その日、太陽を見上げた者たちは、直後。
自らの体を見下ろして、一様に驚きの声を上げた。
ある者は、手首に。
ある者は、首筋に。
別の者は、ウエストに。
細く長いものが絡みついているのを、発見したからだ。
「ひっ……なんだこれっ……」
「や、やだ、くすぐったいっ」
「く、苦しい……締め付けられる!」
それはにょろにょろと、肌の上を這いまわった。
だが、恐れることはない。
そのものの正体は――。
腕時計!
イヤホンのコード!
ベルト!
「急に生き物みたいに動き出すなんてっ!」
「また神魂なの? ひどすぎ……って、あっ、そこは、ちょっとおお」
「ぐうう、腹を絞るなっ! くそ、外してっ……って、ベルトにもどった……?」
その日、あなたが太陽を見たすぐあとから。
あなたが身につけている長い形状のものが、蛇のように動き出しました。
生き物になったわけではありません。
材質はそのままです。
頑張って体から離せば、そいつらはもとの物に戻ります。
(捕まえて離す、払い落とす、勝手に落ちるなど、方法は自由です)
にょろにょろにはそれぞれ性格があり、
害はなく、動物のように懐いてくるもの
体を這いずり回って、くすぐるもの
首を絞めたりして、害をなすもの
服の中に入り込んで、下着を脱がせようとするもの
触手のように、あらゆるところに絡みついてくるもの
などがいます。
自由に考えてくださって大丈夫です。
また、細長い物でしたら、何を何種類、にょろにょろにしていただいてもかまいません。
【例】
・腕時計は懐いてくるけれど、ベルトは締め付けてくる
・イヤホンとストールが協力してくすぐってくる、など。
なお、ベルトは勝手にベルト通しから抜けてにょろにょろしますし、長い靴下やストッキングは、勝手に脱げてにょろにょろします。
しかし、にょろにょろするのは、体に身につけているものだけです。
髪の毛などはにょろにょろしません。
また、今回、みなさんがいる場所は特定していません。
家の窓から太陽を見上げ、室内にいる人もいれば、外を歩いている人もいるでしょう。
アクションによっては、リアクションが個別になることもありえます。
どうしてもこの人と一緒に過ごしたい!というご希望がある場合は、グループアクションを組んでください。