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【プール開き】ドキッ☆水着だらけのうふふのふ♪
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望月 神無
は、炎天下のプールサイドに立ち、
日月 透
を待っていた。
今回のプール開きは、地域の人も参加OKと聞いたので、先生を誘ってみたのだ。
お互いに着替えがあるから、待ち合わせはプールサイドで。そう約束して、更衣室の前で別れたのだが。
「遅いな……」
もしかして、男子更衣室は混んでいるのだろうか。
神無は、水着を着た自身を見下ろした。
姉に買ってもらった水着は、学校指定の物とは比べ物にならないくらい、大胆なものだ。
カラーはブラック。両胸の間は布で覆われてはおらず、クロスになった紐の間からは谷間が見える。
そして腰も、細い2本のラインと、1本の紐で止まっているのみ。ここも隙間から、肌があらわになっていた。
しかもこれを着ているのが、普段男子の制服を着用している神無である。
いつもは中性的な彼女が、こんなセクシーな水着を着ているとなれば、当然振り返る者もいるわけで。
「おい、見ろよ、あれ」
「えっ……あれ、あいつじゃん」
(なんか言われてるか?)
神無は、該当男子にふっと視線を向けた。が、その前を待ち人・日月先生が通り過ぎる。
水着はモスグリーンのサーフパンツ。
白い肌にシャツを羽織り、目元はサングラスで覆って、紫外線カットもばっちりだ。
向こうはまだ、神無には気づかない。
(この人ごみじゃ、探すのも大変だろうし)
「先せ……」
と。神無は呼びかけ、その声を止めた。
なぜか透が立ち止まり、ぐるり。さきほど何やら噂話をしていた男性を振り返ったからだ。
顎に手を当て、なぜか考えること、数秒。
(もしかして、知り合いなのか?)
動物病院に通っている子たちの、飼い主か何かかもしれない。
そう思って見ていると、透ばぼそりとなにかを呟いたようだった。
何を言っているかは聞こえない。でも直後。男たちがぺこぺこと頭を下げた。
「先生、何を言ったんだ……?」
怪訝に首をかしげる神無。
そのままじいっと見つめていると、彼は神無に気が付いて、ゆっくりこちらにやって来た。
「お待たせしました。……よくお似合いです」
「あ、ありがとう」
神無はぼそりと返した。
多分2人以外の人が聞いたなら、この会話はひどくクールなものに見えただろう。
でも透と神無の胸の中は、この夏の太陽真っ青なくらいに、温かくなっていた。
(だって、実際凄く似合っていて綺麗ですから)
透が神無をじいと見る。
この後はビーチサイドでのんびりしようと思ったのだが。
「
望月 神無
さん、お立ち台へどうぞー!」
なんということだろう。まさかのタイミングで、呼び出した。
「先生、行ってもいいか?」
「ええ、もちろんです」
透はあっさり頷いて、お立ち台・5コースへ向かう神無を見送った。
「あんな水着で……真剣に泳いで大丈夫なんでしょうか」
なにせ神無の水着は、チューブトップタイプである。水の抵抗で、うっかりぽろり☆なんてことになったら困る。
「でもまあ、そんなことありませんよね。ちゃんとした売り物なんですし」
神無は、お立ち台に立ち、プールの側を向いて、ちょっと大きめの声で呟いた。
「2年3組普通科、望月神無です。適当にがんばります」
ポーズをとるのが面倒くさくて、適当に両手をピースの形にしておく。
泳法と距離は自由だと言うので、とりあえず50メートルを、クロールで泳ぐことにした。
(クロールが一番速いからな。面倒なことは、さっさと終わらせるに限る)
ちらりと透の方に視線を向ければ、彼はデッキチェアに座って、こちらを向いている。
その眉間には1本しわがあるのだが、相手はサングラスもしているし、それなりに距離もあるし、とうてい神無は気づかなかった。
さて一方の透は、ざっばざっばと綺麗なフォームで泳ぐ神無を、はらはらと眺めていた。
最初はチェアに座っていたけれど、今はプールサイドに立ったまま。
泳ぎが心配なのではない。さっき、チェアの横を通り過ぎた女性の姿を見て、気が付いたのだ。
(水着って、泳ぐと濡れますよね、当然。濡れると……より体にフィットしますよね)
つまり、綺麗な神無のボディラインが、ここにいる男性陣の目に触れてしまう、というわけで。
