。
そんな話をしているとき、倒したと思ったシャークの尾ひれが、ぴくりと動いた。
まだ、生きているのだ。
それに気づいたのは、一番近くで食材の吟味をしていた稀跡だった。
「敵のとどめは、あなた達に譲るわ」
彼女はそう言って、すっと一歩、後ずさる。
「それはかまわないが……」
「なんでだよ、譲るって! 別に俺らが倒しても、そのあとはお前に引き渡すぜ?」
亮と庚が順に言う。
「気づかない?」
稀跡はそう言って、周囲を見やった。
「倒した人が……元の世界に戻れているみたいよ? 私は……戻るのは、後でいいの。誰かが囮にならないと、元の世界まで狙われるかもしれない……」
「なんだよ、水臭いな」
庚が、稀跡に笑顔を向ける。
「さっき、俺の股間にコンブを投げつけてくれたのはお前だろ? まあ俺は気にしてないけどさ、あんなことしてもらったんじゃ、俺もこの世界にしばらく残るぜ」
「ああ、俺も全部を倒すまでは、ここにいる」
三人は、互いを見つめあった。
「……わかったわ」
稀跡が小さく頷いて、サメに刺したデッキブラシを引き抜く。
「奴等は……全部、晩御飯よ!」
「奴『等』……」
ごくり、庚とりょうが、息を飲む。
そう、敵は倒しかけたゼンラー・シャーク1匹だけではない。
瀕死のサメの背後には、先ほど倒したと思っていたオクトパスが、再び起き上がっていたのだ。
「ふ、ふふふ……」
庚が、低い声で笑い出す。
「さっきは世話んなったな……ブチ飛べオラ!!!」
庚は、ろっこんで強化して腕で、シャークを持ち上げ、ぶんまわした。
もちろんこれで打つのは、さっきのタコだ。
全裸の胸も足も、すべてオープン、でもノープロブレム。
ぶんぶんぶん!
シャークととともに、巨乳が揺れる。
「こちらも、忘れてもらっては困る」
亮もまた、全裸でタコに向かって行った。
稀跡は体にコンブを巻き付けて、デッキブラシを掴んで、立ち向かう。
「全て殲滅し、自宅で調理してもらって、おいしくおいしく食べてしまうまで。私のプール開きは終わらないわ!」
両手を振り上げ、タコを滅多打ちにする稀跡。
三者三様の攻撃で、タコはあっという間にぺちゃんこだ。
「ふっ、わかったか……」
庚はタコに流し目を送り、最初に放り投げたビキニパレオを回収した。
「それでもまだ、敵はいる……」
亮は全裸のまま、まだプールで暴れている敵に、目を向ける。
そう、彼らの戦いは、この後もしばらく続くのだ……。
余談ではあるが、女体化ヒーロー・庚と亮がもとに戻ったとき。
亮は男に戻った自身の股間を手で隠して言った。
「えっ、お前、如月? 金髪女性になっているから、まったくわからなかった」
庚もまた、驚き目を見開いて。
「新田か…! マッチョ女性になっているから、まったくわからなかった」
二人はそこでやっと互いを、既知と認め、ぽかんと口を開けたという。
※
後日、庚はこの日のことを、こう語っている。
「あの日は耐えたな~。女体化してたって、俺も男だからな。まあ反応するものがなかったからいいようなもので、あったら俺の股か……(以下自己規制)
そして稀跡はこう語った。
「……ええ、あの日の夕飯は、とても豪華だったわ。美味しかったわよ」
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あとがき
担当マスター:
瀬田一稀
ファンレターはマスターページから!
リアル季節はもう秋ですが、初夏のらっかみ!タイム。プール開きはいかがだったでしょうか。
平和なプールで遊んだ方々も、危険なプールでゼンラーな生き物に翻弄された人達も、楽しんでいただけたら幸いです。
それにしても、みなさん水着がかわいいですね!
眼福イラストに、目が幸せでした。ありがとうございます。
素敵プランはにやにやしました。
完璧危ない人になってました、私が。
らっかみ!はまだまだ夏が続きます。
どうぞ、開放的な季節を、お楽しみくださいませ。
それでは皆さま、ご参加ありがとうございました。
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担当ゲームマスター
瀬田一稀
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
お色気
定員
1000人
参加キャラクター数
53人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年08月12日
参加申し込みの期限
2018年08月19日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年08月19日 11時00分
参加キャラクター一覧
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