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【中間テスト】一夜漬け狂騒曲 ~寝るなよ? 絶対寝るなよ?~
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【2】
余裕ぶっこきながら自室の窓から桜花寮の玄関口を眺めるは
鏡箕 萌
だ。
彼女はほんの少し前、ちえの実なる代物を食べたことにより、一時的に学力が向上している。
「確か今日は食堂で勉強会やるって言ってたな~。皆頑張ってるかちょっと見に行くか~。いや~、どんな問題も解るって素晴らしいね~♪」
ちえの実の恩恵によって、彼女はテスト勉強そのものを放棄している。
今回は高見の見物といったところだろう。
今回は他寮からも本日は多くの生徒が参加している。
その1つのグループが、
花咲里 月桂
、
屍 骸
、
篠原 美嘉
、
雪見 大福
の4名だ。
「わーい! 来てくれて有難う~!」
篠原は愛嬌たっぷりに他の3名を出迎えた。
そして彼女はとあるメールの文面を皆に見せつけて愚痴り出す。
「お婆ちゃんからテストの点数悪かったらお小遣い抜きってメール来ちゃったんだもん、美嘉も勉強しよーと思ったけど、分数って暗号だよねー?」
このお婆ちゃんのメールを見た篠原が、救援メールを送ったことがこの勉強会で落ち合うきっかけとなったのだ。
「あー、まぁ、ソウダヨナー……」
屍が篠原の言い分に遠い目をした。
(学校からの刺客、中間テストがついに来やがったから、こういう時こそ冷静にと余裕ぶっこいてたら気が付きゃテスト前日。「こりゃ駄目だ」と悟り開きかけてた時に篠原後輩の救援メール……。正直、お頭の出来も良くねぇ癖に勉強もあんまりやらねぇ俺が何を教えられんだって話だが、後輩の助けを呼ぶ声に応えねぇ訳にゃあいかねぇよな)
社交的なゾンビ系男子の彼にとって、後輩の頼みを断る理由がなかった。
無論、自身の赤点の問題もあるため、好都合ではあるのだが。
「同じクラブの好みで来てみたが、篠原ってやっぱ勉強に縁遠いんだなぁ……」
雪見も篠原のおバカ発言に目を細めていた。
「えーっ! 美嘉も本気を出せば、こ、これくらいー!」
むくれる篠原を苦笑しながらあしらう雪見。
「挨拶遅れた。篠原、屍先輩、こんばんわ」
「こんばんわ! あ、月ちゃーん!」
そこへ車で送り届けられた花咲里が遅れて到着する。
篠原は花咲里に飛び付くと、早速紹介をした。
「紹介するね! 美嘉の幼馴染で、月ちゃん!」
これに屍は片手を上げ、白い歯を見せながら気さくに挨拶。
「おー、月ちゃん後輩か、オッケーオッケー、よろしくだぜってな。俺は……」
「あ、こっちはホラー部――ホラー愛好会の先輩で、ゾンビちゃん!」
篠原が屍の自己紹介を遮ってしまった。
「篠原後輩、せめて本名で紹介してほしいぜ」
「え、本名? 忘れたけど?」
屍の抗議は、篠原の斜め上の回答で無効化させてしまった。
「……まぁ、俺の心は太平洋並みに広いから許すんだぜ……。ともあれ、よろしくな、月ちゃん後輩」
花咲里は軽く会釈をして答えた。
篠原は続けて雪見を指差した。
「でねー? こっちもホラー部の仲間で、雪見!」
「はじめましてだな、花咲里」
「初めまして、雪見さん。祖母から皆さんで食べてと、菓子折りを持ってきました」
両手に栗羊羹、八つ橋、今川焼きなどの和菓子多数。
「ほぼ和菓子ばかりですが、皆さんのお口に合うかしら?」
「甘いものは正義だよっ! 月ちゃん、ありがとー!!」
花咲里をむぎゅっとハグする篠原に、男子2名は自然と目線を逸らす。
「それじゃー、美嘉と一緒に今夜は頑張ろうねー!」
「はいな」
篠原のハイテンションに花咲里がしっとりと答えた。
雪見がその後を追い、屍は更にその奥を追う。
「今夜限定で解放とはいえ、女子寮へ行くのはちょいと緊張するよな」
見かけの割にシャイボーイな屍である。
志田 朝陽
は狼狽していた。
1時間前、彼のもとに掛かってきた1本の電話が発端であった。
電話の主は
桃原 空音
。志田の幼馴染でトラウマの元凶である。
「テスト前日だけどぶっちゃけ勉強してないぜ! 教科書一人で読んでても理解できないしな! 授業は眠いしな! でも……、空音に勉強教えてもらうのだけは御免だ!」
志田は身震いしながら、どうしたらいいか必死に考えていた。
そんな時間があるなら勉強しろよ、と諭してあげたいところだが、彼にとって桃原との遭遇は何としても避けなければいけない重要案件であった。
「参加人数多いし、紛れれば大丈夫か? ……いや、念には念を入れておくか?」
志田は部屋中をひっくり返し、使えそうなものを手当たり次第探し始めた。
だから、その時間があるなら勉強を……!!
