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【2年遠足】行こう! 日光!
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●<日光・東照宮> その2
せっかくの機会なのだからと、最初に声をかけたのは
鴻上 彰尋
だ。せっかくの遠足なのだから、同じコースを選んだ知り合いに声かけて一緒に回ったら、きっとわいわいと楽しくなるのではないかと。
『……と、思うんだけど、どうかな?』
『お、面白そうじゃん! うし、んじゃみんなで行こうぜー』
『しょーがねーなー、どーしてもってゆーなら俺も一緒に行ってやろう』
そんな彰尋の誘いに、
楢木 春彦
と
来島 アカリ
はそう二つ返事で頷いた。実のところアカリは中禅寺湖のコースも気になっていて、どちらにしようか決めかねていたので、渡りに船だったりもしたのだけれど。
そんな風に思いつくままに声をかけて、最終的に集まった6人で歩く参道は、やはりとても賑やかだった。そうしてやはり男子高校生と言うべきか、歴史的なあれこれに興味のある者がほぼ居ない。
パンフレットの地図を見ながら、
卯木 衛
がうーん、と頭をガシガシする。
「日光っつったらやっぱ三猿見なきゃじゃね!? あ、でもめっちゃ境内広い……どこだ!?」
「任せたぞ、卯木。そのあとは優木、ガンガン食うぜ~!!」
そんな衛の背中に気楽に言ってのける春彦はといえば、意識はすでに観光地の銘菓のあれこれへと飛んでいる。饅頭は絶対に外せないし、それから羊羹、ゆばむすび、プリン、酒饅頭、湯波、数え上げればきりがない。
そんな気持ちで振り返った春彦に、振り返られた
優木 遥斗
は笑って頷いた。こんなことを言われたら、ついて行くしかないだろう。
それにしても助かった、と思う。初めての日光で、しかも観光地なんてそもそもあまり出かけないから実は、どうしたものかと困っていたのだ。
そんな感謝を込めてひょいと彰尋に頭を下げてみせると、相手はきょとんとした後で、ほわりと笑って見せた。
「見事にばらばらなクラスだけど、全く知らない人同士もそんなにいないのが面白いね」
「あ、それは俺も思ってた。でも、遥斗くんは人狼で遊んだ仲だけど、望春くんとはあんま遊んだことなかったなー。今更だけど、今日はよろしく」
「ほんと今さらだな!? ま、よろしくー」
その話を聞いていたらしい衛がパンフレットから顔を上げてひらりと手を振ったのに、
花厳 望春
は苦笑いしながら振り返す。こんな風に、同級生の男子だけで行動するのはあまりないからちょっと、新鮮な気分だ。
振った手のひらをぐーぱーしてから、みんなもよろしくなー、とひらひら振った。それに「望春もいまさら!」「よろしくしてやるから覚悟してろよ」という声がわちゃわちゃ返るのもまた、新鮮。
そんな風に賑やかに、一行は無事に三猿観光をクリアした。となれば次なる目的はお土産と買い食いだ――歴史観光? 何それ美味しいの?
「やっぱ遠足きたなら観光地のウマイもん食わねぇとな! 気になるもんは片っ端から食うぜーッ」
そう、待ってましたとばかりに吼えた春彦だ。そうしてその言葉通り、目についたお店があれば真っ先に走っていき、店頭の試食を口に放り込む、これは良い! と思えば即お買い上げ。
だが、そんな春彦と行動を共にする遥斗も負けてはいなかった。
日頃はなかなか、甘い物は大好きなのに人が多かったりで、1人では入り難いお店の多くに残念な思いをしている遥斗である。ゆえにせっかくのこの機会、名物やらそれ以外やら、とにかく食べ尽くす勢いの春彦と共に、土産物屋で無双する所存。
「おっ、揚げゆば饅頭発見! おねーさんそれひとつ」
「こちらにも1つ下さい」
そんな風に食べながら、あっちの揚げてないのも気になる、と話している春彦と遥斗に、衛が目を丸くした。
「春彦くんも遥斗くんもめちゃくちゃ食うな!?」
「え? ……わっ、楢木くんたちいつの間にかまた食べてる?」
これが高身長の理由か? と真顔で本気の苦悩を始める衛の声に、土産物屋の雑貨コーナーを覗いていた望春も驚きの声を上げた。日光っぽいヘアピンとか売ってないかな~、日光っぽいって言ったら猿かな~、とあちこち見て回っているうちに、一体どれだけ食べたのだろう。
そんな2人の驚きの視線に気が付いて、遥斗と春彦が顔を見合わせた。そうして試食のお姉さんを振り返り、この2人にも渡してやって、とお願いしながら言う。
「まあ、まずは食ってみろって! んまいぜ~。んで欲しかったら自分で買え、見てたってやらねぇぞ」
「……え。揚げゆば饅頭、っておいしいのか……?」
微妙に不思議と感じる組み合わせを聞いて警戒する、アカリにも試食のお姉さんが「まずは試しにどうぞー!」と明るく試食が配られた。となれば食べるしかないのか……? と3人で顔を見合わせてから、えい、と思い切って同時に口に入れ。
お、とその表情が一変する。
「……揚げ湯葉饅頭うまっ!」
「うん、これはなかなか……」
