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- 学年：職業
- 00月00日生 00歳
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【星幽塔】第一階層 ツインズ・ノット・デッド
南側での戦闘開始から20分前後経過した頃、２人の少女が城下町の南門から飛び出してきた。
「はわわ！？ もう戦闘始まっちゃってます！」
Ｂａｒアストラルで調理の手伝いをして働くリリエル・エーテライトは、眼前で繰り広げられている戦闘に圧倒されていた。
「あれが竜牙兵なんですね！ しかもすごい数です。でも負けるわけにはいきません！」
「ひゃー！！ いっぱいいるよ！ って、もしかして大遅刻！？」
ショックで固まる虎娘ことメリィ・ランページ。
「ねぇ、リリエル？ もっと早く駆け付けるべきだったんじゃ？」
「で、でも、何処に駆け付けていいか分からなかったんですから、仕方がないですよ……」
メリィとリリエルはどうしようか、と途方に暮れていた。
それもそのはず。
この２人、義勇兵に志願したはいいけれど、何処に配属されるのか、すっかり聞き忘れていたのだ。
あれよあれよという間に兵士たちは出撃していき、かくして２人は兵舎に取り残されたのだった。
運よく巡回中の小犬丸と出会わなければ、何処に向かうかという指針さえ立てられなかっただろう。
「小犬丸のおかげで、南が一番大変って聞いて援軍に駆け付けてきたよ！ いこう、リリエル！ あいつら、何したいのかは知らないけど、とにかくコレ以上被害を増やしたらダメだ！」
「まずは建物を壊そうとしてる竜牙兵の数を減らしていきましょう！ メリィちゃん！」
仲良し２人組は、ひとまず城内へ侵入しようとする歩兵の集団を見付けるや否や、すぐに攻撃を仕掛けていく。
「いっくぞー！ これは虎の爪なんだ！」
愛用のハンドクローでもって、持ち前の素早さを活かしながらザックザック切って数を減らしてく！
「どうしたー！？ かかってこーぉい！」
敵をなぎ倒し、大群を目の前にして挑発するメリィ。
すると、遠方から紫色の光の雨がメリィ目掛けて降り注ぐ！
「メリィちゃん、危ない！」
リリエルは風魔の力で矢の軌道を逸らす！
「ありがとー、リリエル！ 弓に当たってたまるかー！！ こうやって避けちゃえばどうってことないもん！」
「私が援護するから、メリィちゃんは安心して戦ってください！」
「よーし！ 暴れるぞー！！」
メリィが竜牙兵の大群の中に突っ込むと、数秒後には物凄い衝撃音と共に竜牙兵の破片や武具が粉々になって戦場に飛び散ってゆく。
リリエルは自前の翼で空中を舞い、迫りくる矢を強風で軌道を逸らし、時には跳ね返してゆく。
「こういうのは、指揮官を倒せば有利に……、あ、メリィちゃん、９時の方向に指揮官がいます！」
「おっけーっ！ やっちゃうよー！！」
ハンドクロ―に魔火の光を宿すと、そのまま丸鋸めいて回転！
錐もみ状態のまま火炎の渦巻きとなったメリィが指揮官にそのまま突貫！
「どーんっ！！ ばっかーん！！ どごーんっ！ わーっ、すごーい！ たのしー！」
彼女が通る先は、骨の破片が炎と共に巻き上がる。
メリィはバーサーカーなフレンズであった。
その戦いっぷりを砦の屋上から眺めていたミハイルは思わず唸る。
「なんてメチャクチャな戦い方だ。いや、あれは『遊んでる』のか？」
なんたって、メリィは戦法・戦術などお構いなし。
目の前に殴れる相手がいるのだから殴るまで、のスタンス。
その無邪気なバーサーカーにミハイルは息を飲む。
「敵味方の分別が付いているだけまだマシか……。って、そこの飛んでるお前さん！ 俺の前にいると危ないぞ？」
「え？」
リリエルが振り返り、半身を捩る。
５連銃声！
彼女の脇をミハイルの銃弾５発が横切ってゆく！
そして、その先の四つ腕竜牙兵の腕と頭部が粉々に吹き飛んでいった！
「はわわ！？」
「すまない、驚かすつもりはなかった。でも、ちょうど遮蔽物になってくれたおかげで敵が油断したようだ」
「こ、怖かったです……！」
涙目で抗議するリリエルに、ミハイルは苦笑い。
「悪かった悪かった……。そうだ、弓矢の防御はお前さんに任せてもいいかね？ 俺はその間に指揮官と弓兵を撃ち抜く」
「う、後ろから撃たないでくださいね！？」
「安心しろ、俺が誤射をするような手腕じゃない事は、さっきで分かったはずだ」
ミハイルが弾丸のリロードに入る。
この間、彼は無防備になる。
兵士たちにも『銃声が５つ響いたら、暫くは援護射撃ができない』と伝えてある。
だが、リリエルの暴風の壁があれば、弓兵から狙撃される確率は大幅に減少する！
なんたる偶然のベストマッチ！
「はわわ！？ もう戦闘始まっちゃってます！」
