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【ミラちゃんは大変な物を残していきました】
今、目に入るモニターには始まったばかりのファッションショーが映し出されている。
蒼と青の海の色をしたワンピースの少女がスカートをなびかせくるりと回るシーンを見た。
しかし、
恵御納 夏朝
は先ほどの光景が忘れられなかった。
『なんとか、この船の乗員のタコとイカの皆さんを満足させ──あっ』ぶちん。
失敗したら、地球がイカとタコに侵略される──そう言葉を置いたらっかみのミラは、それ以来モニターに映し出される事はない。
「ミ、ミラちゃーん!?
予知能力発動1回目がすごい事にー!?」
らっかみ、ミラ──まさかの能力発動一回目にして、ただ今日本で大人気な、イカタコが登場する近代神話の予言である。
……神さまとはいえ、らっかみ予言能力の初登場なのであるから、そんな目と心に優しくないものではなく、もう少し穏やかな予言が見たかったに違いない……と、そう思わずにはいられない。
「ミラちゃん達の為にも、少しでもときめかせる……!」
夏朝は強く、今は星になったミラちゃんへ向けて心の中で涙し、決意を固める。
そして、早速思案。
「
<宝石人形>
の件で、人形風仮装をした事があるから、その延長で……」
衣類、衣装類の入っている箱やハンガーラックの方へと足を向ける。
夏朝が用意したいものは、かなりの多岐へと渡っていた。
軽く脳内で計算しただけでも八種。
しかも『球体関節風のストッキング』など、かなりのピンポイントな物もあり、無数の中から探すよりも、と先に宇宙人たちに聞いてみたら、案の定『そこまでまにあっくなものは』と返ってきた。
……ストッキングでファッションショーをして欲しい、等と言うタコとイカには、あまり言われたくない台詞ではあったかも知れない。
安易に手に入らないならば作るしかない。幸いにもハサミ、針と糸、マジックペンなどの日用品の1セットを、箱ごと借りることが出来たので、夏朝はそれらと偶然見つけたイメージ通りのドレスワンピースなどの衣装を抱えて、メンタルと時の部屋へと飛び込んだ。
部屋は白くそして広く大きかった。
奥の壁一面は鏡張りになっており、大掛かりなダンスの練習なども滞りなく出来るであろう。
夏朝は、そこから離れた入り口付近の壁端へ場所を取った。壁には、宇宙的超技術により、恐らく外の時間を示した時計が付いていた。秒針は動いていないのではいかと思うほどに、極めて進むのが遅かった。
「うん、これなら……!」
それらを確認すると、夏朝はさっそくレースやフリルのあしらわれたドレスワンピースに袖を通す。
きつくもなければ緩くもない。小柄に該当する夏朝の身にそれはぴったりと収まった。ある程度サイズの確認はしたとは言え、ここまで違和感がないと、とても心地が良い。
そこから、夏朝が取り出したのは、工作を思わせる一本の太いマジックペンだった。
夏朝は、躊躇いなくマジックペンを地肌に滑らせる。ニ回目とは言え、自分の身体にペンであっても塗料を塗りつける感覚は慣れないものだ。
だが、それも『全ては寝子島の平和を守る為』。
夏朝は、自分の身体に容赦無く、黒のペンでグリグリと人形を模した球体関節を書き入れた。
「かーささん、かーささん。何かお手伝いありますか?」
「ありますか?」
恐らくそれが仕事なのだろう。タコとイカの二人組が夏朝に話し掛けてくる。
「うん、良かったら演出付きのビデオも作ろうと思って」
宇宙人たちの言葉に甘え、説明で出来ると聞いたプロモーションビデオの製作に取り掛かる。
「かーささん、もう少し、右お願いします」
「右だね。分かった」
タコ型の脚立付きカメラを構えたイカが、より良く撮る為の指示を出す。
そのまま次の、ゴシック調の椅子に僅かストッキングを見せたままの撮影では、
「椅子は座ったままのそのポーズで……ときめき」
「ときめき」
仕事を忘れて、チラ見えするストッキングにときめくイカとタコ。
「お仕事して、ほしいかな……」
夏朝はそんな恥ずかしさを隠しながら、そんな微笑ましい時間を過ごしつつ、何とかビデオを撮り終えた。
メンタルと時の部屋を出て、待つことしばし──ステージは、ついに夏朝の出番となった。
ウォーキングから、夏朝は無機物らしさを出す為に、荘厳な音楽と共に、球体関節が軋むような音と共に歩み進む。
可愛らしさでアピールされてきた会場の宇宙人たちは思わず目を見張った。
豪奢に広がる金のウィッグが違和感なく夏朝を彩り、その上に乗ったミニシルクハットがその髪を飾り付けた。
沢山の布を重ねることで、殆ど揺れることのない隙の見えない黒のドレスワンピースで身を包み、そこにレースやフリル、ところによりシルバーのチェーンが、ドレスにモノトーンの色を飾っている。
同じくレースで飾られた日傘を持つ手には、手の甲から円上に肌が抜けて見える手袋を。
袖とスカートから伸びる四肢には、人形を模し描かれた球体関節が、ストッキング越しにはっきりと宇宙人たちの目に飛び込んできた。
「はわ……」
新しいストッキングのアピールに、宇宙人たちが色めき立つ。
そしてアピールポイントとなる前舞台に立ち、ライトが当たれば、首元に飾られたラブラドライトに似た石のネックレスが光り輝いた。
背後のモニターには、先ほど録画したPVに椅子に優雅に座り、ストッキングが目を引くシーンが映し出されている。
それを背に、夏朝は静かに歌い始めた。
伸びやかな声。舞台から観客席へと差し述べられた手。
宇宙人たちの目が声無いままに、その歌声と姿に釘付けになる。
落ち着いたPVのメロディに合わせ、その光景は、まるで古き名作と称される洋画の輝かしい一幕を切り抜いたかのようだった──
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担当ゲームマスター
冬眠
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
SF・ファンタジー
お色気
定員
1000人
参加キャラクター数
29人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年05月08日
参加申し込みの期限
2018年05月15日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年05月15日 11時00分
参加キャラクター一覧
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