「うめえな。お土産に買ってこうかな。日持ちしないやつならコレ口実に会いに行けるしな!」
「って彼女にかぁ?」
ウリウリ、とすかさず弄りにかかる春彦と、別に良いだろ! と顔を赤くしながらそっぽを向く衛に、残る4人がくすくす笑う。面白いな、と遥斗は一緒に笑いながら思う。
個性的で、明るい友人たち。彼らのやり取りは、ただ見ているだけでも楽しくて、どこか眩しく見えたりして。
そんな風に友人達を見回す遥斗の横で、同じく試食し、揚げたての饅頭も買って食べた彰尋が笑いながら言った。
「これ、確かに美味しいよな。俺もお土産にしようかな?」
「あ、俺も姉さん達のお土産にしようっと。あの人達、俺の帰りより基本土産の心配してるからね。ひどいよね」
そんな風に賑やかな6人組に、通りがかった
水守 流
が「あれ」と目を瞬かせた。ルームメイトであり、クラスメイトでもある遥斗に声をかける。
「早いな、もう参拝は済んだのか?」
「いや、猿だけ見て来たんだ」
「お! サル軍団居たのか!」
「あー、違う違う! 三猿の方!」
驚きと期待の声を上げた流に、ひらひら手を振って否定したのは以前にも某ゲームで一緒になった衛だった。他のメンバーもうんうん頷いているのを見て、そうだったのか、と肩を竦める。
有名なのはサル軍団とか忍者とかだよな、と少し楽しみにしていたのだ。いや、もちろん日光自体が行くのは初めてなので、遠足そのものがとても楽しみだったのだけれど。
それじゃ、と皆に手を振って別れ、参道を進む。道すがらの彫刻や建造物を気ままに眺め、ほわぁー、と感心し。
やがて辿り着いた拝殿で、へぇー! とひと際大きな感嘆の声を上げた。
「立派な神社だなー」
神社といえば質素なイメージがあるけれど、日光東照宮は良い意味でその印象を覆す。それはこの拝殿も同じだと、ぐるりと眺めまわしてうんうんと頷いた。
それほど信心深いわけではない流だが、それでもこういった立派な神社を見ていたら、何とはなしに気持ちが洗われる心地がする。これが霊験あらたかな云々、という奴だろうか。
そんな事を思いながら、パンパン! と柏手を打ってお参りする。そんな流の姿を
七峯 亨
は、ちょうど辿り着いた拝殿の門前からついと眺めた。
もちろん亨だけではなく、妹の
七峯 凜乃
と、友人の
詠 寛美
も一緒に居る。今日はこの『色黒3人組』で、風の吹くまま気の向くままに散策をしているのだ。
見事な拝殿を遠目からじっくりと眺めて、それにしても、と亨は感慨深げなそぶりで呟いた。
「人が神になるってのは最高の贅沢なんだろうかねぇ」
「ん? どういう意味だ?」
「いやさ、よっちゃん。俺ぁ骨になった後の事なんざ知らねぇが……」
きょとん、と首を傾げた寛美に亨は、そんな風に肩を竦めてみせる。そうして語ったのは、武人が己で立てるだけの地位を延々と求めたら最後は神という事なのか、それならこういう風に座る神よりヘラクレスみたいなのに辿り着きそうな気がするんだが、などという、常らしからぬ真面目な話。
そんな、珍しさに雨どころか槍でも降りそうな兄の言葉に、らしくないこと言ってんなよ、と凛乃はニヤニヤ笑いを浮かべた。
「そういうのは彼女用の口説き文句に混ぜるくらいしか使い道ねーだろ、アホなんだから」
そんな風に言葉こそ酷くはあるけれど、口調はと言えば揶揄うようにも、獣が甘噛みしているようにも響く。そんな妹にニヤリと笑い返した亨にも、もちろんその真意は伝わっていて。
これは言葉遊び。それでいて、目に見えぬ拳を交わすバトルのように、火に油をどんどん注いで燃え上がるのがいと楽し。
良いね良いねとニヤニヤ笑う、兄妹の間で寛美がやれやれとため息を吐く。
「ま、ヘラクレスみたいなお嬢様方と手合わせする分には、カルキノスの気分も俺ぁ悪かねえがな。むしろ毎度いい眺めは楽しめてるし」
「だーれがヘラクレスだ。そー言う割には毎度ひょいひょい避けるじゃないのさ。止まってりゃヒロが潰してあたしが飛ばしてで完璧だぜ」
なぁヒロ、と縮身を交えた戦いを喩えてからかってくる亨の言葉に、ふふんと言い返して凛乃は友人を振り返った。戦いならば負けるものかと、頷く寛美にぐっと親指を立てる。
ひゅう、と亨が口笛を吹いた。せっかくの遠足、刺激的過ぎるくらいがちょうど良い。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
蓮華・水無月
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
5人まで
シナリオジャンル
学校生活
定員
50人
参加キャラクター数
50人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年06月27日
参加申し込みの期限
2018年07月04日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年07月04日 11時00分
参加キャラクター一覧
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