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五十嵐 尚輝
先生が淹れてくれたコーヒーを、その味を確かめるようにゆっくりと喉に流す。
ほう、と一つ息を吐いて、
御巫 時子
は、じぃと自分を見遣っている五十嵐先生へと、
「ご心配をおかけして申し訳ありません……」
と、心底からの言葉を零して、眉を下げ、微笑した。
五十嵐先生が、慌てたように手をぱたぱたと振る。
「そんなことはないですよ……あ、いえ、申し訳なくはない、という意味です。その……」
――心配は……しました、勿論。
ぽそぽそと言いながら、そのまま俯いてしまう五十嵐先生。
その様子に密かに口元を緩めて、時子は音を紡いだ。
「……やっぱりここは落ち着きますね。今日の授業後も、もう少しここに居たくなりましたし」
「そう、ですか」
「はい。ここに来て尚輝先生とお話したりお手伝いをしたりするのも、楽しくて」
先の記憶喪失
は神魂由来の現象だったのではないか、と、時子は思っている。
頭を打ったが故でも心に衝撃を受けたが故でもないあの事象を、五十嵐先生に説明するのは難しかった。
だから。
「あの時先生にお会いできて良かったです。とても不安だったんですけど、会えて安心したんですよ」
せめて――想いは、素直に。
五十嵐先生が、緩く、顔を上げた。
「……記憶がなくても、ですか?」
「はい、記憶がなくても」
(この場所と尚輝先生は、私にとって大切だから)
胸の内に、そっと付け足す。
そうですか、と落ちる声が、どうしようもなく耳に心地よかった。
記憶を失っていた時分もこの声が好きだと思ったな、と、そんなことが過ぎる。
(記憶がなかった時の事も少し憶えてるなんて、珍しいですよね)
記憶を失くした自分は、五十嵐先生のことを『尚輝さん』と呼んだ。
今思い出しても、こそばゆいような照れ臭さがある。
「尚輝さん……」
気付けばぽっと呟いてしまっていて、時子はハッとした。
呟きの内容を聞き取りかねたらしい五十嵐先生が、不思議そうな顔をしている。
「な、何でもありません……」
顔から火が出そうだ、と思いながら小さく伝え、
「先生は、私が記憶を失った時どう思いましたか?」
代わりに、そんなふうに尋ねてみた。驚いただろうかと思ったのだ。
「……どう、というか……」
問いを受けた五十嵐先生は、顎に手を宛がって「うーん」と唸った。
胸に座す想いにぴたりとくる言葉が見当たらない、そんな調子で。
「今、すごく、ほっとしている……というのは、答えにならないでしょうか」
ああ、愛おしい、と胸が甘酸っぱいような色に染まる。
ふと、時子は考えた。もし、この人の記憶が消えてしまうことがあったら、と。
(……寂しい、ですね)
鋭い刃物で抉られたような痛みが、胸に走る。
その一方で、その時は自分も記憶を取り戻す手伝いが出来たらと、強く思った。
「あの、尚輝先生」
「何でしょうか」
「もし先生に同じことがあった時は、今度は私が、記憶が戻すお手伝いをしますね」
「え?」
「ふふっ、無いとは思いますが。そうだ、先生にとって大切な場所や人を教えてもらえませんか?」
「大切な……今、僕の周りに、当たり前にあるもの達、でしょうか」
少しばかり抽象的な答えに、瞳を瞬かせる時子。
その反応に気付いて、五十嵐先生が、考え考え言葉を足す。
「ええと、例えば……そう、御巫さんがそこで、いつものようにコーヒーを飲んでいる……みたいな」
ぽそりと零された声が、言葉が。
時子の胸を、柔らかく解くようにしてあたためた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
巴めろ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
オールジャンル
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年05月28日
参加申し込みの期限
2018年06月04日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年06月04日 11時00分
参加キャラクター一覧
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