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【プール開き】ドキッ☆水着だらけのうふふのふ♪
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「あー暑いな……。まだ6月だっていうのに、これでいいのか?」
北里 雅樹
は、羽織ったジャージの袖をまくり上げた。
「でもまあ、水着の女の子たちを見てれば、多少は暑さも紛れる……かな?」
なにせ今日のプールは、授業とは違う。
雅樹が着ているのは学校指定の水着でも、女の子たちが身につけているのは、リゾート地でも通用するような、華やかな水着が多いのだ。
「お、あっちの子のビキニはきわどいな。でもこっちの清楚なワンピースもなかなか……」
もちろんこれは、誰にも聞こえぬくらいの小さな声。
万が一女の子たちに気付かれて、見ていることがわかったら、厄介だ。
「にしても本当に、いい目の保養だな……と、5コースは見ないようにしないと」
5コース。すなわち、お立ち台である。
泳げないわけではないが、わざわざあんな目立つところに立って、ポーズをとって、タイムを計られるのは面倒くさい。
「それよりは、目立たず騒がず、違った目線でプールを堪能するのがいいに決まってる」
ただ、プールサイドは暑い。
雅樹はわいわいコースへ向かうと、プールの隅に入っていった。他のみんなのように遊ぶためではない。ここで涼をとりながら、遊ぶ女子を眺めようという魂胆である。
「……やっぱり最高だよな」
はあっと息を吐きながら、若い女性たちの水着姿を堪能する。ここはみんなが遊びに夢中になっているから、雅樹の行動を言及する人がいないのがいい。
……と、思いきや。
「あ……」
炎天下の下、
椎井 莉鳥
は保健委員として、忙しく働いていた。
プールサイドではジュースも売っているし、パラソルで日陰も作られている。
スポーツドリンクなどを持ち込んでいる人も多い。
それでも暑さに体調を崩す人がいたり、はしゃいで怪我をしてしまう人もいるのだ。
(これだけ人が集まればね。いろいろあるわ)
莉鳥は、プールサイドを速足で動き回った。
競泳水着はスレンダーな体をぴったりと包み込み、余計な飾りがない分動きやすい。
(これを着てきて良かったわ)
だがしかし、莉鳥はわかっていないのだ。
この余計なものをそぎおとしたシンプルな水着こそが、彼女の細い体をより魅力的に見せているのだと。
陸上部で鍛えあげられたしなやかな足、細く引き締まったウエストに、しなやかに伸びる腕。そして、空気や重力の邪魔を感じない薄い胸……。
彼女は、背筋を伸ばして、辺りに視線を向けた。
ほかにつらそうにしている人はいないか、確認するためだ。
(うん、とくに大変そうな人はいないかしら。……あら、プールの片隅に、ずっと動かない人がいるけれど……ん?)
莉鳥は、なぜかプールに棒立ちのままの男性を見入った。
距離があるからいまいちよくわからないが。
(もしかして、あの顔は……)
雅樹は、自身を見つめている視線に気づき、目を向けた。
ちょっと遠くにいるから顔はよく見えないが、ショートカットで、競泳水着を着た女性だ。
(知り合いか……? にしても細いな……。可愛い水着もいいけど、あれはあれでいい)
口角を上げ、じいっとその姿に見入る。
と、その女性がこちらに向かって、歩いてくるではないか。
そして近付くうちに、彼はそれが、元カノであるとわかった。
「よう、椎井。仕事の途中か?」
近付く彼女に、適当に声をかける。
莉鳥なら、あのシンプルな競泳水着が映えて当然だ。中身も知るからよくわかる。ただ魅力はあっても、愛想はない。
「雅樹だって、女の子の水着鑑賞やってんでしょ」
莉鳥はいつも通り、クールに言った。それを難なく受け流し、雅樹は空を見上げる。
「今日は暑いな」
「そうね。熱中症にならないように気をつけて。仕事が増えるから」
「まあそれは天のみぞ知るってところかな」
「本人のみぞ、の間違いでしょ」
「細かいことを言うなよ。誰かがてるてる坊主でも作ったんだろうな、この暑さは」
他愛のない会話をしているうちに、「保健委員さーん」と呼ぶ声がする。
見れば近隣住人らしい小さな子が、膝を怪我して泣いていた。
「じゃあね」
「おう」
短く言って、莉鳥は少女のもとに寄っていった。
「家族の人は?」
「お姉ちゃんと二人で来たんだけど、お姉ちゃんはトイレなの」
