this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
輝け!ドリームガールズコレクション!!
<< もどる
1
…
6
7
8
9
10
…
25
つぎへ >>
【うさぎの呪い】
刻一刻と、皆自分の出番が迫っている。
そろそろ観念すべきだろう、皆がそう思い始め、宇宙人のタコとイカを問い詰める光景も目にする事も大分減ってきた。
しかし、そうなればそうなったで、改めて別の問題が発生するもの……
「……」
青山 絢
は悩んでいた。
ただでさえ『従姉と一緒に星を眺めていた』という平和な日常が「ときめきが足りない」という、良く分からない理由で見事に破壊されたのだ。苦情は言っても言い足りないが、先程まで行っていた宇宙人たちとのやりとりで、向こうにも向こうなりの事情があるのだ、と納得した……もとい、見た目の可愛らしそうなマスコット感に圧し負けた。
浮かぶ次の問題は『ときめき、というものを供給できる衣装が全く想像出来ない』ことだった。
演劇を身に進める者にとって、相手に与える印象に関する感受性は高ければ高い程、良い演技に発展させることが出来るというもの。
しかし、絢の平穏をぶち壊したエイリアン・アブダクションは、その心に混乱やら何やら様々な影響を及ぼした。
そのせいで、様々な発想の泉となる服とストッキングはあるのに、それを組み合わせてどのような影響を生むのか、という点が全く想像出来ない。
──普通のコーデなら問題ない。だが「ときめき」を表すコーデとは何だろう……
出番がそんなに遠くないところまで迫ってきている。
時間がない。そう判断した絢は、いっそのことと宇宙人のタコとイカに問い掛けた。
「具体的に、今ときめくものは何かしら?」
宇宙人たちはその問い掛けに、必死に収まっていなさそうな頭の脳から一生懸命考え込んで、
「皆違うけれども、皆がある程度好きなものあります」
「皆、ある程度好き、あります」
「じゃあ、ステージまでに時間がないから、そのコーデで」
そうして──届けられたそのコーデを見た瞬間。絢は自分の判断が間違っていたことを知る……
箱を開けたら、黒のエナメル素材で出来たスーツがあった。
……本当はこの時点で、もう分かっていた。しかし、時間は文字通り差し迫り、今から他のコーデを選ぶという選択肢すら絢の手からは奪い去られていたのだ。
つまりは、
こう、である。
頭には、少しロップイヤー種を思わせるやんわりとしたうさ耳バンド。
手首にはしかと手首を固定する、黒バイアスでしっかりとした作りが窺わせるカフス。
襟には、白を土台にした蝶ネクタイと、その下のノースリーブでしっかりと決められた尻尾付きの艶やかなバニースーツが絢の身を包んでいる。
更にその下には均整を取りつつも長く細身の脚を、滑らかな光沢で大胆に魅せる黒ストッキングが──
「な、な、なんでバニーなのよっ!」
「今、仲間の中で、だいぶれいく、です」
「です」
絢が寝子島に来てからの生活は、何かにつけてバニーが多い。
バニーガール姿で配り物をしたり『理由などない!』と、問答無用でバニーになった時もある。
これはもう、呪いであろう。そうとしか思えなかった。
絢は思い切り頭を抱えた。
バニースーツを着るのはこれで三度目。当然着慣れると言う概念は無く、恥ずかしさがとにかく募る。
「そうだわ……これは、夢……?」
ふとした瞬間、そんな絢に『現実逃避と言う名の天啓』が降りてきた!
うん、きっとそう。そうに違いない。
なにより、先程まで一緒にいたはずの従姉の姿がないではないか。もしいればこの姿を嬉々として写真に収めていたに違いない。
絢は、それを機に、遠のきかけた意識を取り戻す。
『これは、夢……
そう、これはどうせ夢なんだから──』
ぱちん、と。
暗い部屋の照明がついたかのように、思考がクリアになった絢の前で、
舞台登場の呼び出しの音が鳴る……
開始四十秒──正確には、絢が前舞台の『ポール』の前に立ってから二十秒。ステージホールは歓声とほんわかとした桃色に包まれた。
ポールを左手で軸に添え、そこからつま先立ちで軽やかなモデルを思わせるセクシーウォーキングで、全身を露わにするように歩く一週。これだけでも、
「うさぎさん、ときめき」
「すき」
という声が上がったというのに、そこから絢の身体はポールに添えた比重を感じさせない左手はそのままに、身体の軸を変えることなく、呼吸一つ乱さずに、その右足を滑らかに背中へ、そして頭上へと高らかに引き上げたのだ。
『仲間──!?』そうイカタコたちの思考を置いて『これは夢だ』と完全なトランス状態へ陥った絢は、上げていた足をゆっくりと見せつけるようにポールへと絡ませる──
「──!?!」
タコとイカたちが、あるのかも分からないが唾液をゴクリと飲む音が聞こえたような気がした。
それからも、絢は留まることなく躍動感溢れるポーズを繰り出した。ポールに上り、片脚と背中だけでその身体を支え、伸びやかにその残りの手足を伸ばす。
美脚をアピールするならば、ポールダンスだろう……その発想は成功した。
思わず、ときめき度が増しすぎたタコの、そっと伸ばしてみた足──もとい触手が、絢の腕や脚の一部に絡みつく。
エロティシズムが跳ね上がるその光景。しかし、させたいようにさせたまま、堂々と演技を続ける絢の姿は、動じない女優として、演技者としてはプロも顔負けの輝かしさがあった。
そして、「胸、どきどき」という興味本位いっぱいである触手の洗礼を受けながらも、トリップ状態で、心得のない初心者でありながら魅せるものとしては最上級な演技を魅せて立ち去った絢に、その場には触手を打ち合わせた惜しみない拍手が降り注いだ──
<< もどる
1
…
6
7
8
9
10
…
25
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
輝け!ドリームガールズコレクション!!
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
冬眠
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
SF・ファンタジー
お色気
定員
1000人
参加キャラクター数
29人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年05月08日
参加申し込みの期限
2018年05月15日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年05月15日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!