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【プール開き】ドキッ☆水着だらけのうふふのふ♪
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「やっぱり夏といえば暑い太陽の下で冷たい水で遊ぶのが一番だよね!」
高梨 彩葉
は、二重の瞳を、きらきらと輝かせた。
この日のために選んだのは、ミスコン用に買った水着だ。
「拓郎の水着姿は相変わらずかっこいいね」
「そ、そうか……?」
「うん、そのぴっちりした太腿とか!」
「あ、彩葉さんの水着、も……」
(かわいい? よく似合っている?)
どっちも本当だけれども、どっちを言うのがいいのだろう。
ためらい、
志波 拓郎
は黙り込んだ。
だが彩葉は、その沈黙を気にすることなく、拓郎の手をきゅっと掴む。
「ねえ、早くプールに行こうよ! ここ暑いし!」
「えっ、ああ……うん」
拓郎は、一瞬つながれた手に視線を落とし、すぐに彩葉を見やった。
手は、子供だって繋ぐ。
でもそれだけで、心臓がばくばく激しく、それはもう壊れそうなくらいに、打っていた。
それなのに、彩葉はふんふんと鼻歌を歌いながら、他の刺激歩いている。
そして。
「水が冷たくて気持ちい~♪」
プールに仰向けに浮かんで、彩葉はふうっと息を吐いた。
見上げる空では、夏の太陽がきらきらと輝いている。
「あー、暑い日差しの中で入るプールって、なんでこんなに気持ちいいんだろうなぁ~」
ゆったり水に身を任せ、のんびりした時間を楽しむ彩葉。
その傍らで拓郎は、両手で救った水をばしゃばしゃとかけていた。
(ああ、プール開き、彩葉さんの水着姿……! やっぱりかわいいよな)
ときおり手の動きを止めて、じいっと彩葉の姿を見入る。
さっきどうして、褒め言葉を悩んでしまったんだろう、両方言えば良かったのに、と思ってしまうほどだ。
とはいえ、それはなかなかハードルが高いことも、自覚はしているのだけれど。
(あー、本当にかわいい……)
拓郎は、一人でうんうんと頷き、また水を顔にかけた。
でもこのくらいじゃ、もう体の熱さはおさまらない。それならいっそと膝を曲げ、いっきにじゃぶん! と水に潜る。
「はっ……涼しく、なった……って、あれ?」
頭から水を滴らせながら、立ち上がったとき。
拓郎は、違和感に気がついた。
(このプールって、もっと人がいたような……? 気のせいかな?)
見れば、彩葉はまだ、のんびりぷかぷか、くつろぎ中。
(近くにいると、いろいろアレだし、ちょっと泳いでこようか)
拓郎は、彩葉を横目にプールの底を蹴り、ゆったり平泳ぎを始めた。
顔を上げたままでも泳ぐことができるから、まったりするには一番だ。
ただ、こうして視界がクリアになっていたからこそ、拓郎はその生き物が、やってくるのを見た……見てしまった。
黒々としたそれは、およそプールにいてはいけないもの。ゼンラー・シャークだ。
「なんで、サメが!?」
あまりの驚きに、拓郎は目をみはる。
その反応が遅れた一瞬に、サメが大きな波を生み出した。
「ああ、彩葉さんっ!」
彩葉は、水に揺蕩い、うっとり目を閉じていた。
まるでウォーターベッドに眠っているような感覚に、体の力はすっかり抜けている。
というところに、このサメ騒ぎだ。
「なんだろう、やけに周りが騒がしいね」
重くなりかけていたまぶたを持ち上げ、彩葉は、周囲を見回した。
「あれ、拓郎は――」
言いかけた声に、聞き覚えのない低い声が重なる。
「た、た、高梨! 彩葉ああああっ!」
「へ?」
こんなふうに、切羽詰って呼ぶ知り合いなどいない。
何事かと思い、声の主を探して振り返ると。
「わぁ!?」
彩葉の体をかすめるように、鋭い何かが、横切った。しかも、器用に水着の布だけが、切り裂かれている。
けがはない、ないのはいいが。
「み、水着が破れて胸が……!」
彩葉は慌てて、破れたところを、両手で覆った。
浮かんでいた足を底について立ち上がり、きょろりと見れば、サメがげへへへ、と呻きつつ、彩葉を見つめていた。
「横切ったのはあのサメだ! 私のことを狙ってる!」
大きな口には、たくさんの牙が生えている。
「ど、どうしよう、このままじゃ食べられちゃう!」
自らを抱きしめるようにして、彩葉はぎゅっと唇を噛んだ。
それを見つけたのは、拓郎である。
「あのサメ喋る……って、標的は彩葉さんか!?」
それならば、なんとしても助けなくてはならない。
が、水中で、サメより早く動けるはずはない。
(どうする、どうしよう…そうだ!)
拓郎は、急いで近くのプールサイドに上がると、両手でぱしりと、自身の頬を強く打った。
「行くぞっ」
深く息を吸い、集中して、暑いコンクリートの上を走り出す。
助走の後の踏切位置は、プールの際。
ろっこんで高く飛び――。
「おおおおおっ!」
勢いをのせた踵落としを、サメの頭にお見舞いした。
「彩葉さんに何してんだゴラァ!!」
ばしゃーん!