Ｂａｒアストラルで調理の手伝いをして働くリリエル・エーテライトは、眼前で繰り広げられている戦闘に圧倒されていた。
「あれが竜牙兵なんですね！ しかもすごい数です。でも負けるわけにはいきません！」
「ひゃー！！ いっぱいいるよ！ って、もしかして大遅刻！？」
ショックで固まる虎娘ことメリィ・ランページ。
「ねぇ、リリエル？ もっと早く駆け付けるべきだったんじゃ？」
「で、でも、何処に駆け付けていいか分からなかったんですから、仕方がないですよ……」
メリィとリリエルはどうしようか、と途方に暮れていた。
それもそのはず。
この２人、義勇兵に志願したはいいけれど、何処に配属されるのか、すっかり聞き忘れていたのだ。
あれよあれよという間に兵士たちは出撃していき、かくして２人は兵舎に取り残されたのだった。
運よく巡回中の小犬丸と出会わなければ、何処に向かうかという指針さえ立てられなかっただろう。
「小犬丸のおかげで、南が一番大変って聞いて援軍に駆け付けてきたよ！ いこう、リリエル！ あいつら、何したいのかは知らないけど、とにかくコレ以上被害を増やしたらダメだ！」
「まずは建物を壊そうとしてる竜牙兵の数を減らしていきましょう！ メリィちゃん！」
仲良し２人組は、ひとまず城内へ侵入しようとする歩兵の集団を見付けるや否や、すぐに攻撃を仕掛けていく。
「いっくぞー！ これは虎の爪なんだ！」
愛用のハンドクローでもって、持ち前の素早さを活かしながらザックザック切って数を減らしてく！
「どうしたー！？ かかってこーぉい！」
敵をなぎ倒し、大群を目の前にして挑発するメリィ。
すると、遠方から紫色の光の雨がメリィ目掛けて降り注ぐ！
「メリィちゃん、危ない！」
リリエルは風魔の力で矢の軌道を逸らす！
「ありがとー、リリエル！ 弓に当たってたまるかー！！ こうやって避けちゃえばどうってことないもん！」
「私が援護するから、メリィちゃんは安心して戦ってください！」
「よーし！ 暴れるぞー！！」
メリィが竜牙兵の大群の中に突っ込むと、数秒後には物凄い衝撃音と共に竜牙兵の破片や武具が粉々になって戦場に飛び散ってゆく。
リリエルは自前の翼で空中を舞い、迫りくる矢を強風で軌道を逸らし、時には跳ね返してゆく。
「こういうのは、指揮官を倒せば有利に……、あ、メリィちゃん、９時の方向に指揮官がいます！」
「おっけーっ！ やっちゃうよー！！」
ハンドクロ―に魔火の光を宿すと、そのまま丸鋸めいて回転！
錐もみ状態のまま火炎の渦巻きとなったメリィが指揮官にそのまま突貫！
「どーんっ！！ ばっかーん！！ どごーんっ！ わーっ、すごーい！ たのしー！」
彼女が通る先は、骨の破片が炎と共に巻き上がる。
メリィはバーサーカーなフレンズであった。
その戦いっぷりを砦の屋上から眺めていたミハイルは思わず唸る。
「なんてメチャクチャな戦い方だ。いや、あれは『遊んでる』のか？」
なんたって、メリィは戦法・戦術などお構いなし。
目の前に殴れる相手がいるのだから殴るまで、のスタンス。
その無邪気なバーサーカーにミハイルは息を飲む。
「敵味方の分別が付いているだけまだマシか……。って、そこの飛んでるお前さん！ 俺の前にいると危ないぞ？」
「え？」
リリエルが振り返り、半身を捩る。
５連銃声！
彼女の脇をミハイルの銃弾５発が横切ってゆく！
そして、その先の四つ腕竜牙兵の腕と頭部が粉々に吹き飛んでいった！
「はわわ！？」
「すまない、驚かすつもりはなかった。でも、ちょうど遮蔽物になってくれたおかげで敵が油断したようだ」
「こ、怖かったです……！」
涙目で抗議するリリエルに、ミハイルは苦笑い。
「悪かった悪かった……。そうだ、弓矢の防御はお前さんに任せてもいいかね？ 俺はその間に指揮官と弓兵を撃ち抜く」
「う、後ろから撃たないでくださいね！？」
「安心しろ、俺が誤射をするような手腕じゃない事は、さっきで分かったはずだ」
ミハイルが弾丸のリロードに入る。
この間、彼は無防備になる。
兵士たちにも『銃声が５つ響いたら、暫くは援護射撃ができない』と伝えてある。
だが、リリエルの暴風の壁があれば、弓兵から狙撃される確率は大幅に減少する！
なんたる偶然のベストマッチ！
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
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- 2018年06月29日
- 参加申し込みの期限
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- 2018年07月06日 11時00分
- アクション投稿の期限
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- 2018年07月06日 11時00分
