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【中間テスト】一夜漬け狂騒曲 ~寝るなよ? 絶対寝るなよ?~
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【4】
勉強会に参加しても、やはり普段から交流の少ない寮生たちは人の輪に入るのをためらいがちである。
監督役の七夜は、そういった面々に声を掛けて、星ヶ丘寮のようにグループを作った。
ただし、星ヶ丘寮と違う点は……。
「七夜、確かに俺は誰でも歓迎と言った。でもな? モノには節度があるんじゃないか?」
「えっ、ごめん! ダメだったかなぁ……?」
七夜、殆どのボッチーズを八神塾へ入塾させてしまったのだ!
七夜曰く、「修君の授業なら、監督役の私も安心できるから!」だそうだ。
「そ、そうか……。信頼してくれてるのは非常にありがたい。七夜の頼みだし、なんとか俺も頑張ろう」
ドギマギしながら八神はコクコクと頷いてみせる。
「ありがとう! 修君の授業は分かりやすいから、みんなも助かると思うよ!」
無邪気に七夜から言われてしまえば、八神はもはや後には引けない。
こうして、新たに
浅沼 柳司
、
恵御納 夏朝
、
志田 朝陽
、
千鳥 雅人
、
普堂 しおり
、
不破 ふわり
、
七草 八兵衛
、
詠坂 紫蓮
が参加。
総勢18名の参加者が集まる大所帯となった。
「それでは、特別講義を始める。講師の八神だ。改めてよろしく」
1コマ目は全体授業。全科目の“範囲内の重要項目”と“過去五年間の問題からの傾向”を分析した八神オリジナル予想問題で講義……の予定だったが、準備が足りずに参考書の写しを問題集代わりとして参加者へ配布した。。
「……あかん。自分のノートやけど、書いたん自分やけど、1ページ目から意味わからん……」
浅沼は頭を抱えだした。参考にしようと授業ノートを開いた結果がこれだよ!
授業はちゃんと出ていて、ノートも書いているのに、書いてある内容がさっぱり理解できない。
他の教科も以下同文。
「やばい、このままやと赤点、最悪留年や。留年なんかしたら親父にしばかれる……。誰か助けてくれー!! 俺を赤点常習犯から回避させてくれ!」
「うるさい。赤点回避したかったら、目の前の問題を理解しろ……」
霧生がツッコミ替わりに消しゴムを投げ付けた。
「そのための完徹勉強会だろう……? 俺は寝貯めしておいたらから眠くないがな」
霧生の完徹という言葉に反応したのは恵御納だ。
「えっ、一夜漬けなの? どうしよう……、知らなかった……」
恵御納は中学時代に1度だけ一夜漬けを行った経験がある。
眠気でテストが壊滅的な結果に終わったのは、今でも忘れはしない。
「先生、僕、6時間寝ないと頭回らないの……」
しょぼん、と眉を下げる恵御納に対して、誰も「寝るな」と強制することはできずにいた。
今の恵御納に徹夜を強いるのは、なんだか良心の呵責を感じてしまうからだ。
「……そうか、仕方がないな。七夜、仮眠部屋の用意って出来てるか?」
八神の問いに「出来てるよ!」と七夜が即答した。
「俺も鬼じゃない。眠かったら無理しないで寝てくれ。寮生は部屋に戻ってもいいし、部外者は七夜が用意した仮眠室を利用してくれ」
「私も眠くなったら寝るよ! だから夏朝ちゃん元気出して!」
ののこがニコニコと恵御納を元気付けた。
……それでいいのか、落神様?
「それじゃ、午前1時には、部屋に戻るからね? ……戻るから、ね?」
恵御納は不安げに周りに強調すると、翌日の出題範囲である物理、地学、生物、世界史を重点的に勉強し始めた。
「八神、あのさ。……全部教えて!!」
志田、八神式予想問題集に秒殺された!
