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<七福猫シリーズ>寿老猫を探せ編
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病の気を見留めるや、
漁 良太
は元気いっぱい、イサリビ丸に指示を出す!
「イサリビ丸、やっちゃうぜ!」
『承知した。だが、リョータ、あまり前に出過ぎるのは……』
良太の身を案じながらも、迫る病の気へと、右手で強力なパンチを食らわせるイサリビ丸。
「うわー! カッコいいなぁ! アトラも全力全開だ!」
『わかりました、ハカセ』
「っ、だからそれはこっそりと……!」
よく通る声で《ハカセ》と呼ばれて
深谷 博士
が慌てるのを不思議がりながらも、
『攻撃、開始します』
と、アトラは薙ぐような鋭い蹴りを、別の個体へとめり込ませ、相手を消滅させた。
良太と博士が瞳をきらきらさせる一方で、
タイラ・トラントゥール
は額を押さえる。
「黒い霧が見える……しかも、良太も博士も全然話を聞かないじゃないか!」
『主、もう放っておけば良いのでは』
冷めた目でイサリビ丸やアトラのことを見遣ってバルティーグルが言うが、
「……くそっ。いくぞバルティーグル。あの霧を、お前の爪で切り裂いてやれっ」
『奴らに加勢を?』
「見なかったことにするわけにはいかないからな」
主の判断なら仕方なしと、肩を竦め、鋭い爪を光らせるバルティーグル。
じきに、辺りの病の気は、カプセルギア達の活躍の前に、全て消え失せた。
『ヒロ、あちらの方角に数体の病の気を感知しました』
「ありがとう、アトラ」
「よっし! じゃあ次はそっち行こうぜ!」
良太が走り出す、博士がそれを追う、イサリビ丸とアトラも2人に続く。
「まだ続くのか……ボクの平穏はどこだ……」
遠ざかる4つの影を目に、タイラは深い深い息を吐いた。
『行っくにゃー!』
恵御納 夏朝
のバディたるハルくんが病の気を引き付けたところへ、
『ターゲット捕捉。排除する』
と、
八神 修
のバディであるランが正確無比な一撃を打ち込む。
病の気が消え失せれば、『やったにゃ!』とハルくんがぴょんと跳ねた。
『かーさ、見てたにゃ?』
「うん、ありがとう、ハルくん」
「ランもお疲れさま」
『当然の働きをしたまでだ。修、この先が目当てのポイントだ』
かくして、ランの先導で修達が向かった先には、
「……あれ? あの子……」
と、夏朝が瞳を瞬かせたのもむべなるかな、着物姿の、どこか浮世離れした雰囲気を纏う少年の姿が。
少年はベンチに腰を下ろし、足をぶらぶらさせながら空を見上げている。
『修、大きな反応は彼から感じられる』
「じゃあ、彼が病の神か……よし、コンタクトを取ってみよう」
修がベンチの方へと歩み寄れば、少年の猫のような目が、修達を真っ直ぐに捉えた。
『ああ、来たね。この調子じゃ、僕も放っておかれないだろうとは思ってたんだ』
「お役目の邪魔をしてしまってすみません」
修は、真摯に頭を下げる。
病は、人に必要な休息を与えたり、健康の有難みを知らしめることもある。
そう考えているからこそ、修は病の神に敬意を持って接した。一方で、
(この神様の司る病が軽いもので良かった)
とも、修は思っている。
幼少時に大病を患いあまり頑健ではない修には、健康の大切さがよく分かっているから。
『まあ、いいさ。元より、人に好かれる仕事じゃないからね。邪魔をされても仕方がない。……で』
――君達は、僕に一体何の用事があるのかな?
