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大変だ!なんかにょろにょろし始めた
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●同日昼前、星ヶ丘にて
ダンス用のシューズを新調するため、
獅子目 悠月
は、星ヶ丘の寮近くの通りを歩いていた。
見上げれば、さんさんと太陽輝く上天気。
「これはいい買い物日和だ」
そう呟いたところで、背中に、するりと髪が落ちてきた。
「紐がほどけてしまったのか……」
道の端に寄り「予備の髪紐は……」と、鞄を開けたところで。
にょろり。なにかが触れる感覚がした。
(髪紐が絡まっているのか……?)
悠月は長い髪を分け、うなじに手を伸ばそうとし――。
「ひぁッ……!?」
声を上げた。意志のある動きを持った何かが、首を這ったのだ。
それは、うなじから耳の裏へと、髪の生え際を、うねうねと進んでいった。
「なっ……コイツ動いて……んっ!」
弱い部分をこすられて、細い肩がビクンと跳ねる。
しかもその謎物体は、耳たぶから耳の穴の中へと、入ってしまった。
「はうっ……」
ぞぞと全身に寒気が走る。
「……厄介だな。早めにケリをつけよう…………」
意を決し、悠月は、ぱん! と耳ごと手で覆った。
だがにょろにょろは、瞬時に動いて、顎の裏へ。
「またっ……そんなところ……ひっ……」
柔らかい場所を擦られて、悠月の眉間にしわが寄る。
「ふっ、勝手なことを、するな!」
顎を上げ、気合を入れて、それを掴みにかかる……が、またもとらえることは叶わずに。
それは、するりと襟もとへ入り込んだ
「あ、こら、……ちょッ! 服の中に入るとは卑怯だぞ! ……はうっ!」
うにょにょするのは、鎖骨のあたり。
自室であれば、一気に服を脱いでしまえばいいだけのこと。
でもここでは、それはできない。
(なんてことだ……)
※
白いツインテールをゆらゆら揺らし、
ズコット・リッピンコット
は元気よく道を歩いていた。
「今日は寝子島お散歩するでちゅ~!」
空を見上げると、そこにはきらきら輝くお日様が。
「ずーちゃんをライトアップしてるでちゅか? なんちゃって!」
お気に入りの服をひらひらさせて、ズコットはうふふと笑った。
「お花が咲いてるでちゅ! 綺麗でちゅね~」
「あっちからは、パイの焼けるいいがするでちゅ!」
ズコットは、のんびりまったり、散歩を楽しんだ。
しかしそのうちに、胸がざわざわ落ち着かなくなってきた。
周りの店は賑やかで、出会った犬も可愛かったのに、なんで――?。
「って、うおお! なんだかセクシーな目にあってる人がいるでちゅ!!」
※
悠月は道の片隅に立ち止まり、電信柱に手をついて、はあはあと荒く息を吐いていた。
服の下に入り込んだ謎物体は、悠月の胸を、うにうにと進んでいる。
「ぅん…!」
変な声を出すまいと唇を噛みしめたせいで、甘ったるい鼻息が漏れた。
(まさかこの状態で、帰るまで耐えなければいけないのか……)
大人しくしていてほしいのに、それは胸から脇へと移動する。
肉の薄いところをぞろりと這われて、びくんと体が跳ねた。
(だめだ、こんなことではっ……。今日は、ダンスのシューズを買わないといけないんだ)
「くそ、すぐ行って…ふっぅ、すぐ…帰ってやるッ!」
どさり。
重い足を踏み出し、踵で強く地面を踏む。
その振動を感じたのか、物体は悠月の体から落ちまいとするように、ぺたりと肌に張り付いた。しかもそこで、微弱に震えるからたまらない。
「あふっ、ううっ……」
体が、顔が熱くなり、目にじんわりと涙が浮かぶ。
だが、そのとき悠月は、自分を見つめている者がいることに気がついた。
(こ、子供……! こんな姿を、見せるわけにはいかない)
唇を強く噛みしめ、悠月は歩き始める。
(いつもの店に行くだけだっ……)
結びなおすことを忘れた髪が、肩の上でふわりと触れた。
※
青年を見送り、ズコットははあっと息を吐いた。
「なんか見ていてどきどきしちゃったでちゅ」
ふっくら丸い頬を赤らめて、散歩を続けようとしたが――。
ひらり。
ほどけたリボンが、首筋に、にょろり。
「ふおお! ずーちゃんのリボンが!?」
ズコットは、リボンを捕まえようと、首筋に手をやった。
だがそれはするりと、小さな手のひらから逃げてしまう。
「ハッ! さっきのセクシーな人もこいつの仕業でちゅね!?」
気づいたところで、時すでに遅し。
リボンはズコットの肩を、もぞもぞと這いずり始めた。
脳裏に、先ほど見たばかりの美形男性の姿がよみがえる。
切なげに寄せられた眉と、噛みしめ色が変わった唇は、あまりにも刺激的だった。
(それを、ずーちゃんが? まさか!)
