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【2年遠足】行こう! 日光!
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●<日光・東照宮> その1
日光と言えば、何をおいても有名なのは東照宮ではないだろうか。日本国内のみならず、世界中から日々多くの観光客が訪れるその地で、
雨寺 凛
は「おおー!!」と感動の声を上げた。
「日光東照宮! 初めて見たけど、どこに行っても立派だなぁ!」
「あぁ……自然の美しさと、人が作り上げた建物の見事な調和……!」
知らず大きく両手を広げ、まるで全身でこの感激を表現しようとしているかのような凛の隣で、
花椿 涼太郎
もまた立ち並ぶ建造物の美と、それらを取り囲む自然の美に、うんうん頷く。人の手だけでは作り上げられず、自然だけでも作り上げられない、文字通りの奇跡だ。
もっとも、涼太郎が心から純粋に感動をしているのかと言えば、そうではなくて。
(その中で輝く美しい僕……! 最高にビューティフォー……!)
という思考も確かに、巡っていたりしたけれど。
そんな風に周囲と己の美に1人浸っている涼太郎の横では、
篁 文緒
が『見ざる 言わざる 聞かざる』で有名な三猿を見つめていた。『校外学習のしおり』の外にも一応持ってきている観光ガイドブックも確かめて、これが三猿ですよね、と確認する。
どうやら間違いなさそうだ、とスマホを取り出し撮影しようとする文雄に気が付いて、私も! と凛がデジカメをすかさず構えた。に、と文緒に笑いかけながらパシャリ、シャッターを切る。
そうしてしみじみと、凄いねぇ、と目を輝かせた。
「これが3匹のお猿さんなんだねー。テレビでしか見たことなかったなぁ」
「ふふ、私もです。あとは眠り猫も見たいですね。……あおいちゃんも一緒に見れたら良かったんですけど」
「あ、そっか。篁さん、七夜さんを探してるんだよね」
そういえば、という凛の言葉に、そうなんですよね、と文緒は小さく肩を竦めた。
七夜 あおい
――寮でも同室の彼女と、今日の遠足では一緒に回って、もっと仲良くなれたらと思っていたのだけれど。
いざ到着してバスを降り、ようやく自由行動が始まったと思ったら、寝子高生以外にも数多く居る観光客に揉まれるうちに、離れ離れになってしまった。そこに凛と涼太郎が通りがかって一緒に回らないかと声をかけられたのに、歩いていけばどこかで会えるだろう、とここまで一緒に来たのである。
しかし、どうやらここにもあおいはいなさそうだ。そう、辺りを見回す文緒と一緒に、凛と涼太郎も辺りをぐるりと見回して。
おや、と涼太郎が声を上げた。
「ん? 七夜さん居た?」
「いや。バスで会った岡瀬くんだ」
その言葉に、え? と思わず顔を見合わせた凛と文緒に気付いた様子もなく、熱心に写真撮影をしてるね、と感心したように何度も頷いている涼太郎である。そうして、意図せず注目の的になってしまった当の
岡瀬 結華
はと言えば。
(三猿、可愛いなぁ)
これが今から400年近くも前に作られたとは、とやはり向けられている視線には気付かないまま、ユニークなポーズの木彫りの猿達にほっこり心を和ませていた。歴史ある彫刻というロマンも勿論だが、それ以上に可愛いキャラ物好きな結華の心を鷲掴みだ。
これも後で両親に送ろうと、可愛い姿をスマホに収める。それから周囲の建物や、気になる物もパシャパシャと。
そうしながら結華はふと、辺りを見回した。
(あの頃よりは神社仏閣にも興味が出てきた、のかしら)
まだ歴史にも詳しくなかった小学生の頃に、実は家族で日光旅行に来たことがあったような気がするのだ。とはいえ何しろ小学生のこと、そもそも寺社仏閣に興味は薄かったから、東照宮のこともほとんど覚えてはいないのだけれど。
朧げに、時折見覚えのある風景がある、ような気がする。それは、行ったことがあると言われれば、そういえば見覚えが、という程度の朧げさ。
けれども。
(今、しっかり見るとその重厚な雰囲気に圧倒されるなぁ……!)