それならば、この子も連れていってほしかったと思いつつ、少女の手を引き、本部のテントまで連れていった。ちょっとした怪我なら対処できるよう、救急箱が置いてあるのだ。
そこから絆創膏をとって、消毒した傷に貼ってやる。
「ほら、これでもう大丈夫よ」
「ありがとう、お姉さん」
「また転ばないでね」
「うん! あ、お姉ちゃんだ!」
少女はとてとてと、暑い中を走っていった。
まったく子供というのはどうして無意味に走るのか。嘆息しつつ、また炎天下に出たところで、名を呼ばれた。
「
椎井 莉鳥
さん、お立ち台へどうぞ~」
「……保健委員の仕事があるのに、呼ばれるなんて」
空気を呼ばない人選に呆れた声を出し、莉鳥は5コースへと向かって行った。
「お、椎井だ」
雅樹は、お立ち台に立つ莉鳥に目を向けた。
そこにはなんともやる気がなさそうな莉鳥が、適当なポーズをとって立っている。
BGMは、なぜか『白鳥の湖』だ。鳥とかけたのだろうか。安直だ。
「にしても、しい……いくら気が乗らないって言っても、もっとあるだろ。他のポーズが
雅樹は苦笑した。
もちろんそんな風に見られていることなど、知る由もなく。
莉鳥はお立ち台から飛び込むと、バタフライで泳ぎ始めた。
距離は50メートル。1回ターンをして、再びお立ち台まで戻るコースだ。
「ぷはっ」
水面から顔を出すと、先生がタイムを読み上げる。
まあ平均的だが、別に競っているわけではないし、面倒ごとが終わったならば、これで十分。
「お疲れさま」
先生の笑顔に会釈して、プールから出る。
何気なくさっき雅樹がいた場所を見ると、彼はもうそこにはいなかった。
「女性を見るのに飽きたのかしら」
だが、実際雅樹は場所を変えただけで、相変わらずの時間を楽しんでいた。
「うちの高校って、女子のレベルが本当に高いよな……」
雅樹のその呟きに、飽きない理由のすべてが込められている。
そうだ、寝子高の女子は、キュートもセクシーも、なんなら個性派もよりどりみどり。
見るだけなら自由!
録画も写真も犯罪だけど、記憶にとどめるのは勝手!
ということで、雅樹は、画像を脳内保存するのに夢中になっていたのである。
そこに、また莉鳥がやってきた。
「ん、休憩か?」
「今のところはね。っていうかこんなところにいたのね」
「競泳水着、似合ってるな」
「話が全然つながってないわよ」
「いいからまあ座れよ」
二人して、プールサイドに腰を掛け、足を水につけたまま、話をする。
異性として付き合ったのは、ほんの少しの間。
でもなぜか離れがたくて、こうして噛みあわない会話を繰り返している。
(でもこんな関係も、来年には終わる)
雅樹が高校を卒業したら、離れ離れになるのだから。
(なんか、複雑だな)
思わず口を閉ざせば、莉鳥が「なによ?」と問うてきた。
「別に。さっき泳いでたな」
「ああ……呼ばれたから」
淡々と答える莉鳥の声が、なぜか時折、懐かしく感じるのはどうしてか。
「……変な顔してる」
こんなことを言われても、離れがたいのは――。
(わかんねえな)
ふっと息を吐き、雅樹は肩を落とした。
「ねえ、どうかしたの。体調悪いとか」
「大丈夫だよ、夏の太陽には負けてない」
「女には負けても?」
「あーそっちは勝てるとは思ってない」
「ばっかじゃないの」
莉鳥はそう言って、するりと水中に身を滑らせた。
「せっかくだし、泳いでくるわ」
「おう」
雅樹がひらりと手を上げるのを見、莉鳥は彼に背を向けた。
さっきはそれなりに真面目にバタフライをしたから、ここではのんびり平泳ぎなどをしてみる。
「なにか言いたいことでもあったのかしら」
呟くも、語られぬ言葉がわかるはずはなく。
莉鳥はしばらく泳いだのち、再び仕事に戻ったのだった。
もちろん、その頃には、雅樹のことは頭の隅、端の端へと片づけて。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
瀬田一稀
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
お色気
定員
1000人
参加キャラクター数
53人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年08月12日
参加申し込みの期限
2018年08月19日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年08月19日 11時00分
参加キャラクター一覧
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