this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
実験農場:田植えのはずが泥試合
<< もどる
1
…
4
5
6
7
8
つぎへ >>
巧が見守る中、美野梨は暴れる苗たちに声をかけていた。
「貴方たち、少しいいかしら? 落ち着いて考えてみて。畝に穴が開いたらあなたたちの住むところがなくなるのよ?」
苗たちを心配する、穏やかな声。彼女を警戒していた苗たちは、その声色に少しずつ警戒を解く。
「植えられない稲は、乾いて干からびていくだけ。あなたたちは、それでいいのかしら?」
静かに、真剣に問いかける美野梨。彼女の態度に何かを感じたのか、自分から田んぼへ行き、そこに腰を落ち着ける(?)苗たち。それに内心安堵する美野梨だったが、一部の苗たちは飛び掛かり爆破する粉を振りまいた!
「危ない!」
「きゃあっ!?」
巧が庇い、しりもちをつきそうになった美野梨はそれを堪え、ため息をついた。そして、「仕方ないわね」と、例の袋を前に突き出した。その中身がなにかわかったのだろうか、苗たちが恐れおののいた。
「この中身、わかる? この子たちを放たれたくなかったら……わかるでしょう?」
苗たちは、何度も頷くと田んぼへ震えながら逃げるのだった。
「……さすがイナゴ。効果あったわね」
美野梨は一人小さく微笑み、田んぼへ自分から植わっていく(?)苗たちの様子に安堵するのであった。
「普通じゃ見られない光景やな」
巧は苦笑しながらも、腰を抜かしただろう苗を拾い上げ、田んぼへと植えた。
「まだまだいくわよ!」
蛇那伊が爆発する粉にも負けず苗を捕まえ続ける。その光景を目撃した桜は唖然としていた。
「そっちはどう? こっちはあらかた済んだから様子を見に来たんだ」
夏朝が折り畳み傘を準備しつつ問いかけると、刀が深いため息をついた。
「こっちのはまぁ、減ってきたかな。でもまだなんかいそうだよな」
まだ気は抜けない、と様子をうかがっていた一同だが、そこで蛇那伊が何かに気づく。彼は一息つこうと三夜湖の方を見たのだが、そこで気づいた。苗が、三夜湖へと進んでいくのを。
(もしかして……あれは)
蛇那伊は「ちょっとこっち来て!」と夏朝たちを手招き。途中で合流した美野梨と巧もまた共に三夜湖へ向かう。そこで彼らがみたものは……泳ぐ苗たちであった。
「すげー、苗が泳いでるよ……えっ、お前ら泳げるの!?」
怪訝な表情を浮かべる刀。だが、桜はそこで気合を入れていた。彼女は水泳部である。そして、いま、おあつらえ向きなことに水着である。
「気持ちはわかるわ。こんなに暑いんだもの。私だって汗まみれ泥まみれだしっ!」
準備体操しながら何度も頷く桜。その間にも美野梨はどこからともなく補虫網を取り出し、沖に行く直前に苗を捕まえていく。
「これ、植えてください。逃げてきた苗は捕まえます」
「沖に出た苗は私が! 水泳部の意地、みせますから!」
美野梨が網を構え、桜が宣言したうえで湖へと飛び込む。桜は悠々と泳ぎ、ちゃぽちゃぽ楽しそうに漂う苗を次々に確保していた。泳いで逃げようとしても、桜にはかなわず捉えられていく。
(これ、俺の出番ないか?)
刀は手段がないならば己のろっこん『加速』の進化能力で水面をつっぱしろうかと考えていた。だが、ここは桜と美野梨に任せれば問題ないだろう。
「わいは彼女たちから苗を受け取る。せやから陸の方頼むわ」
「承知したわ」
巧があたりを見渡しながらいい、蛇那伊はウインク1つ。夏朝と刀もまた湖に向かう苗をとらえながら田んぼへと戻るのだった。
その道すがら、蛇那伊はミラを確保していた。そして、追いかけようとする苗をぱぱっ、と捉えて刀に渡す。
「あら? どうして追いかけられていたのかしら」
「うーん、私にもわからないのです……」
ミラはしゅん、とした様子で答える。とりあえず落ち着くまで蛇那伊の肩につかまって様子を見ることに。
「もしかして、泥で汚したいとかそんなんじゃないか? だったらいやだけど」
刀がしゅぱぱっ、と苗をとらえながら答えれば、夏朝は肩をすくめる。彼女は粉をまきそうな苗を見つけると、ビニールでくるみその口をきゅっ、と縛った。同時にクラッカーのような音を立てて爆発し、苗がぼろぼろになっていた。
「さっさと終わらせるしかないね」
と夏朝が呟くが、刀は曇りだした空を見、嫌な予感を覚えた。
(湖には神野と水上、牛瀬先生がいる。大丈夫だろうとは思うけど……)
その嫌な予感は……のちに現実となる。
<< もどる
1
…
4
5
6
7
8
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
実験農場:田植えのはずが泥試合
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
動物・自然
定員
15人
参加キャラクター数
8人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年07月13日
参加申し込みの期限
2018年07月20日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年07月20日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!