相変わらずクールな印象があるかもしれないが、胸の中で『すごい!』の嵐が吹き荒れている程度には、何もかもに圧倒されている結華だ。次は眠り猫を見に行こうかな、とパンフレットを広げる手つきもどこか楽しげ。
そんな結華の一部始終を見守って、よし! と涼太郎は高らかに宣言した。
「僕がついて行って、岡瀬くんの写真を更に美しくして差し上げようじゃないか!」
「え……えぇッ!?」
楽しそうだけど良いの!? と目を丸くする凛の横で、文緒が苦笑し小さく肩を竦めた。それから自身もパンフレットの地図を見て、「意外と広いんですね」と息を吐く。
眠り猫はまだまだ先だけれど、有名どころ以外にもとかく此処には動物の彫刻が多い。それを見ながら歩いているうちに、あおいも見つかるだろうか。
そんな事を考えながら眼差しを遠く向けた、その先にある眠り猫の前では一足早く辿り着いた恋人達が、うわぁ、と感動の声を上げていた。
「猫……かわいいよな」
「わー、可愛い!!」
そう、楽しそうな声を上げながら並んで眠り猫を見上げているのは、
志波 拓郎
と
高梨 彩葉
である。日頃よりも少しばかり賑やかなはしゃぎっぷりは、だが活き活きとした彫刻の多い東照宮にあって一際可愛い眠り猫を目の当たりにすれば、無理もないことだろう。
すごいよねぇ、と2人でほっこりとユニークな猫を見上げて、心行くまで存分に堪能する。それから彩葉は傍らの拓郎を振り返り、ありがとう、と礼を言った。
というのも、良いものを見つけたからと彩葉を手招きし、ここまで案内してくれたのは拓郎なのである。彼女はそんな拓郎の後ろをついてきて、この愛らしい猫にご対面したという訳だ。
「物知りなんだねぇ」
「いや……そういう、訳じゃ……ない、んだ」
ゆえに感心の眼差しを向けた彩葉に、けれども言われた拓郎はちょっと困った顔でぽしぽしと頭を掻いた。実のところ、拓郎も東照宮に詳しいという訳ではなく、あまりこの建物のことを知らないのでスマホや、貰ったパンフレットを読んで内容を確認していただけで。
道すがら、ここはこんな歴史が、と彩葉に話して聞かせた知識も、そこから。多少は事前に調べてきたけれど、知識量としては彼女と同じくらいなのだ。
だから、と朴訥に説明する拓郎に、そんなことないよ、と彩葉は力強く首を振る。彼女はと言えば拓郎と同じく、パワースポットとして有名な場所だとテレビで何回も取り上げられてる程度の知識しかなく、拓郎の説明に「ほえー」とひたすら感嘆するばかりだったのだ。
だから。
「色々調べてくれてありがとう、拓郎!」
「いや……彩葉さんが、喜んでくれたなら……」
まっすぐな笑顔で礼を言った彩葉に、拓郎ははにかむ笑顔で首を振った。彼女の嬉しそうで楽しそうな笑顔が、何よりのご褒美だ。
そんな風に、顔を見合わせ「ふふー」と笑い。
「それにしても、こう、神社の中ってシャキッとする気分になるよね!」
「ああ……目の前にすると、なんとなく厳かな気分になるよね」
そう、楽し気に語らいながら眠り猫の眼下を通り過ぎた恋人たちの、行く手にある宮では
望月 神無
が、でかい場所だよな、としみじみ建物を見上げていた。ここに来るまでにあった建造物もいちいち凄かったけれども、さすが本丸(?)、格が違う。
東照宮といえばテレビなどでちょくちょく出ている場所、という印象くらいしかなかった神無だが、実際に来てみればとにかくでかい場所だし、何よりその雰囲気に圧倒される印象があった。文字通り、肌に感じる空気が違う、ような気がする。
「観光スポットであり、パワースポットとも言われてるらしいけど――それも納得だな」
「ですよね!」
ぼそ、と呟いた神無の言葉に、近くに居た
日々野 結衣香
が拳を握ってそう言った。言った、というか力説した。
自他ともに認める(?)歴女としては、聖地にして登竜門にして初心者なら必ず押さえておきたい有名スポット、日光東照宮とここに祀られている徳川家康公を外すわけにはいかない。誰が許しても、歴女としては許されない。
ゆえに結衣香は力と愛を込めて、切々懇々と語ってみせる。
「やはり、日光の神社っていえばここですから! 歴女としては楽しまずにはいられません! あとは、日光といえばおサルさんの軍団も有名だけど、見られはしないでしょうねぇ……」
「あー……サルね、確かに」
突然現れた結衣香の情熱に軽く圧倒されていた神無だったが、そういえばそっちも有名だったな、と手を打った。恋人がここに居たならぜひ見てみたいと言ったかもしれないが、さすがに日帰り遠足であれもこれも、と回るには日光は広い。
私はまだ家康様の気に触れてますので! というセリフを残してまた自分の世界に戻って行った、結衣香に一応「無理するなよ」と声をかけてから、神無はぐるりと辺りを見回した。お参りも終わったし、次はお目当てのお土産を買いに行くか、と思う。
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担当ゲームマスター
蓮華・水無月
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
5人まで
シナリオジャンル
学校生活
定員
50人
参加キャラクター数
50人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年06月27日
参加申し込みの期限
2018年07月04日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年07月04日 11時00分
参加キャラクター一覧
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