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【創立記念】B☆Iトリエンナーレ!
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机の上に置いた古いラジカセの下には、金ぴかの例のカード。
「鴻上は俺に感謝しろよー」
紫紺から薄紅を経て黄色になる色合いの瞳を悪戯っぽく細める『新入部員』の
来島 アカリ
に、元より放送部に所属する
鴻上 彰尋
は黒い瞳を笑ませ素直に頷いた。
イベント事にはいつも裏方に属するけれど、今回は金ぴかカードが届けられたこともあって、参加する側に回ることが出来る。
(嬉しいなぁ)
そう思うから、
「参加付き合ってくれてありがとう」
照れはするものの真直ぐに礼を言うことができる。
てらいのない言葉を向けられ、アカリは拗ねたように唇を尖らせた。
「せっかく放送部に入ったわけだし、こーゆーのも参加してみたかったんだよなー」
紅くなってしまいそうな顔を逸らし、言い訳じみて言う。照れ隠しにやたらに威張っても見せる。
「ふふん、せーぜー俺に感謝するといい」
「うん、感謝してます。ありがとう」
ふわりと笑う笑顔に押し負け、アカリは机の上のラジカセを彰尋に押し付ける。もうひとつ机に乗った小道具の拡声器を手にする。
「ラジカセ重いし鴻上が持てよー、俺はこっち持ってやるからさー」
言われるままラジカセを持ってみせる彰尋に、アカリは手にした拡声器の開口部を向ける。
「大丈夫だいじょーぶ、必要な時は貸してやっから」
演劇ではともかく台本なしでの即興台詞を苦手とするアカリは、それを隠して彰尋に台詞回しも任せることにする。ラジカセからの音楽に合わせてキャットウォークを歩くところまではいいものの、部活アピールのための言葉は早々出て来るまい。
「服装とかはどーすんの?」
「考えては、いるけど……」
自信なさげな彰尋に、アカリはあっけらかんと明るく笑う。
「大丈夫だいじょーぶ、こっちもだけど、人狼同好会の演劇も一緒にがんばろーなー」
「ああ、……うん」
放送部としても、人狼同好会としても。家の事情で表に立つ機会を得られなかった彰尋は顔中で笑う。
「うん、頑張ろう」
「……これ、何かしら……」
部室の戸口に挟まれていた金ぴかカードを手に、
楡宮 遠海
が首を傾げる。うなじで揃えた黒髪を揺らして謎のカードをためつすがめつする遠海の肩越し、
雨寺 凛
が華やいだ声を上げた。
「おお、ウチも選ばれたんだね!」
「選ばれた?」
「トリエンナーレだねぇ、今回はB☆Iだって」
こくりこくりと首を傾げる遠海の肩の反対側、
夢宮 瑠奈
がのんびりと笑う。きゃあきゃあとはしゃぎながら夕暮れの部室に入る凛に続きながら、不思議そうな表情をする一年生の遠海に、二年生の瑠奈は年に一回一日限りで行われる創立記念祭に於いて方々に撒かれる金ぴかカードについて説明する。
「強制参加……」
「びっくりするよね」
黒い瞳を瞬かせる遠海に、凛は朗らかに笑った。
「でも、これは軽音楽部アピールのチャンス!」
部室内で元気いっぱいぴょんぴょん飛び跳ねる凛と一緒になって瑠奈もはしゃぐ。
「今回も魅せに行くよ!」
「バシッとキメて行きたいね!」
お揃いのTシャツで素敵にしよう、瑠奈は提案する。ボトムスで元気さを押し出してみたり、ちょっと男の子っぽかったり、ハートのアップリケを付けてみたり? 次々に出てくる瑠奈のアイデアに、凛は目を白黒させつつ素敵すてきとおおはしゃぎ。
「やっぱり音楽はアップテンポに楽しく爽快に! かな?」
「うん、いいね! 急ピッチで仕上げちゃおう!」
盛り上がる先輩ふたりを見つめる遠海の瞳にも、負けず劣らずな熱が宿っている。ふたりが元気いっぱいに飛び回るのであれば、
(私はクールビューティー路線で決めてみようか)
表には出さず、けれど心を静かに熱く燃え上がらせて遠海は笑んだ。
華道部の部活動中に叩かれたドアを開けてみると、金ぴかカードが目前に差し出された。
栗色の瞳を瞬かせ、
伊勢 エリカ
はカードをうっかり受け取る。カードの裏に書かれた文字をさっと追い、
「トリエンナーレ……」
呟けば、
「うん、トリエンナーレ!」
カードを差し出してきた張本人なののこは顔中で楽し気に笑った。
「今年もするのか。時が過ぎるのは早いな」
