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初夏の過ごし方
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6月もまだ上旬だと言うのに本日はまるで真夏も同然の暑さ。
こんな暑い日はやってられないとばかりに
水谷 真優理
と
青山 絢
はステッラ・デッラ・コリーナのプールへと涼みに来ていた。
「去年もここで泳いだのよね……いつ来ても凄いわ、ここ」
「同僚が忙しく働いている中、こうしてプールサイドでバカンスを満喫なんて最高だわ」
絢は去年同様に一流のホテルの豪華さに驚いているが、真優理の方は普段ここで働いているだけあって慣れたものである。それどころか、同僚が働いている姿をゆったりと見物できる事にある種の優越感さえ感じているようである。
勿論、同僚達は真優理が来ている事に気付いているが、そんな事を周囲に悟らせるような事はない。伊達に一流のホテルで働いているわけではないという事だ。
ただ、そんな事を言う真優理に対して彼女の従妹でもある絢は若干の呆れた様子を見せているのだが、果たして真優理は気付いているのだろうか。
だがしかし、真優理はいつまでも同僚達の方に気を取られている事はない。何故なら、それよりも大事な事があるからだ。
年中は見る事が出来ない絢の水着姿。それをデジカメで撮り、そして、自らの目でもじっくりと観賞する。それこそが本日の何よりも優先される大事な事なのだ。
「良いわね、良いわね~」
「……何だかちょっと身の危険を感じるのは気のせいかしら」
まるでそう。デジカメを構える真優理の様子は例えるならば、ヌードの写真集を撮るカメラマンのようだと絢は思った。
とは言えども、そのような写真集を出した事もないし、そのような写真を撮った事もないのであくまでも想像ではあるのだが。
手足が長く全体的にスラッとした身体つき。磨かれた人形かと思う程に綺麗な肌。そんな絢が白いトライアングルビキニを身に纏っていれば、真優理のようになってしまうのも仕方ないだろうか?
事実、絢に対して視線を向ける人物は一人や二人ではない。いや、それでもやはり恍惚としてため息をつく真優理は少し入れ込みすぎのようにも思える。
しかし、果たして真優理は理解しているのだろうか。彼女もまた絢と同じように視線を向けられているという事に。
何せ真優理は絢とはまた違った魅力を持つ美人だ。絢はスラッとした体形をしているが、それとは逆に括れた腰、豊満な胸やお尻と大人の成熟した肢体をしている。その身体を包むのがさわやかな色合いの花柄のビキニと言うのがまた何とも言えない色気を醸し出していた。
だが、自らに向けられる羨望や欲情の視線などまるで無いとでも言うかのように、真優理は絢へとデジカメを向け続けている。
「う~ん、どの写真の絢ちゃんもとても可愛くて最高だけど特に良いのは……これね!」
「……? 真優理さん、何しているんですか?」
「え? それは勿論、ニャンスタグラムに可愛い絢ちゃんの最高の一枚を上げて、世界中に絢ちゃんがどれだけ素晴らしいか発信しようとしているのだけど」
「……却下で」
「えぇっ!?」
スマートフォンを割らんばかりに掴みかかる絢。先程から真優理がデジカメとスマートフォンを操作しているのを見てどうにも嫌な予感がしたようなのだが、見事その予感は当たっていたというわけだ。
「あっ、ちょっ! 止める、止めるから離してぇ!?」
「はぁ……。全く油断も隙もあったものじゃないんだから」
信頼していないというわけではない。だけど、やはり絢にとって真優理は油断の出来ない従妹であるようだった。
冷たい水の感触。視線の先には青の世界。地上とは違い人間である絢が呼吸する事の出来ない場所。頭上から差す太陽の光と真夏のような熱。全てが一体化した中でまるで自身さえも同化していくかのような不思議な感覚。
全身でその不思議な感覚を感じながら、真夏の如き熱に浮かされた身体でゆったりと泳ぐ。そうする事でまるで癒されるかのようだ。
気持ち良い。叶うならばずっとこうしていたとさえ絢は思った。実際にそんな事をしてしまえば大変な事になるのは当然理解はしているのだが。
それから絢はプールを何回か往復した後、疲れを感じた為にプールサイドに上がり、従姉の隣のデッキチェアに腰を降ろした。
「真優理さん、オイルを背中に塗って貰って良いですか?」
「ええ、良いわよ」
オイルの瓶を片手に頼む絢に対して快諾する真優理。
デジカメを置いてからオイルを塗る為に絢の方へと来る。
それを見てプールサイドに上がった時に真優理の方へ視線を向けた時、彼女はデジカメを操作していたような気がした事を絢は思い出した。
「真優理さん」
「え? 何かしら?」
絢からオイルの瓶を受け取って手際よく背中へ塗っていく真優理。中々に慣れた手つきである。
「もしかして、泳いでいる時も私を撮ってました?」
「ええ、勿論」
何が勿論なのだろうかと絢は思った。オイルを塗って貰う為にうつ伏せになっているので真優理の表情は解らないが、きっと輝かんばかりの笑顔なのだろうなと思う。
そして、それは正しく正解であったりするわけだが。
「……ニャンスタグラムに上げるのはダメですからね?」
「解ってるわよ~」
果たして本当に大丈夫だろうか? 一度止めたし大丈夫だろうと思いながらも、不安を消しきれない絢。
「まぁまぁ。それよりも最近、学校とかはどう? 確か絢ちゃんは演劇部に入っていたわよね?」
「ええ、はい。演劇も中々楽しいですよ」
話題を逸らす為に真優理は絢の近況を訪ねる。勿論、彼女の近況自体にも興味があるのだが。
そうして、二人は暫くの間、互いの近況について話をするのであった。
「あら?」
ミディアムの黒髪から滴り落ちる水を拭きながら戻って来た真優理を迎えたのは規則正しい寝息を立てる絢であった。
真優理より先にプールで泳いでいた絢は、どうやら水から上がった後の独特の倦怠感と真夏のような気温とプールによって涼められた身体というコンボによって夢の住人となってしまったようだ。
「あぁ、でも、これは眠くなっても仕方ないかもしれないわね」
まだプールから上がったばかりだと言うのに、真優理も既に僅かながらに眠気を感じていた。
彼女達がいるのはステッラ・デッラ・コリーナのプールだ。ここならば多少寝入ったとしても万が一の問題すら起らないだろうからそこは問題はない。
しかし、眠りに落ちる前に真優理にはしておく事があった。
「うふふ。起きてる時も可愛いけど、やっぱり寝顔も撮っておかなくちゃね」
まるで眠り姫の如き寝顔。だが、絢を起こす王子様は存在しない。そこにいるのは彼女の寝顔をデジカメで撮りまくる魔女が存在するのみであった。
傍から見れば、若干の怪しささえ感じられるのだが、真優理は躊躇などはせずに様々な角度から絢の寝顔を撮っていた。
タオルで額を流れる汗を拭く。まるでそれは仕事師が仕事を終えた後であるかのようにさえ見える。
とてもではないが、花柄のビキニを着た女性が行う仕草ではない。だが、真優理は気にした素振りなど見せずにただゆっくりとデッキチェアへ自らの身を預ける。
「あぁ、良い夢が見れそうね……」
一体、どのような夢なのだろうか。それは真優理以外が知る事はない。そして、彼女の意識は微睡の中へと落ちていった。
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昂祈
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
お色気
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年05月20日
参加申し込みの期限
2018年05月27日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年05月27日 11時00分
参加キャラクター一覧
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