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美味しいアイスを君と
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◆ショッピング後の、甘いひととき
その日の日中もシーサイドタウンは賑やかで、通行人は右から左へ思い思いに行き交っていた。その中を、
岡瀬 千聖
は買い物袋を手に歩いている。たくさんの買い物袋に紛れたティーン向けブランドの紙袋やレジ袋の中には、家族の夏の洋服や小物が入っている。家路を急ぐ千聖がなんとなく視線を逸らすと、そこには『Lecker Eis』の看板があった。
「へぇ、新しいアイスクリーム屋さんね。美味しそう!」
そう呟いて、彼女は『Lecker Eis』のドアを開ける。今日は暑くて暑くて、そんな日に食べるアイスは絶品だろう。
(何より新しいスイーツショップ、入らなきゃ! って感じよねっ)
味も期待できそう。と、千聖は内心わくわくしながら、席を取って列に並んだ。列には彼女の娘と同い年ほどの少女も数人並んでいるようだった。
「凄い、色んなトッピングが出来るのね……!」
千聖はそう呟きつつ、隣にいる少女、
巫部 紫苑
に話しかけた。
「私だけのアイスですか……なんとも心躍る言葉です♪」
「そうよねぇ! 何を作るの?」
紫苑は話しかけられたことに目をぱちくりさせてから、微笑んだ。
「私は……最初はオーソドックスにバニラとチョコにしようと思ってます」
「あら、いいじゃない!」
「色々な組み合わせを試して、たくさん食べてみたいですね」
千聖も微笑んで、彼女の計画をうんうんと楽しそうに聞く。そうしていると、注文する番が廻って来たので、紫苑はくるりとカウンターへ向き直った。残された千聖は、ショーケースの中のアイスを眺めては、
「『相手をイメージしたアイス』ね……それじゃあ、やっぱりパパと娘ちゃんのイメージかしらっ」
と瞳を輝かせた。
紫苑はパフェ風にバニラアイスとチョコアイスを盛りつけた上に、フルーツとクリーム、そしてコーンフレークののったオーソドックスなものを作った。そして千聖が作ったのは、カップの中に彼女の娘が好きなチョコミントアイスと、夫の好きなミルクチョコアイスの入ったもの。トッピングは千聖のようなふわふわなやわらかいマシュマロと、カラフルではじけるようなカラーチョコスプレーだ。なんとなく二人、隣り合った席に座って食べ始めた。
「暑い時はアイスに限るわね♪……冬でも食べちゃうけど!」
千聖は綺麗に飾り付けられたそれを、にっこにこで堪能する。紫苑もまた、
「いただきます」
と手を合わせてから味わった。
「う~ん♪やっぱりこの組み合わせは間違いありませんね~」
その美味しさに彼女は知らず知らずのうちに微笑んでいた。千聖の数倍のペースで減るアイスを眺めながら、紫苑は次のアイスを考え始める。
「今度はコーンにしましょうか……味は何がいいでしょう?」
手を止めて、うーんと独り言ちる。
「キャラメル? ピスタチオ? どれも捨てがたいですね」
暫しそうしてから、ぴこんと決めると、紫苑は空になった容器を片付け列に並んでいった。それを見て千聖は驚きつつ、
(あ、あのチョイス素敵!)
と彼女の作るアイスに感心する。戻ってきた紫苑の手には、コーンに乗ったピスタチオとキャラメルのアイスの上に、クラッカーとナッツの散ったものがおさまっていた。それをまたぺろりと平らげると、
「あら? アイスのトッピングでは見かけないものもありますけど……これはこれで美味しいかもしれません。試してみましょう♪」
今度はメロンのシャーベットの上に生ハムを乗せてみたりと、様々な組み合わせを楽しんでいる。千聖は紫苑以外の注文も見つつ、
(私も今度試してみよう!)
と考えて、空を切ったスプーンにいつのまにか完食していたことを知る。
(今度は、パパや娘ちゃんも誘って来ようっと!)
そう思いながら、千聖は上機嫌で店を後にした。
「あら? お隣の人は帰ってしまったんでしょうか」
ラベンダーとローズのアイスとエディブルフラワーのトッピングを楽しんでいると、紫苑はふと、千聖が居なくなっていることに気付いた。
「私もそろそろ帰りましょうか」
トッピングもフレーバーも、なんだかんだ一通り食べ終えたところだ。紫苑はその最後の二つを味わって、空になったカップの前、満足そうに手を合わせる。
「ごちそうさまでした」
そうして、今度は帰ってから食べる用にと、テイクアウトのアイスを選び始めた。
「美味しいアイスがたくさん食べられて、今日は良い日でしたね♪」
満足そうに帰っていく紫苑の手には、『Lecker Eis』とロゴの書かれた袋が握られていた。
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あとがき
担当マスター:
六原紀伊
ファンレターはマスターページから!
お世話になっております。六原です。
最近ちょっと涼しいと思ってしまって慣れの怖さを感じます。早く秋になってほしい。
個性豊かなアイスと皆さんの微笑ましいやりとり、精一杯書かせてもらいました。
ご期待に添えるものとなっていたら幸いです。
最後に、次回シナリオについて。ガイド作成にあたり色々と指導くださった運営部の皆さまに感謝します。
星幽塔が舞台のシナリオを手掛けるのは初めてのため、至らない点あると思いますが……頑張ります。
それでは皆様、ご参加ありがとうございました。またご縁がありましたらよろしくお願いします。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
六原紀伊
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年07月10日
参加申し込みの期限
2018年07月17日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年07月17日 11時00分
参加キャラクター一覧
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