サメの上に、拓郎が落ちる。
「拓郎!」
彩葉は水の中を駆けよった。サメが恐ろしいという気持ちは、瞬時に消えていた。それより今は、拓郎が大事だ。
拓郎は、数秒後に水中から顔を出し、彩葉の胸を見るなり、顔を染めた。
が、今は動揺している時ではないと、すぐに自身のパーカーを脱ぎ、彩葉に投げ渡す。
「……彩葉さん、これを……!
「あ、ありがとう!」
彩葉は急いで、上着を羽織った。前のジッパーもしっかり閉める。
その間に、サメは水中から再び水面近くにやって来た。
拓郎の踵落とし一発だけでは、倒れていなかったのだ。
(あのサメ、まだ私を狙ってくるみたい。……それなら)
「拓郎。私、囮になるよ!」
彩葉は、拓郎の腕をぎゅっと掴んだ。
「囮!?」
拓郎は見開いた目で、彩葉を見下ろした。
「危ないし、凄く心配だけど……」
でも、彩葉は本気だ。その瞳に、強い力が宿っている。
「ありがとう、助かる、でも無理……しないで」
拓郎が告げる。彩葉は、満面の笑みで頷いた。
「任せて!」
そして、ビーチサイドに近い場所に移動して、サメに声を掛ける
「こっちだよー!!」
「い、いろ、彩葉っ……!」
サメが、ぎりぎりと上下の牙を鳴らしながら、彩葉の方へとやってくる。
(来たっ!)
彩葉はすぐさま、プールサイドによじ登った。
水の中にいなければ、さすがのサメも、攻撃はしてこれないだろう。
「やられる前にやればいい、って誰か言ってたよな」
そうだ、攻撃は最大の防御にもなりえる!
拓郎は、周りに落ちてたビート板を掴み、サメの鼻っ柱に、叩きつけた。ろっこんの勢いを使ったチョップだ。
があんっ!」
ビート版が思い切り二つに折れたが、サメにも相当なダメージがあったらしい。
動きがいったん、遅くなった。それでもまだ、サメは生きている……!
「くそっ」
「おーい、サメ、私はこっちだよ~」
機転を利かせてくれたのあろう。彩葉がプールサイドから、ひらひらと手を振った。
が、拓郎を敵と定めたサメは、彩葉に一切見向きもしない。
(これじゃ、拓郎が……! だったら……!)
彩葉は、意を決して、足からプールに飛び込んだ。そのまま拓郎とサメの間まで泳いでいき、サメに向かって、声を張り上げる。
「おーい、ここだよっ!」
「彩葉さんっ……なんでっ……!」
「拓郎はこの間に、もう1回、助走してっ!」
そんなの、危険すぎる。だってここは、プールサイドにそれほど近くない。
拓郎は一瞬、押し黙った。でもここで悩んでいては、危険は大きくなるばかり。
「ごめん……!」
叫び、プールの外に向かう。
それを見送り、彩葉はサメを、睨みつけた。
「あみぐるみがあれば、良かったんだけどね」
一方プールサイドにたどり着いた拓郎は、2枚のビート版を手に取った。
1枚でだめなら、重ねて分厚くすればいい。
それを持ち、プールサイドを全速で駆ける!
「拓郎……!」
彩葉はサメの口に、先ほど割れてしまったビート版を押し込むことで、なんとか食べられずに済んでいた。
ちょっとの間に、借りたパーカーはボロボロになっている。牙に、かじられたのだ。
それでも、こんな大胆なことができたのは、拓郎がすぐに飛んできてくれるとわかっていたから。
「彩葉さんに、触るなアアアっ!」
拓郎が、サメの脳天に、二重の厚さになったビート版を叩きつける。
――果たして。
サメは、ぷかりと水面に浮かんぶこととなった。
「彩葉さん、無事!?」
拓郎は、サメの口に、さらにビート版を押し込みながら、彩葉を振り返った。
「うん、大丈夫だよ~!」
笑顔を向ける彩葉に、ほっと安堵の息を吐く。
二人は揃って、プールサイドまで泳ぎ、地上に上がった……のだけれど。
「拓郎、大丈夫?」
自身を見上げる彩葉の姿に、拓郎は言葉を失った。
(む、胸が……き、きわどい……!)
破れた水着をカバーするために渡したパーカーが、破れてしまったのだ。なかなか大変なことになっている。
彩葉は視線で気づいたのだろう。
慌てて胸を隠して「ごめんね」と上目遣い。
「拓郎のパーカー、破れちゃった……」
その無意識な愛らしい仕種と、先ほど見た胸に。
拓郎はくらりと頭が回転するのを感じた。
頭に、血が集まりすぎたのだ。
「拓郎!」
呼ぶ声が、耳に遠い。
そして目覚めたとき。
彼は彩葉に膝枕をされていて、また悶絶することになるのだった。
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担当ゲームマスター
瀬田一稀
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
お色気
定員
1000人
参加キャラクター数
53人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年08月12日
参加申し込みの期限
2018年08月19日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年08月19日 11時00分
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