ズコットはぶんぶんと首を振った。
「やめるでちゅー!! ずーちゃんがあんなセクシーな目にあったら児ポ法が黙ってないでちゅ!!! やめるでちゅー!!」
しかしリボンは容赦なく、ズコットの肩から二の腕、肘、前腕を下り……。
「ああ、ダメでちゅっ! 大人しくしてるでちゅ!!」
手首に端をくるりと巻き付けて、動きを止めた。
「およよ? 襲ってこないでちゅ」
リボンは、柔らかな端を、ぐいぐいと手に押しつけてきた。
まるで、あなたに従います、と言っているかのようだ。
「……ハッ! わかったでちゅ! ずーちゃんの力強さに恐れをなしたんでちゅね!」
子供特有の寸胴な体をそらして、でーっちゅっちゅ!! と高らかに笑うズコット。
「今日からにょろにょろリボンはずーちゃんの子分でちゅ! 一緒にお散歩するでちゅ~!」
しかし、悲しいかな、ズコットの髪型はツインテールだ。
「なんだかもう1本も、にょろにょろしてきたでちゅ。こっちのリボンも、ずーちゃんの子分になるでちゅか?」
子分を得たことで機嫌がよくなっていたズコットは、そちらも手で掴もうとした……が。
どうやら、2本は性格が違ったらしい。
そちらは、掴もうとしたズコットの手をぺしりと端で払いのけ、孫悟空のキンコジのように、ズコットの頭を締め付けてきた。
「うおー!! なんででちゅかー!!! こ、このままじゃずーちゃんの頭が割れるでちゅっ」
右手のリボンは心配そうに、ズコットにすりすりと身を寄せている。
この子は可愛くとも、もう一本は鬼のよう。
(もしかして、こっちのかわいい子を子分とか言ったからでちゅか!? 仲間を下に見られて、怒ったでちゅか!?)
思ったところで、言葉はもう取り消せないし、今はとにかく、頭の痛みを何とかしたい。
「だ、誰か助けてでちゅー!!!!! ごめんなさいでちゅー!!!」
ズコットは天に向けて、大声で叫んだのだ。
「遠くない筈の店がこんなに遠く感じるとは……」
何とか買い物を終えた悠月が通りがかったのは、ちょうどそのとき。
「さっきの子供……。この子も犠牲者なのか?」
頭にリボンを絡ませ、ぎゃんぎゃん泣き叫ぶズコットに、悠月は近づいていく。
「だ、大丈夫だ、とってやる。大人しくしてるんだ」
(あっ、さっきの……!)
ズコットは、半泣きで悠月を見上げた。
はあはあと荒い息を吐いている彼は、多分まだ、にょろにょろ攻撃を受けているはず。
(それなのにずーちゃんのをとってくれるなんて……)
彼の力で、リボンはとれた――が。
それは悠月に絡みつき、なんと袖口から服の中へと入っていってしまった!
「なんで、また中にっ……」
「ご、ごめんなさいでちゅ! ずーちゃんのリボンがっ!」
「平気だ、……ひあっ」
悠月は気丈にも顔を上げる。
……が、その肩も、腰も、不自然にぴくぴくと揺れていた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
瀬田一稀
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年05月18日
参加申し込みの期限
2018年05月25日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年05月25日 11時00分
参加キャラクター一覧
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