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初夏の過ごし方
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(はぁ……。暑いなぁ)
季節は初夏。だと言うのに暑さは完全な真夏。
小山内 海
の顔にもすっかり汗が浮き出て流れている。
(最近、こんな調子の日が多いからかもうカキ氷が出始めてるみたい)
海の視線の先にも氷と赤い文字で大きく書かれたPOPが張り出されている店が一軒。
こんな暑い日ならば確かにカキ氷は美味しいだろうなと海は思った。
(うん、今日も暑いしせっかくだから食べに行ってみようかな。そうだ、刀も誘ってみよう)
取り出したるは携帯。慣れた手つきで操作をして、親しくしているとある人物へとメールを送信した。勿論、内容は一緒にカキ氷食べに行かない? というものである。
「ふー……」
稽古用の刀を下して、息を吐く。熱気が漂う寝子島神社で
御剣 刀
はいつも通りの剣の練習をしていた。
荷物の上に置いておいたタオルを取って顔を拭う。滝のように流れる汗はそう簡単に収まる事はないが、それでもやらないよりはずっとマシだ。とは言えども、汗は身体全体から出ているので限界はあるのだが。
「ん?」
すると、タイミング良く刀の携帯から着信音がなった。どうやら誰かからメールが届いたようだ。
一通り汗を拭った刀が携帯を開いてみると、普段から仲良くしている女の子の一人である海からカキ氷を食べに行かないかというお誘いのメールだった。
「カキ氷か……。確かに今冷たいもの食べたら美味しそうだ」
丁度剣術の練習も区切りがついたところである事だったようで、刀は了承の返事を海へと返すのであった。
『あ、あそこだよ』
「へー。ここか……」
海がスケッチブックに言葉を書いてから掲げて、同時にその店を指差す。
場所はシーサイドタウン。そこの一画にあるとある喫茶店のカキ氷が今、中々の評判であると海は聞きつけていたのだ。その為、どうせならばその評判の店へと行ってみようという事になり、海の案内でその店まで来たのである。
『ね。入ってみよ?』
「あぁ、そうだな」
刀が喫茶店の扉を開けて入ると、ドアベルが店内に鳴り響く。
その音を聞きつけた店員の挨拶と共に二人は店内の空いている席へとその身を落ち着けた。
「ここまで暑いと店の中と外で別世界だな……」
『本当、最近暑いよね~』
喫茶店の中は冷房が効いているので、当然ひんやりとした空間となっている。そこまでガンガンつけているというわけではなさそうだが、あまりにも外が暑すぎるのだ。
店員が持ってきた水で一旦喉を潤してから、二人はそれぞれメニューを開く。
『ここのカキ氷ね、美味しいっていうのもあるんだけど味の種類自体が他に比べて沢山あるんだって』
「えーと……あぁ、本当だ。確かに種類が多いな」
メニューのカキ氷のページには、確かに定番に近いものからあまり見かけないようなものまで沢山の種類のカキ氷が載っている。
確かにこれならばこれだけで客を呼び込む一因とする事くらいはできるかもしれないと刀は思った。
『刀は何味が好き? 私はみぞれ金時が好きなんだよね』
「俺? 俺はミルクか砂糖水だな~。……うん、まずは砂糖水からにしようかな」
『うん、冷たくて美味しいね。ここのは家で作るカキ氷と食感がなんか違うんだよね。カキ氷機が特別なのかな?』
「うん、確かに美味しい。それに良い氷だな。どこの水でどこの製氷所の氷だろう? 砂糖水のシンプルな甘さが氷を損なわない」
刀と海はそれぞれが注文したカキ氷を口に運んでいる。スプーンを入れた時のサクッとした感触。口に入れた時のフワッとしたまるで雪のような食感。
家で食べるカキ氷とは全く違うと海は驚き、刀はと言えば氷自体が一体どこの物なのか気になるようだ。
因みに二人が頼んだのは、海がみぞれ金時で、刀が砂糖水の氷によるカキ氷だ。
海は珍しいメニューにするかどうかで悩んでいたのだが、結局は好きな物を頼む事にしたのだ。
「海。俺のも食べてみるか?」
『あ、刀の分けてくれるの? それじゃ私のも後で刀にあげるね』
