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\ オーバータイム!/
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あの日のあとで3
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彼の自宅兼仕事場たる
古書喫茶『思ひ出』
にて。
古本市
を後にして店に腰を落ち着かせた
柏村 文也
は、手に入れた古書の表紙を指先でそっと撫でた。
カウンターには、古本市で手に入れた本達が、ずらと並んでいる。
その様子を目に、文也は満足げに双眸を細めた。
「いや~、こうしてみると壮観だな」
「まったく、いい買い物をした」
まさかあんなところでお宝に巡り合えるとは! と、先の邂逅は、文也の胸を膨らませて止まない。
古書の芳しい香りに包まれた文也の心の弾みようは、まるで、夏休みの子供のそれのよう。
その一方、文也の心模様と反比例するように、彼の財布は薄っぺらい姿を晒している。
「……想定していたよりもお金を使いすぎてしまった気がするが……」
生じた感情に瞬間すっと古書の群れから目を逸らして、けれど文也は、
「――ま、いいか!」
なんて、程なく、飄々として声を上げるのだ。
加えて、「むしろ安くすんだほうだと思う」と、1人で納得して、うんうんと頷きもする。
「何か忘れているような気もするが……先ずは、歩き疲れたから珈琲でも淹れようかな~♪」
店休日ということにして出掛けたのをこれ幸いと、のんびりと時間を過ごす支度に掛かる文也。
が、しかし。
「……あ」
鼻歌混じりに珈琲を淹れる準備に取り掛かろうとしたその時、文也は気付いてしまった。
「……珈琲豆を切らしていたんだった……」
古本市で買い物をしていた辺りから、何かを忘れていたような気はしていたのだ。
靄のような違和感の正体を掴んだはいいが――はてさて。
「本に夢中ですっかり忘れていたね……ううむ、どうしようか」
買いに行くか――いやしかし、心も喉も、もうばっちりと香りの良い一杯を求めている。
「今帰ってきたばかりだし一息着いてから……いやいや、一息つくための珈琲が今はないんじゃないか」
自分で呟いておいて、自分で自分の言の捻れにつっこみを入れる文也。
暫し、口元に手を宛がって頭を捻り捻り――じきに文也は、「よし」と頷いた。
「買いに行こう! せっかくの快晴だしね。動かなきゃ損ってもんだ」
ぺらぺらの財布を荷に仕舞う、再びの出掛けの準備を、よいしょとばかりに整える。
扉を開ければ、ああ、何て心地の良い空模様。
口元が、勝手に、緩く弧を描いた。
「こうなったら、いつもの珈琲豆と違うのも買ってみようかな」
買い物のプランが浮かべば、足取りも自然と軽くなって。
中身は今日一日だけで湯水の如くに減り、財布は薄くなるばかりだが、
(それもまた一興だろう。うん)
清々しいような空の下を、文也は遊びに出かける子供のような歩調で、ぽくぽくと行く。
陽の光が、黒髪の上にちらちらと踊っていた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
巴めろ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
オールジャンル
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年05月28日
参加申し込みの期限
2018年06月04日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年06月04日 11時00分
参加キャラクター一覧
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