ミントグリーンのひと時を　―或いは静かなる碧の侵略―｜リアクション

ミントグリーンのひと時を　―或いは静かなる碧の侵略―

おまけ

「これは、けっこう大変ですね」
　立花深紺灯は猫鳴館でミントオイルを作っていた。手の空いている寮生がちらほら手伝ってくれたおかげでたくさんのミントオイルができつつある。後は１０日間毎日１２時間ごとにひっくり返す作業を繰り返すだけである。
「これで夏を乗り切れたらよいのですが……」
　そう思いながらプランターに植えたミントを見た。まだ増えてはいないが、おそらく時期にプランターを覆う事だろう。
（適度に摘みながら育てたほうがいいかも）
　深紺灯は瓶に入れられたミントオイルを見つめ、ふわりとほほ笑んだ。

　その頃、『ミントグリーン・モーメント』の前を通りがかった島崎嘉織は、ふわりと漂うミントの香りに鼻をくすぐられていた。店内に入ると、１つの看板が下げられている。

『自家製ミントシロップ、ミントオイルはじめました』

　値段も手ごろで、瓶を持参してくれた人には割引サービスもあるらしい。その上、イートインでもミントシロップを使ったノンアルコールカクテルの提供も始めたらしい。
「ミントシロップ、買っていこうかな」
　嘉織はわずかに口元を綻ばせ、弾む気持ちで店に入るのだった。

（おまけ・完）

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あとがき

担当マスター：菊華伴
ファンレターはマスターページから！

菊華です。
まずは島崎嘉織さん、ガイドに登場してくださりありがとうございます。
今回は少しでも涼しくなれたらいいな、と思いこのリアクションに。
皆さんが楽しんでくださったならば幸甚でございます。

『ミントグリーン・モーメント』の変化
・ミントシロップとミントオイルの量り売りをする事になりました。
（ビン持参で割引サービスあり）

・ミントの苗をもらった方は育て方についての冊子をもらいました。

また、シグルトさんも皆さんとおしゃべりできてごきげんです。また何かあれば遊んであげてください。

それではこの辺りで。
また縁がありましたら宜しくお願いします。

今回は参加者全員に以下の物をプレゼント
・『ミントグリーン・モーメント』のスタンプカード
（２０ポイントたまったら５００円分の商品券になります）

・液体の入浴剤（ミント）

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