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寝子島高校
【プール開き】ドキッ☆水着だらけのうふふのふ♪
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「うぉー! 高校のプールすげー!」
源 竜世
は、アンバーの瞳をきらきらと輝かせた。
その隣で。
「随分人が多いな……」
タイラ・トラントゥール
が、眉間にしわ寄せている。
だが、竜世の喜ぶ姿を見てしまえば、混んでいるから帰ろうなどという気持ちは、到底起こらない。
「ウォーターガン、ボクが借りてくるからお前はそこでじっとしているんだぞ」
タイラはそう言って、プールサイドに準備されていた、貸出コーナーへと向かっていった。
手続きは、きっとそれほど面倒ではないだろうが、鳥頭……竜世に任せるわけにはいかないと思ってのことだ。
しかしそんなタイラの心情など知らず。
「おー、借りにいってくれんのか、ありがと!」
竜世は素直に、嬉しそうな声を出した。
ただ、竜世が一人で大人しくしていられるはずはない。
タイラと別れて三十秒、竜世はきょろきょろと周囲を見回した。
「タイラまだかなー。待ってろって言われたけどひまだ」
ギア風ノースリーブパーカーの裾をゆらゆら揺らし、プールサイドを、あっちへふらふら、こっちへふらふら。
「貸し出し、混んでるのかな~」
そんなことを呟きながら、高校の広いプールへと近付いていった。
きっと小学校よりも深いだろうから、遊びがいもあるだろう。体育は得意だ。
「ちょっとくらい、いいよな……」
ここからあまり離れなければ、タイラはきっと、文句を言いつつも見つけてくれるだろう。
「へへ、高校のプール冒険だ!」
竜世はうきうきと、その場を歩きだした。
一方タイラは、別れた場所に竜世の姿が見えないことに、ため息をついていた。
「……大人しくしていろと言ったのに、もう水の中に入っているのか?」
まあそもそも、竜世に、待っていろということ自体が無理だった。
わかっているから大して愚痴もこぼさずに、広いプールに目をやる。
「どこだ……? っていうか、このプール……?」
「うひゃぁ!?」
深いプールのすぐそばを歩いていた竜世の背後から。足に、冷たいものがぺたりと触れた。
高校のプールで、いきなりこんなことをしてくる奴は、一人しかいない。
「おい、タイラ。変なもん当てんなよ。場所移動したから、怒ってるのか?」
言いながら、竜世はくるりと振り返った。
が、そこには友人の姿は見えず。
人ごみに隠れているのかと、辺りを見回してみても、あの金髪は、見つけられない。
(どこにもいねえし……。じゃあ誰が)
竜世は大きな目を瞬いて、首を傾げた。その、足首に。
「……ひッ!」
さっきの冷たい何かが、ぬるぬると巻き付いた。驚き見やれば、それは吸盤がびっしりついた、タコの足。
「なんだお前、うわっ、ちょぬるぬるやめろって!」
竜世は慌てて足を持ち上げて、振り落とそうとぶんぶん振った。
「えい、落ちろっ!」
肌にしっかり張り付いたタコは、ちょっとやそっとじゃ離れてくれず。
そのうちに、だんだん竜世の体が傾いできて――。
「……うわっ!」
バランスを崩した体が、水にどぼん!
高校の深いプールに、一気に底近くまで潜る。
これには竜世も驚いたが、タコも同じだったのか。
足がふわりと、軽くなるのを感じた。
「っぷは! はなれたか?」
水面から顔だしキョロキョロしたところで、相手は見えず。
しかし安心したのもつかの間、タコは胸から腹にかけて、ぺたりと張り付いていた。
「は、はなせよッ……やだってばぁ!」
暴れたいのに、パーカーが水を吸って腕に絡んで、動きづらい。
その間に、タコは張り付いた吸盤で、ちゅうちゅう肌を吸ってくる。
「やっ、なんでそんなとこ、吸うんだよぉ……!」
腹から下半身まで足を伸ばしたタコは、もはや全身吸い放題。
――そこに。
「おい竜世っ!」
水の中に、やっと友人を見つけ、タイラは叫んだ。
が、彼はタイラの方を見もせずに、水の中で暴れている。
「はなせ、はなせよっ!」
ばっしゃばっしゃともがく彼の、胸のあたりに。ねとりとした何かが見えた。
「!? なんだアイツに絡みつくおぞましいモノは……。これもまた変な夢……なのか?」
信じがたい現実に、思わず目を逸らしたくなる。
そもそも、蛸は嫌いだ。
(でも、竜世が……)
タイラはぎりと唇を噛むと、たった今借りてきたばかりの銃を、竜世に張り付いたタコに向けた。
「くそ、離れろ!」
トリガーを引くと、銃口からは、勢いよく水が飛び出す。
「タイラッ……!」
弱く名を呼んできた友人に、頷きを返し、タコが離れるまで、ひたすら水を打ち出した。
(もう少し、か……?)
