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【中間テスト】一夜漬け狂騒曲 ~寝るなよ? 絶対寝るなよ?~
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【5】
こちらは御剣ハーレム(仮称)の面々。
美少女4名から御剣は知識という名の十字砲火を浴びせられ続けていた。
稲場からはテスト範囲の要点をまとめて分かりやすくガイドラインとして教授されていた。
「なぁ、そんなにまとめられるならヤマ張ったって一緒じゃないか?」
御剣のこの発言に稲場は目を釣り上げて語尾を強めた。
「ヤマを張る? そんな博打みたいな真似だめです! 纏めた要点をしっかりと覚えてください!」
気圧された御剣はがっくり肩を落とした。
「覚えろって言われてもさ、内容が難しいんだよ……」
「御剣君、難しく考えるから難しく感じるんですよ。自分の興味があることと置き換えながら楽しくやっていきましょう」
「自分の興味あること、か……」
剣術は世界史に応用効くのかな、と御剣は更に迷走していく。
「世界史といえば、実は、女性のドレスって歴史を反映しているのが多いのよね」
実はジュニアモデル出身の弘明寺、世界史とファッションを結び付けているのか、かなり得意げに話し始めた。
「古代はゆったりと、段々コルセットやクリノリンと派手だけど女性にとっては苦労する服が中心になって、でもそれこそ各時代の美意識の象徴が……、って余計な話になったわね」
こほん、と咳払いをすると、弘明寺は御剣の鼻先に人差し指を突き付けた。
「いい? 予習と復習が大事。世界史はとにかく歴史の流れを暗記! それだけよ」
だが、これに御剣は眉間にシワを寄せて首を振った。
「いや無理だろ。それを一晩でやるなんて……」
「日頃サボってたツケじゃない! 文句言わずにやるのよ!」
「ごもっともです……」
弘明寺の叱責に、思わず御剣は体を縮こませてしまう。
この一連の稲場と弘明寺のやり取りを眺めていた
橘 千歳
は、内心ソワソワしっぱなしだ。
(稲場さんは随分熱心に御剣君に教えてるし、弘明寺さんは睨んでるし……。御剣君、二人とどういう関係なんだろう……?)
そして小山内はこのやりとりを聖母のように優しく見守っていた。
なんという余裕。
(小山内さんの器の大きさが計り知れないわ……!!)
この時、小山内は内心、「改めてやり直してみるとちゃんと理解出来てないところとかもあったりして、勉強会やってよかった」と思っていたのだが。
橘から見たら、慈愛に満ちた目で御剣を眺めているように見えたのだろう。
御剣に対する全員の相関図を頭に描いては悶々とする橘は、ふと自分の勉強が進んでいないことに気が付いた。
(せ、詮索するつもりなんてないわ……! いけない、勉強に集中しましょう)
動揺を必死に抑えつつ、橘も御剣の勉強を見てやることに。
『かたなくん ここのスペルがちがうよ?』
小山内もスケッチブックでミスを指摘する。
「高校入学してから最大のピンチだ……! ろっこんで『加速』しても脳味噌の性能までは加速してくれないんだよなぁ……!」
思わず奥歯を噛み締める御剣。
だが御剣君。傍から見たら超絶リア充空間にしか見えないんだぜ?
台所ではテスト勉強とはまた別の熱気が充満していた。
「ファーッハッハッハ! 私の飯を喰えーッ!!」
鈴木 修一郎
が厨二テンションでお腹に優しいお夜食を作っていた。
どこまでもいい人である。
「米を炊き、沢庵をみじん切り……、鰹節に醤油とお湯で……、OKであるぞ!」
無論、茶は眠気に効くよう急須に茶葉を入れて少し濃い目にしてある。
「フン、少し念入りに面倒を見てやるとしよう……。ククク。級友たる八神が授業を開いているからな」
参加者全員分をきっちり用意した鈴木は、白い割烹着に三角巾というオカン仕様で配給を始める。
黙っていればイケメンな彼は、後に『スタイリッシュおかん(♂)』の異名を得るのだが、それはこの場では多くを語る必要はないだろう。
鈴木以外にも夜食を作るものが数名いた。
浮舟 久雨
と
畑生 言嗣
の御両人である。
「さて、意外だろうが、私は色々と試行錯誤して作った結果、目が覚めて、それでいて栄養も補給できる特製ドリンクを開発したのだよ」
自信たっぷりに畑生はミキサーを取り出した。
「ほぅ、それは凄いではないか。というか、言嗣。台所に立つイメージが全く湧かないのだが?」
それを腕組みながら首を傾げる浮舟。
畑生は少し苦笑いを浮かべる。
「それは残念だ……。まぁ、見ていてくれたまえ」
――寝子島書房刊の秘伝レシピを!
