シナリオ「ミントグリーンのひと時を ―或いは静かなる碧の侵略―」

ミントグリーンのひと時を　―或いは静かなる碧の侵略―

　――シーサイドタウン。

　このとある場所にハーブを取り扱うお店がオープンした。その名も『ミントグリーン・モーメント』という。

　その日、お店にはミントの香りが漂い、涼しげな飾りつけがなされている。今回はミントをつかったお菓子の試食会を行っているそうで、いろんなものが用意されている。

「へぇ、こんな所にハーブのお店があったのか」
　島崎嘉織が趣のある店内を見渡しながら呟き……ふと、我に返る。

　僕は、いつの間にお店にはいったのだろう？

　不思議に思っていると、奥から黒髪の若い男性が姿を現した。とび色の目をした彼は、静かに笑い、「ようこそ」と言った。
「日本の夏は蒸し暑い、と聞きましてね。少しでも涼しく過ごせるように今回はミントを中心とした商品をご用意しました」
　そう言って彼は嘉織に「おいで」と手招きする。何だろう、と思いながらついていくと、そこには……ミントの葉っぱが生い茂る庭があった。
「油断しましてね。このように増えすぎたのでミントを使った商品を沢山用意しているんです。なんか、下手したら寝子島がミントに埋もれてしまうかもしれませんね」
「それってしゃれにならないね」
　店主の言葉に考える嘉織だったが、店内に漂うミントの香りにはとてもひきつけられる。ミントをつかったお菓子やお茶が、とっても心を穏やかにしていた。
「ミント以外にも色々な種類のハーブ、香辛料を取り扱っています。ゆっくりみていってくださいね？」
　店主はそういうともう一度にっこり笑った。

　不思議な力と魅力に溢れたハーブショップ。
　あなたはここでどう過ごす？

ゲームマスターより

担当ゲームマスター

菊華伴

マスターコメント

菊華です。
今回はハーブショップでのお話です。
でも、ちょっとだけ不思議なことがある模様。

概要

あなたはいつのまにか、シーサイドタウンのハーブショップ『ミントグリーン・モーメント』にやってきています。

そのお店では色々なハーブ、香辛料を使った商品を揃えております。
今回はミントを使った商品を大々的に売り出している模様。
と言うのも、店の裏にある畑でミントが大増殖しているのです……。

お店と店主について

『ミントグリーン・モーメント』
６月初旬にオープンしたハーブショップ。
店主はシグルト・バトラーさん。
ハーブと香辛料を使った商品を取り扱うお店で、店内ではハーブを使った食べ物を食べることが出来る。

６月から暫くの間は『ミントフェア』と称してミントを使った商品を数多く取り揃えております。希望者には新鮮なミントの葉や苗をくれるそうです！

＜ミントを使った商品（一例）＞
・ミントティー
・ミントキャンディー
・ミントオイル
・ミントアイス

※PL情報
シグルトさんは、増殖したミントをどうにかしたい、と考えていました。
その結果神魂が反応し、PCさんを召還してしまったようです。

何が出来るの？

今回は
・ハーブの商品を色々試したい！
・ハーブや香辛料を使った物を買いたい！
・生い茂ったミントで何かしたい！
・ミントを使った商品を考えよう！
・いっそ店をミントで埋めてしまおう！（？）

といったようなことが出来ます。

登場NPC

・シグルト・バトラー
イギリス生まれで寝子島育ちの３０歳です。今回は第二の故郷として愛している寝子島に店を持つことが出来、張り切っています（が、ちょっとはにかみ屋さんです）。

・久保田美和
アロマキャンドルを探している模様。
誰かへのプレゼントかな？

・青木慎之介
ミントティーに興味を持ち、飲んでいます。
お味は如何かな？

それではよろしくお願いします。

サンプルアクション（1）

サンプルアクション（2）