【夏至まつり】A Long Long Day｜リアクション

【夏至まつり】A Long Long Day

●エピローグ

「……あー、もう終わっちゃった」
　ロベルトはアカリといっしょに家路につく。
「楽しかったな……来年もこういうお祭り行きたいね」
（来年も……いっしょに）
　頷きながら、その言葉に胸を温かくするアカリであった。

　翌朝。
　時子は、窓を開けて、外に飾っておいたポプラの枝に朝露がついているのを見つけた。
「そういえば……夏至まつりで貰った『朝露をいれた小瓶』。これも大切にしましょう……」

　彰尋はその朝露を、朝食のあとの珈琲に入れて楽しんだ。
　その香りには、一年で一番長い昼の想い出が、仄かに含まれているような気がした。

＜了＞

このページにイラストを設定する

あとがき

担当マスター：笈地行
ファンレターはマスターページから！

ご参加ありがとうございます。笈地です。

ここしばらく、世界が終わりそうな曲集めてみた、みたいなのを聞きながら、
中国とかキョンシーとかそんな日々を送っていたので、
久々に寝子島のお祭りで、素敵な恋の話とか、日常のエピソードにほのぼのいたしました。

花輪占いについては、本当に占いましたが、当たるも八卦、当たらぬも八卦。

ではでは。巴めろマスターの夜の部もお楽しみに。
またお会いしましょう。笈地でした！

↑ページトップに戻る