ずるり。
タコが、竜世の体から離れる。
タイラは片手に持っていた竜世用の銃を投げ渡すと、あいた手で、彼の手首を握った。
「来い!」
「タイラッ!」
竜世は、すがりつくように、友人の手を強く握りしめた。
タイラが力を込めて、竜世の体を、引き上げる。
一歩、二歩。背後によろけたタイラの胸に覆いかぶさるようにして、竜世はやっと、水から抜けた。
「ありがと、タイラ。助かった」
重なった胸と胸。
自身を抱きとめてくれた友人の顔を、上目遣いで見上げる。
しかしタイラは一瞬目を見張った後、思い切り視線をそらした。
「お前、それ……」
「へ?」
くいっと顎で示された先を見下ろし――。
竜世は叫んだ。
「あー! オレの水着!」
そこにあったのは、タコにあちこち溶かされて、なんとかぎりぎりはけるレベルとなった、お気に入りの水着、だったのだ。
「くそう、これ以上ボロボロにされてたまるか! スターライトナイトとお揃いなんだぞ!」
一方タイラの視線は、すでにタコに向いている。
「なん……なんだ……あの生き物は!? 服を溶かすなどありあえないだろうが!?」
これはやっぱり夢なのか。
いやでも、竜世を引き上げたときの重さは、本物だった。
先ほどの竜世の痴態を思い出し、タイラは白い頬をわずかに染めた。
あのままではまずいだろうと、そっぽを向いたまま、自分が着ていたマリンパーカーを、竜世に投げ渡す。
「お前は、それを着ていろ」
蛸は嫌いだ。
でも、こんな状態の竜世に、戦わせるわけにはいかない。
それに銃なら、遠距離攻撃ができる。
震えそうになる手足に力を込めて、タイラは、謎のタコを睨みつけた。
が、そのタイラの前に、竜世がずい、と立つ
「大人しくしてるのなんてムリ、やだ!」
「煩い! お前は大人しくしていろ!」
タイラは、振り返った竜世を睨みつけた。
こんな奴、危なっかしくて、放っておけるわけがない。
(だいたい、あんなものが、体に張り付いていただって?)
考えるだけでおぞましい。でも竜世は、実際にアイツの餌食になりかけたのだ。
しかしここで黙っている竜世ではない。
彼は先ほど受け取った銃を、強く握った。
「アイツらオレの水着ボロボロにしたんだぞ。かくれてられっかよ!」
このプールを見たときに、喜びにきらきら輝いていた、竜世のアンバーの瞳が、今は怒りに満ちている。
「……いいから、ボクの目の届く場所にいろ」
タイラは、心の底から、吐きだすように言った。
(見えないところで、こんな目にあってほしくない)
そう思ってのことだったのに。
竜世はまっすぐに、タイラを見つめてきた。
「……オレはひかねえから。タイラがオレから目をはなすな!」
「なっ!? なぜボクがお前を見ていなければいけないんだ」
返事はせずに、竜世がまっすぐに、タコを狙う。
「くそっ!」
タイラもまた、こちらに伸びてきた足を、銃撃で弾き飛ばした。
水に引き込まれたら、あちらが優勢。だったらこちらは、地上から対処するしかない。
「あっちだ、タイラ!」
「わかっている」
二人はプールの周りを走り回りながら、タコをめがけて、トリガーを引いた。
時々目の前にやって来た相棒の背を撃ってしまうこともあったけれど、それはまあご愛敬。
「ボクから離れるなといっただろう!」
言っても聞かぬ相棒は、プールを右側から回っていく。
それならいっそと、タイラは左回りに、プールを走り、見えるタコを沈めていった。
最後、逆方向からプールを回った二人は、背中をぴたりと合わせて、互いを見やる。
「こーやってっとオレとタイラがギアになってバトルしてるみたいだ」
「……お前とか。まあ、悪くないな」
ぬおおお! と顔を出した飛び切り大きな一匹に、同じタイミングでロック・オン。
伸ばした腕、銃のトリガーに力を込める。
「くらえっ、メテオキャノンだ!」
「終わりだ」
まっすぐに飛び出た水が、タコの頭を吹き飛ばす。
そして。
ゼンラー・オクトパスは、二人の少年の前に、倒れたのだった。
――とりあえず、この1体は。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
瀬田一稀
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
お色気
定員
1000人
参加キャラクター数
53人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年08月12日
参加申し込みの期限
2018年08月19日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年08月19日 11時00分
参加キャラクター一覧
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