仕方がないので要点だけ八神は志田にレクチャーする。
「わ、悪い……。今のところもう一回説明してくれ……」
傍から聞いていれば、とても噛み砕いた親切な解説を、志田は数度頷いて言ってのけた。
「なるほど、さっぱり分からない!」
塾生全員がズッコケた。
「やばい! 赤点取ると部活のサッカーに支障がー! こうなったら絶対に俺は寝ない!」
志田は死に物狂いで予想問題へ向き合う。
千鳥も予想問題相手に苦戦をしていた。
問題集や単語帳を持ち込んで、英語を重点的に勉強しているようだ。
「英語なんて……『あいらーびゅー』と『あいるびーばっく!』しか意味知らないよ……」
千鳥の動くアホ毛(ろっこん仕様)がみるみるうちに萎びていく。
「関係代名詞とか先行詞とか全然分からないんだよ~」
千鳥は近くにいた霧生に助けを求める。
「なんだ、分からないのか? ……めんどくさいけど、俺、文系は得意だし、別に教えてやってもいいけどよ」
ツンデレを発揮しつつ、千鳥の英語を少し見てあげる霧生だが、千鳥の理解力の低さに目頭を押さえてしまう。
「……英文は声に出して読むといいぞ。まぁ、頑張れ……」
「……ご、ごめんね~?」
不甲斐ない結果に終わった千鳥は、早速英文を小声で音読しだした。
その傍ら、Tシャツとデニムパンツというラフな格好で講義を受けるのは普堂だ。
「何だかワクワクするね。神魂がらみの事件とは違う非日常♪」
確かに、今のところは何も起きていないので平和である。
彼女は数学を重点的に解いているようだ。
「解けても理屈が分からないし、うっかりミスも多いんだ~」
ねこーひー牛乳を飲みながら問題をカリカリ。
机の脇にはネコビタンCやウメートレモンなどの飲料も完備!
「ののこちゃん、抹茶プリンやコーヒーゼリーもあるよ。食べているときは寝ないよね♪」
「わぁ、しおりちゃんって頭良い!」
ののこが喜んで抹茶プリンを受け取るが、エレノアは普堂に向かって威圧感を放っていた。
ただならぬその空気に、普堂はそれ以上ののこへ干渉することをやめた。
「ののこさん……、そういう因数分解では最低次数の文字について整理すると見通しがよくなります」
エレノアはどこかの問題に詰まってそうだと判断したら、さり気なく解き方のヒントを与える形でののこを観察しつつ話すきっかけを模索していた。
「んー、やっぱり数学は苦手だよー」
ののこのこの言葉を待っていた、とほくそ笑むエレノア。
「数学なら教えて差し上げられますわ」
「本当? やったぁ!」
こうして、八神の授業と並行して、ののこはエレノアの指導を受けることになる。
その際、やけにののこの手を握ったり、舟を漕ぎ始めるののこへ抱きついてみるなど、エレノアの行動に若干百合の香りが漂っているのは気のせいに違いない。
「わわ、また抱きつかれちゃった!」
「ちゃんと授業受けましょうね……?」
エレノアの囁きが、ののこの耳をむず痒くさせる。
「もー、エレノワちゃんのいじわるー」
ビクッと痙攣して驚くののこの肌に、エレノアは人目を気にせず擦り寄るではないか。
(
野々 ののこ
……。一点の曇りもない無垢な魂と肉体を持った奇跡のような存在……。ああ、彼女の笑顔もいいですが、絶望し泣き叫ぶ様も見てみたいものです)
スベスベとしたののこの頬を触れながら、エレノアは恍惚の眼差しを落ちた神様へ向けていた。
(いっそこのまま壊したら、実に……、趣深いでしょうね……)
ののこの柔肌に爪を立ててしまいたいという衝動を、今は必死にエレノアは抑えるのだった。
一方、七夜も参加者が色々と話し掛けてくる。
綾辻 綾花
は最も彼女の身近な場所をキープし続けた。
「あおいちゃん、食堂で良かったのですか?」
綾辻は七夜の部屋でマンツーマンの勉強も考えていたのだが、七夜はそれを断った。
「だって、私、監督役に選ばれちゃったし。監督役が1人部屋に引き篭ったら、全体を見ることできないもの」