そう書かれたスケッチブックを掲げた後に刀が差しだしたスプーンをあーんと咥える海。シンプルなカキ氷を味わった後はしっかりとお返しを刀へとする事も忘れない。
そこにあるのはカキ氷の甘さをも凌駕する程の甘い空気。だがしかし、刀と海にとっては正しくいつもの事なので、全くと言って良い程気にする事はない。仮に誰かが二人の事を見ていようとも関係はないのだ。
もっともこの喫茶店の中では皆が皆、カキ氷や冷たい物に夢中である為に誰かが二人を注目しているという事はないのだが。
「うん、美味しかった。うーん、こうなるともう一個食べたくなってくるな……」
『もう一個行くの? 食べ過ぎて頭痛くならないようにね』
外が暑いという事もあり、刀と海はカキ氷をあっさりと完食。どうやら刀はこの店のカキ氷を気に入ったようで、もう一つ注文しようとメニューを再び広げていた。
「次は氷の冷たさを生かした味を楽しみたいな~」
『あ、でもこの辺のフルーツがたくさん乗ってるやつとか美味しそう。パフェ風のもあるし』
刀がトッピングが多めのカキ氷をメニューから探していると、前から身を乗り出すようにして同じメニューを見ていた海が幾つかのカキ氷を指差す。
海が指差したメニューに刀が視線を向けてみると、そこには確かに様々な形にカットされたフルーツがてんこ盛りにされている写真があった。
その近くには海の言うようにカキ氷とパフェを融合させたようメニューもあった。商品名もカキ氷パフェとなっているようだ。
「むっ。……確かにそれ等も美味しそうだな」
『ほんとにいろいろあるんだね』
「……海。物は相談だが、もう少し食べる気はないか?」
『え? もしかして私にも手伝ってくれって事?』
「流石に二個は無理だからな」
『う~ん……。頑張ってはみるけど……あまり期待しないでね?』
幾らこの暑さとは言えど、女の子である海に複数個のカキ氷は辛い。例え、全部を食べるのではないとしてもだ。だが、それと同時にやはり海もメニューに載っているカキ氷が気にはなるのだ。
結局、相談の結果、二人して暖かい飲み物も一緒に頼む事で何とか乗り切ろうという作戦に出る事になる。
「この陽気ならプールへ行っても楽しそうだな。今度、室内プールとか行ってみようか? 確か寝子島スポーツセンターにあったはずだ」
『プールいいね。冷たい水の中で思う存分涼みたい』
追加で頼んだ二つのカキ氷と戦う事小一時間。暖かい飲み物の力も借りて刀と海は何とか乗り越え、今は穏やかな時間を過ごしていた。
まるで二人の間には強大な何かを越えたような空気が漂っているが、あくまでも刀と海が行ったのはカキ氷を食べるという行為である。おまけに自分達が望んで注文したものだ。
「今年は水着を新調しようかな、今度あいつも誘って三人で行こうか?」
『それならまずは三人で水着を買いに行こうよ』
「お、良いな。……それなら二人の水着は是非とも俺に選ばせて貰おうかな」
『え~? 刀に選んで貰うと何かえっちぃのを選びそう』
「いやいや!? 他の人もいるところで着るんだから普通のを選ぶぞ!?」
『つまり、他の人がいないところでならそういうのを見たいんだ』
「よし、そろそろ行こうか。カキ氷を食べるのを手伝って貰ったお礼に奢るよ」
軽快なやり取りは親しい付き合いの賜物か。しかし、その海の言葉はどうやら図星であったらしく刀は慌てたように伝票を持ってレジへと向かった。
『あ。逃げた!』
その刀の様子は海が掲げているスケッチブックの言葉に集約されていた。
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3人まで
シナリオジャンル
日常
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定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年05月20日
参加申し込みの期限
2018年05月27日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年05月27日 11時00分
参加キャラクター一覧
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