「座って眺めているどころじゃありませんよね」
透の勝負は、神無の泳ぎが終わった後。濡れた水着で、プールサイドに立った時だ。
最初は体力を温存してゆっくりと、後半は全力を出して50メートルを泳ぎ切り。
神無は、任務完了とばかり、プールから上がっていった。
体も髪も、びっしょり水に濡れ、水着は肌に張り付くよう。
しかも腰のリボンは、ちょっとだけほどけかかっていた。
「こういう水着は、泳ぐのには適してないな」
これがとれても脱げてしまう事はないデザインだが、いかにせんみっともない。
神無はぽたぽたと滴の垂れる頭を俯かせ、きゅっとちょうちょを結びなおした。
――と。その肩に、ふわりとバスタオルがかかる。
「……お疲れ様でした」
その目が神無を凝視していたので「どうかしました?」と聞いてみれば。
「いえ、なんでもありません」
透は言って、チョコアイスを差し出してきた。
(その恰好が目の毒だなんて、言えるはずありません)
だからこそのチョコアイス。
ごまかすためのチョコアイス。
チョコ好きの神無ならば、これ以上はなにも聞いてこないはずだ。
案の定、アイスを手にした神無は黙り、さっきのデッキチェアに座るなり、もぐもぐと食べ始めた。
「暑いっすね」
たった数分ほどしかたっていないのに、チョコレートはすでに溶け始めてしまっている。
その一筋は、神無の指先を、茶色に染めた。
「溶けるの早いな……」
独りごち、神無が、溶けて零れたチョコレートをぺろりと舐める。
赤い唇からちろと現れ、また戻っていく、ピンクの舌。
それを、見ていたから。
透の返事の、タイミングがずれた。
「そう、ですね」
沈黙ののちの返答なのに、また沈黙が、訪れる。
だがそれを、神無は嫌だとは思わなかった。
アイスを食べきり透を見れば、彼はひゅうっと息を吸いこんで、ゆっくり唇を動かした。
「もっと暑くなったら、海に行きませんか。海水浴場じゃない、人の少ない海に」
サングラスをしているから、目は見えない。
でも、その声から、神無は、透がとても真剣な表情をしているとわかる。
そう、わかったから。
彼女は思わず、ぱちりと一度、瞬いた。
それを見た透もぱちり。
透の健康色な唇が、ゆっくりと弧を描く。
「いいっすね、俺も静かな海で過ごしたいっす。……二人っきりでね」
二人っきり。
神無が、付け足すように重ねた言葉に、透はそっと目を伏せた。
(ああ、言わなくても、ばれてしまいましたね)
たしかに、このプールも悪くはないし、神無の水着姿は美しい。
でも。
(大人気ないとは思うんですがね。やはり二人きりの方が良いかと思いまして)
そうすれば、余計な男が、神無を見ることもない。
さっきのように、年若い彼らに、けん制めいたことをせずともいいのだ。
それ以上、神無からの言葉はない。
代わりに彼女の頭が、ゆっくり肩に、もたれかかってきた。
透は、視線を賑やかなプールに向けたまま、神無の手に、そっと手のひらを重ねる。
肩にかかる重みは、そのまま想いの重さ。
その心地よさに、透はサングラスの下の目を、ゆっくり閉じたのだった。
そして少し後に、気づく。
神無の手が、震えていることに。
(緊張しているのでしょうか)
神無は、なんとかその震えを止めようと、腕に力を込めた。
学校のプールで。みんなの目があるところで。
大胆なことをしているとは思う。
(でもきっとこれは、暑さのせいだ……脳がゆだって、それで)
――本能に、忠実になってしまう。
彼らの近くを、見知った生徒会長が通り過ぎたことは、気づかずに。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
瀬田一稀
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
お色気
定員
1000人
参加キャラクター数
53人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年08月12日
参加申し込みの期限
2018年08月19日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年08月19日 11時00分
参加キャラクター一覧
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