浮舟は真っ青な顔でうっ、と思わず一歩下がった。
「……って、何をしているか貴様は!? それはそもそも食材なのかっ?」
「れっきとした漢方薬だが? 中国ではポピュラーなんだがね? 『栄養』はしっかり取れる」
……畑生の手元にモザイク処理が施されて見えるのは多分気のせいに違いない。
そして次々にミキサーへ投入されるゲテモノ系食材たち。
「数十種類の漢方薬や野菜を混ぜ込んで作る。さあ、たんと飲むがいい。―――飲まないという選択肢はないが」
「もっと真面目に作れ!」
浮舟、ミキサーのコンセントを抜いて製作を阻止した!
「ははは、ではもう少しマトモなものも作ろうかね?」
全く悪びれない畑生は、今度はゴールデンルールに則って紅茶を入れ始めた。
「――本当、面白いな、貴様は」
小声で浮舟は畑生の背に向かって呟いたのだった。
しかし、その呟きさえも畑生の仕掛けておいた小型録音機に拾われ、後日ニヤニヤしながら聞いていた彼は浮舟に問い詰められるのだが、ここで深く語る必要はないだろう。
「そちらは紅茶か。なら、俺は珈琲を振舞おう」
藤野 佑輝
は自室から道具一式と大量の珈琲豆を持参してきた。
「珈琲はハンドドリップだ。コーヒーメーカーはどうも使う気にならん」
自論を展開しつつ、カップに濃厚なブラックコーヒーを小分けに注いでいく。
それを眠そうな参加者へ配布していった。
「休憩時間は終了だ。これでも飲んで目を覚ませ」
珈琲の味を褒められると満更でもないという顔をする藤野。
(真面目に授業を受けていないから、一夜漬けなんかする羽目になるんだ。自業自得な連中だ、まったく。……だが、放っておくのもアレだな)
面倒見の良さは、鈴木と引けを取らないかも知れない。
こうして、時間もいい時間となり、中だるみしかけた会場に夜食が配給される。
八神は休憩を宣言すると、七夜を外に連れ出し2人きりの夜の散歩と洒落込む。
「次は個別講義だ。七夜、分からないトコはないか?」
「え~と……、数学のね……?」
男女2人歓談している背中を、じっと押し黙って綾辻は見詰めていた……。
「ほよよ! 大遅刻なんだよ!」
2人と入れ違いで桜花寮に飛び込んできたのは
桃原 空音
だ。
「おーい、志田くーん! 勉強教えに来たよー!」
食堂へ入るや否や、大声で叫ぶ桃原。
だがその声に答える者は1人もいない。
「……あー、完全に避けられてるねー」
自業自得かー、と苦笑しつつ、桃原は周りにこの状況を3行でしてもらうのだった。
「そういえば、南瓜頭の人からピザとコーラなどの差し入れをもらったんだよ! みんなで食べようよ!」
桃原が掲げる焼きたて&冷え冷えの飲食物に、参加者は歓喜の声を上げる。
この厨房のやり取りを、隠れながら
白浜 渚
が様子を伺っていた。
(あぶねぇー! 変装が間に合ってよかったぜ!)
志田 朝陽
は桃原襲来を確認すると、付け髭とサングラスを掛けた上にアゴをしゃくれさせていた。
「俺の名前はケッツァーゴ・タマケリスキーだ。志田? そんな奴は知らないな……」
どうやら、彼は変装と偽名とアゴしゃくれでこのまま乗り切るつもりらしい。
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グループ参加
なし
シナリオジャンル
学校生活
恋愛
コメディ
定員
1000人
参加キャラクター数
137人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年06月26日
参加申し込みの期限
2013年07月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年07月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
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