かくして、食堂内に続々と参加者が着席を始める。
「おはようございまーすっ! へぇ、私、星ヶ丘の寮生だから、桜花寮来るの初めて! わぁ、こんな風になってるんだぁ♪ あ、あおいちゃん、やっほー! 今夜はよろしくね!」
姫神 絵梨菜
がアイドルスマイルでご挨拶。
「こちらこそよろしく! 頑張ろうね!」
監督役の七夜も、ぐっと握り拳を作ってやる気を見せる。
「姫神、もう夜だぞ?」
八神 修
が不思議そうに尋ねると、姫神はハッとした顔つきで答えた。
「思わず業界用語が出ちゃったよ~! お仕事では何時でも『おはようございます』って言うんだよ~。それに私、お仕事で撮影が深夜に及ぶこともザラだから、夜には強いんだよ! でも最近お仕事が忙しくなってきて、授業お休みがちでちょっぴり出席日数がピンチなんだよ。せめてテストくらい頑張らないと一学期から赤点だよっ!」
「それは一大事だな。よければ俺が教えようか? 5組の有志達の勉強を教えるつもりだったからな」
そこへ八神へ講師を依頼した
霧生 深雪
がやってきた。
「よう、八神。引き受けてくれてサンキュ。つーか、もう明日がテストかよ、勉強とか音楽以外滅べばいいのに……」
顔を背けた霧生の言葉は、実にトゲトゲしかった。
「……なんて現実逃避もしてられねぇしな……。今夜は頼む……」
「ああ、任せろ、霧生。東大志望は伊達じゃないってとこを見せてやるさ」
八神はチラリと七夜を見遣った。
(それに、七夜に『頼れる奴』ってトコを見せたいからな……)
密かに七夜へ想いを寄せる八神としては、今夜の特別講義は嫌が応にも力が入る。
そこへやってくるのは猫鳴館自治会長の
邪衣 士
だ。
「ん、見知った顔が多いな。八神、七夜と一緒に勉強か?」
邪衣の他意のない質問。
八神は『七夜と』の部分に過剰反応して目を泳がせる。
「ふ、2人きりじゃないからな。このあと野々も合流するし、霧生だって楽しみにしているぞ?」
「べ、別に楽しそうだから参加したとかそういうんじゃねぇから! 本当は家でゆっくりしたかったんだ! ただ、寝る直前に勉強したもんは頭が覚えるっていうしな。他寮に行く機会も滅多にないし、それから……」
「判った判った。良かったら俺も合流させてくれよ。なぁ、八神、霧生?」
しどろもどろになる霧生に対し、邪衣はあくまで冷静に参加を申し出た。
講師役の八神は微笑みながらそれを快諾。
「ああ、今夜の授業は誰でも大歓迎だ。一緒に頑張ろう、邪衣」
「話は聞かせてもらったぞォッ!!」
脈絡なく話に割って入るのは八神の悪友的存在、
鈴木 修一郎
。
厨二病系いいひとの彼は、既に割烹着を装着済みだ!
