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【夏至まつり】A Long Long Day
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●お清め~海で禊!
「先輩もお清めするんですか?」
「そうだよ」
「そ、そうなんですね……」
もじもじ。会話が続かない。
すると、あまり空気を読まない洋二が、突然先日のトリエンナーレの話を振ってきた。
「バスケットパフォーマンス、見たよ。大したものだったね」
「そんな……できたらいいなと思ってやってみただけで……」
見ていてくれたことも嬉しかったし、思いがけず褒められもして、碧南は顔を赤らめた。
「いやいや、謙遜することはない。なかなか誰にでも出来ることじゃないよ。勿論この僕も出来ない」
朗らかに笑う洋二と一緒になんとなく海の方に歩いてゆき、そのまま成り行きでいっしょに海に浸かる。
「それで、禊っていうのはどうするんだっけね?」
「ええと……他の人は、目を閉じて瞑想っぽいことしてますね」
「成程、こうかな?」
洋二は周りの人たちを真似て、胸の前で合掌し、目を閉じる。
碧南も俯き加減に胸の前で合掌し、そこではたと胸に目をやった。びしょ濡れになった白装束が張り付き、うっすらと肌が透けている。一応中に水着は着ているが、それでもなんだかエロティックで……。
(こ、これって前にやった乙女ゲームの禊イベントスチルみたいじゃない? このあと攻略対象だった彼は主人公の女の子の濡れ透けに気付いて真っ赤になってそっぽを向くのね。あの横顔がまたステキで……)
そのときのスチル画像と、目の前の洋二の横顔がだぶっていく。
(きゃ、きゃあああ! ど、どうしよう!!!)
碧南は全身を火照らせ、ぶくぶくと鼻先まで海に沈んだ。
「なんだい? もう終わりかい? じゃあ泳ごうか」
「は、はい」
泳ぐ、といいながら、ぷっかり海に浮かぶ洋二。
碧南も隣に大の字になって浮かび、時々洋二を横目で見たりしながら、内心大声で叫んでいた。
(もう! 体が火照っちゃって、結局全然涼しくならないよぉ!!!)
◇
さて、こちらでは瑠樹が小学生らしく元気に、ちゃぽーん! と海に飛び込んでいる。
「うわぁ、冷たくて気持ちいいねぇ!」
海の気持ちよさを全身で感じた途端に、禊のことはさっぱり頭から抜け落ち、ぱしゃぱしゃぱしゃ……と泳ぎ始める。泳ぎはそれなりに得意なようで、向ってくる波を受けながらも、浮けて泳げている。
「サンマさーん!」
褌姿で禊中のサンマさんのところまで泳ぎ着くと、その体に抱き着く様に捕まった。
「よ! どうした少年?」
「サンマさんサンマさん、泳ぐ姿を見てみたいなぁ……だめ?」
「はっはっは! もちろんいいとも!」
少年の期待に応え、サンマさん、泳ぐ、泳ぐ!
鋭角な頭で波を切り、短い脚をばたつかせる。
なんで泳げてるのとか聞かないで! わかんないから!
10メートルくらいまで行くと、サンマさんすっくと波間に頭を出してサムズアップ。
瑠樹はサンマさんの泳ぎに拍手喝采である。
「サンマさん、ありがとうなぁー!」
「お安い御用だぜ!」
◇
「Salty! しょっぱーつめたいのデス!」
「うむ。海だからな。暑い日に冷たい水に浸かるのは気持ちが良いな」
「デス!」
トワと楓子は、真面目に黙想を始めた。
「さて、黙想黙想……煩悩滅却……」
「黙想はー静かにするのデス! ぷっぷくー」
「水……冷たい……海……水着……SSR……ハッいかんいかん」
「30秒くらいでいいんデス?」
「夏……水着……SSR………おっと、いけないいけない」
「1分くらいデス?」
「水着……SSR……くっ!!! 何故だ!!! 煩悩が消えない!!!」
「他の人と同じくらい静かにするマス!」
「お、おう……」
楓子はしゅんとなる。年下なのに、トワは楓子よりずーっと真面目に黙想しているではないか。
(物事を考える余裕があるからいけないんだ)
と楓子は思った。
(もぐろう)
水色と黒の髪を波間にフレアスカートのように広げて、楓子は頭まで海水に浸かる。
ぶくぶくぶくぶく……。
ぶくぶくぶく……。
ぶくぶく……。
ぶく……。
く……。
……。
「黙想が終わったらfree time! 動きにくいデスカラーしろしょーゾクを脱いでから泳ぐのデス!」
白装束を脱いで水着になったトワは、きょろきょろとあたりを見回した。
「……あれ? カエデコ、どこに行ったデス? カエデコー?」
◇
潜りすぎて気を失って流された楓子は、褌姿のプリ尻な人に助けられていた。
「大丈夫ですか? 人工呼吸は必要ではありませんか?」
楓子が朦朧と見たその人は、祭りと聞いて喜んで脱いだ
アケーチ・タッマーキ
であった。
片目を隠す黒髪は濡れて張り付き、妖艶さが増している。
途中までは、皆を真似て真剣な面持ちで黙想していたのだが、途中から(あぁ、皆様の水濡れ姿素晴らしいです、あぁ……!)という感じになってしまっていた。禊っていう文化、星幽塔にないかもしれないから、仕方がないね!
楓子は楓子で、アケーチを見てうわごとのように、
「堕天使……褌……SSR……ゲット……!」
と呟いている。どうやらアケーチの背中に、天使の羽根の幻を見たようである。
堕天使で褌なのがどのくらい需要があるのかわからないが、なんかレアっぽかったのであった。
「ふふ……私をゲットですか……! ってまた気を失ってらっしゃる! 大丈夫ですか?」
アケーチ、ちょっと焦ってぺしぺし頬っぺたを叩いてみる。
楓子は恍惚とした顏のまま目を開けない。
「こういうときは……どの世界でも人命救助ですよね」
アケーチはプリティな褌お尻を見せつけるようにしながら、楓子を抱きかかえて浜辺へ向かったのであった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年08月02日
参加申し込みの期限
2018年08月09日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年08月09日 11時00分
参加キャラクター一覧
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