「それもそうですね」
危うく七夜の職務を妨害するところだった自分の行動に自重しつつ、綾辻と七夜は苦手科目同士を補い合う。
「ここは引っ掛け問題だね。気を付けたほうがいいよ」
「あおいちゃん、ここの訳が間違ってます。この単語の意味は……」
まるで姉妹のように仲睦まじく勉強し続けていた。
その2人の間に姫神が割って入る。
「あおいちゃん! 数学教えて~!」
「うん! じゃあ3人で勉強しようよ! 分からないとこは修君に聞こうね!」
七夜を中心に仲良しグループが形成されていく。
「あ! 勉強の合間に買ってきたんだよ! 一緒に食べよ、生クリームパイ♪」
どう見てもフラグです。本当にありがとうございました。
対して、
椿 美咲紀
は神妙な顔付きで八神の授業を食い入るように受けていた。
「八神さんはおしり先生(桐島先生)と同じように順序立てて教えて解りやすい説明が嬉しいんだけど、ちょっと容赦ないトコもあるというか。ちゃんと出来るか追及厳しいんだと今回よーっく解ったわ……」
実際、八神は分からない部分を徹底的に洗い出し、解決できるまで根気よく解説を続けていた。
七夜にいい格好を見せたいがため、力が入りすぎた結果である。
「私、数学の公式は覚えるけど、実際の計算問題が苦手なの。試験でちゃんと計算解けるように練習問題するね。問題の数をこなせってことよね、八神せんせぇ?」
何故か先生を関西訛りで発音する椿。
夜神は苦笑しながらも「その意気だ」と激励した。
その真横で、不破はけしからん胸元を揺らしながら、自身の意気込みの声を口にした。
「なんとっ! 桜花寮でのお勉強大会ですよーぅ。いわゆるぅ、集団行動によるお勉の強ですねぃー」
「お勉の強って何なんだよ!? 意味わからねぇ!!」
桜井 ラッセル
が思わずツッコミを入れる!
不破はそれに爽やかな笑顔で答える。
「ベンさんのキョーなのですよーぅ! 今度の中間テストでハイスコアを叩き出してー、歴史に名を刻むくらいみーんなで頑張るのですよーぅ♪」
なるほど、わからん。
桜井は聞かなかったことにして、問題に再び集中する。
「へぇ、なんか皆殺気立ってるなぁ……。夢に溢れてるっていうか……」
七草 八兵衛
がぼーっとしながら問題を解き進んでいく。
既に彼の眠気はピークに差し掛かっているようだ。
これらの光景を
詠坂 紫蓮
は眺めながら、予想問題に取り組んでいた。
「ほぇー、皆で一夜漬けって、普段から勉強してないからそんな目にあうんでしょ。私は勉強嫌いだから、毎日ちょっとづつやるの。まとめてとか頭痛くなるし」
でも、折角皆で集まってやってる中、1人で勉強するのは寂しいよねー。
ということで、八神塾に参加した彼女。
(さーて、どこから手をつける? 私、得意なのは古文だけど理系もそこそこいけるつもりよ)
ペンを回しながら色々と思案する彼女。
「あ、八神君。日付変わる前に私は寝るね? テストの最中に眠くなるとか、そっちのほうが勉強しないよりよっぽど絶望的だと思うんだけどな?」
八神に許可を得て『寝る宣言』をするあたり、彼女は図太い性格なのかもしれない。
「……既に騒がしいが、ここはスルーだな」
邪衣はカオスになり始めた勉強会に不安を覚えつつ、懸命に予想問題に取り組んでいた。
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定員
1000人
参加キャラクター数
137人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年06月26日
参加申し込みの期限
2013年07月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年07月03日 11時00分
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