「私が居城とする場所で貫徹勉強会だなどと……やってくれる。この鈴木修一郎の家事スキル、思う存分堪能するが良いわ! ファーッハッハッハ!」
そういうと鈴木は『お品書き』と書かれた紙を八神塾参加者に配布し出す。
「覚悟するがいい! 桜花寮に足を踏み入れたが最後……、私の精一杯のおもてなしをその身で味わうがいい! ククク……!」
「要は賄い担当だね。修一郎君気が利くね!」
七夜がサムズアップすれば、「当然の事だ」と胸を張る鈴木。
「いかん、他の参加者にも手製のお品書きを配らねばッ! では勉強会でまた会おう! ファーッハッハッハ!」
鈴木の割烹着姿が人ごみの中へ消えていった。
入れ違いでやってくるのは
野々 ののこ
。
「あおいちゃん見っけー! ねぇねぇ、あおいちゃんと勉強したいって人連れてきたよ!」
ののこの後ろには、
綾辻 綾花
、
エレノア・エインズワース
、
椿 美咲紀
の3名の姿が。
「よろしくね、あおいちゃん」
綾辻がニコリと笑みを浮かべれば、その横で椿は七夜と八神を交互に見詰めていた。
「八神さんがあおいちゃんの先生役なのね。私も一緒に数学教えてほしいな」
「ああ、もちろんだ。全力で指導しよう」
「八神さん、ありがとう! あおいちゃんも頑張ろうね」
こうして八神塾は受講生を増やしていく。
「ああ、私はののこさんと一緒に勉強しますので入塾はしません」
エレノア、既にそう言いながらののこの真横をガッチリとホールドしている。
「私、修君の講義に参加するよ? えっと、あなたは……」
ののこが名前を思い出そうとすると、エレノアはののこの手を取って自己紹介。
「1年2組の
エレノア・エインズワース
です。覚えておられます? 以前の日曜日、公園で……。ほら、何故か道端に冷凍風船と目覚まし時計と針の残骸が並べられていた、あの時ですよ」
「あ~、そんなこともあったね~? あの時、水鉄砲構えてた子かな?」
ののこは記憶を手繰り寄せる。
というか、あの惨劇を「そんなこと」程度に捉えてた神様図太い。
エレノアは覚えていてくれたことにキャッキャとはしゃぎだした。
「そうです、そうです! それが私です! 覚えててくれたんですね!」
普段クールなエレノアが、こうして喜々と他人と話す姿はとても珍しいかもしれない。
「折角だし、エレノアちゃんも一緒に修くんの授業受けようよ! 凄く分かりやすく教えてくれるんだって!」
「え、えぇ……。ののこさんがそうおっしゃるのなら……」
(2人きりになって、ののこさんを愛でたかったのですが……、やむを得ませんね)
エレノア、ののこに押し切られて入塾決定。
「野々とエレノアも講義を受けると。思ったよりも人数が増えるな」
八神が腕まくりをして気合を入れ始めた。
そこへ更に乱入する人物が。
「あー!!! 八神先生、ぜひ勉強教えて! たしか成績優秀だよな……? 俺、英語全然っまっっっっっったく中学生以下で駄目なんだ! 本当、コツとか教えてテスト範囲と要点だけでもいいから。……ついでに他のも以下同略」
犬耳パーカーの私服姿の
桜井 ラッセル
が、必死にペコペコ夜神に頭を下げる。
最初こそ、「へぇ、なんだ結構、他寮の奴らも来てんだなー」と傍観していたが、八神の姿を見かけた途端、自身の苦手科目を克服する絶好のチャンスだと思い立ち近付いたのだ。
八神、更なる入塾者にキリッと凛々しい顔のまま教鞭(赤ペン)を桜井に突き付ける。
「いいだろう、今夜はとことん詰めるぞ?」
「お願いしまっす!」
星ヶ丘寮の女装属性君に相原邸のロリ軍曹に続く、桜花寮の熱血式授業『家庭教師のヤガミ』爆誕である。
「ふふ、寝子高初の定期テストは随分と楽しい事になりそうだね♪」
ワクワクドキドキ、これから望むテストに胸高鳴る
柏田 貴弘
は何やらメモにサラサラ書き出している。
「今回のテストの目標点数はどうしよう? 取り敢えずは1教科当り、クラス平均±3点をエクセレントライン、±5点をクリアラインの設定でいいかな」
ゲーマーかつ自分ルールに厳密な彼にとって、中間テストはゲーム感覚でしかない。
「となると、クラスの皆の基礎学力を把握しておく必要があるか。桜花寮の食堂に野々さんとか七夜さんとか他にも五組の皆結構いるみたいだ。よし、食堂で勉強しつつ皆の学力調査だっ」
それじゃ、ゲームスタート!
意気揚々と柏田は食堂へ足を向ける。
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なし
シナリオジャンル
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定員
1000人
参加キャラクター数
137人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年06月26日
参加申し込みの期限
2013年07月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年07月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
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