去年の賑わいを思い懐かし気に呟くエリカに、ののこは決め台詞のように応じる。
「出場、おめでとう!」
「今日も元気だな」
「うん、元気げんきー! エリカちゃん、出場がんばってね!」
「うむ、野々も頑張ってくれ」
ばっひゅーん、と駆けて行くののこの後ろ、実行委員長のユウがちょっぴりお疲れ気味に追いかけて行く。
「さて……」
「トリエンナーレですか?」
カードを手に室内に向き直る華道部部長のエリカの前、副部長の
本条 小萩
が青い瞳をきらきらさせて立った。
「うむ。せっかくだから華道部も出場しよう」
「不肖
春姫 いちご
、是非ともお手伝いさせて頂きたいですっ!」
部屋の一角で三年生の
丹羽 紅葉
から花の活け方を教わっていたいちごが飛び跳ねんばかりの勢いで挙手する。
「お着換えや小物の準備はわたしに任せてくださいっ!」
初めての学校行事に張り切る新入部員の姿に、紅葉は琥珀の瞳を柔らかく細める。三年生の自分にとって、華道部として活動できるのもあと少し。
(楽しみましょう)
「みなさんの足を引っ張らないよう精いっぱい努力しますので、どうぞよろしくお願いいたします……!」
身体をふたつに折らんばかりに深くお辞儀するいちごの手に活けられようとしていた紫陽花が大事に握られているのを見、エリカは瞳を閃かせた。
「紫陽花でイメージを統一するか」
「梅雨の季節に近いですし、とっても素敵だと思いますっ!」
「いいわね、じゃあ……」
紫陽花を手にはしゃぐいちごに笑み、紅葉は少し考えてからふうわりと頷いた。当日の舞台照明についての提案をする。
「事前に実行委員の照明スタッフにお願いしておくわね」
「ああ、頼む」
上級生組の流石とも言える心強さに、いちごは目を輝かせて拍手をするばかり。
「顧問のウォルター先生にも声をかけるか」
「はい、小萩がばっちり巻き込んできます!」
「うむ、本条、任せた」
「小萩にお任せください!」
エリカのもうひとつの提案に応じつつ、小萩は頭の中で当日の衣装について想像を膨らませる。ドレスはロング、青と紫がグラデーションになったものを艶っぽく着こなして見せよう。足には銀色のブーツ、髪はウェーブを強めにかけて、メイクと共にゴージャスな雰囲気で仕上げよう。
(元夜の蝶の理事長っぽいかも?)
脳内に仕上げた自分の姿にオトナな雰囲気の理事長を重ね合わせ、小萩は小さく笑う。
(そうそう、衣装にはひとつひとつ意味があるんですよ)
主要五科目をマスターしている顧問のウォルター先生か、生物担当の牛瀬先生なら、衣装の持つ意味を読み取ってくれるかもしれない。
「さて、衣装は……」
部長が口にする衣装のアイディアを耳にすればするほど、自分の考えているものとの方向性の違いをうっすらと感じはしたけれど、自分の感性を信じる小萩の心は揺らがない。気にしない。
(小萩の知性と感性が、また新しい世界の扉を開いてしまいました!)
ふふ、と得意な笑みを零してから、小萩は皆の話に耳を傾けるばかりのいちごに問いかける。
「いちごはどんな格好をします?」
聞かれた途端、いちごははちみつ色の瞳を丸くした。ツインテールに結ったチョコレート色の髪を揺らすいちごは、自分がステージに上がるとは考えてもいなかったらしい。
生クリームのような頬がふわりと上気する。
(わたしは何色の紫陽花が似合うでしょうかあ……?)
トリエンナーレに向け、華やかな女子たちの賑やかな会議はまだまだ続く。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
阿瀬春
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
1000人
参加キャラクター数
92人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年06月09日
参加申し込みの期限
2018年06月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年06月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
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