心の奥底まで覗き込むような眼差しが、修を、夏朝を捉える。
修は一つ息を飲んで、「島での仕事を終えるのはいつ頃か、予定が知りたいんです」と言った。
『何だ、そんなことか。ここにいるのは、あと一週間程度だよ』
「そうですか……ありがとうございます。もう一つ、寿老猫様の居場所に心当たりは?」
『あったら、悪戯の一つもしてやるところさ。あいつのせいで、病の気が次々倒されているんだからね』
やれやれ、というふうに病の神が肩を竦める。
そんな病の神へと「あの」と夏朝は声を投げた。
『何だい、お嬢さん。君も僕に聞きたいことが?』
「えっと、そうじゃなくて……病の神さまに、寝子島の雰囲気を楽しんでもらいたいってことを、伝えたくて」
夏朝の言葉に、病の神はくるりと目を丸くして――それから、あははと、可笑しげに笑う。
『中々、病の神という身の上で聞く言葉じゃないね。君、面白いなあ。気に入ったよ』
うん、存分に楽しませてもらおう、と頷く病の神。
そのあとで、病の神は『ありがとう』と夏朝に言った。
『無事、君達の成したいことが成るのを祈ってるよ』
夏朝と修がぺこりと頭を下げ、次に顔を上げた時には、病の神の姿は消えていた。
御剣 刀
と
小山内 海
も、星ヶ丘へ辿り着き、鹿との遭遇を果たしていた。
2人の手の中には、艶やかな光る桃が残されている。
「これを食べるのか。……あっ、美味い」
刀が一気に桃を食べ尽くす横で、海もふっくらとした桃をぱくり。すると。
(わっ……!)
手にしていたスケッチブックが不意に軽い熱を帯びたかと思うと、目の前に1人の少女が現れた。
『あたしの名前は空! よろしくね、海!』
海のバディ――空が笑うと、頭の右側で、サイドテールがふわりと揺れる。
(これが私のバディ……って、あ!)
「? どうした、海」
『海はね、今、びっくりして困ってるの。ほら、スケッチブックがあたしになっちゃったから』
「あ、成る程……書くものがないのか」
空と刀の会話を耳に、海はほっと胸を撫で下ろした。
(私の考えてることがわかるんだ、ちゃんと代弁してくれてる……)
『今はね、ほっとしてるところ。あたしが、海の代わりに海の気持ちを喋れるから』
「ふむふむ」
『あ、そうやって真面目に考え事する刀もかっこいいね。勿論、刀はいつも素敵だけど……むぐっ!』
それは言わなくていいからっ! とばかりに、顔を真っ赤に熟れさせた海が空の口を塞ぐ。
そうしたあとで、海は、ちょっと潤んだ瞳で刀を見上げた。
(刀、今の聞いた?)
と、その目が雄弁に語っている。
(あー、これはまずいですよ……)
なんて思いながら、そっと目を逸らす刀。と、その時。
『で、俺の相手はいつになったらしてくれるんだ?』
苦笑気味に尋ねたのは、背格好から顔立ちまで、刀によく似た精悍な少年。
上手く話が逸れたのは有り難いが、一体何が変じた姿だろうかと刀は首を捻る。
「ええっと……」
『刀がいつも使ってくれてる
刃引き刀
だよ』
「ああ! そうか、よろしく。名前は……」
『刃って呼んでくれ』
『刀にそっくりだけど、刀の方が……って、言ってる場合じゃないみたいだね』
またも海があわあわしそうなことを言いかけて、けれどふっと真面目な顔になる空。
刃も、空が見ているのと同じ方向を、キッと見据えている。
「っ、病の気か!」
(何だか、険呑な感じがする……)
海の見立て通り、巨大な病の気は猛っていた。
海を背に庇う刀の前に、空と刃が躍り出る。
(私のバディ、頑張って!)
『任せて、海! 行くよ! ペーパースラッシュ!』
海の心の声に応じて空が飛ばすのは、どこまでも鋭い紙の刃だ。
しかし、油断のない一撃に切り刻まれてなお、病の気はぶわりと触手を伸ばそうとし、
『――《雨断》!』
けれど、刃引き刀に似た何かを召喚した刃の目にも止まらぬ抜刀術によって、今度こそ斬り伏せられる。
刀は、その見事な技を前に、感嘆の息を吐いた。
(俺が修めようとしている抜刀術だ……)
雨粒を断ち切る、という意味を持つその技を、刀は確かに、あの刃引き刀で練習していた。
いつか俺も、と、しゃんと前を見つめて拳を握る。
その凛々しい姿に寸の間見惚れ、けれど海は、すぐに首をぷるぷると横に振った。
(こんなこと考えてたら、また空が全部喋っちゃうよ!)
そうして、急いで別のことを考え始める。
その試みは、思った以上に上手くいった。
今なら寿老猫への呼びかけが届くのでは? という光が頭を過ぎったからだ。
『刀! 今なら刀達の声、届くかも!』
「あ、そうだな。おーい、寿老猫ー!」
――む? 誰か、私を呼びましたかな?
聞こえた声に、刀と海は眼差しを合わせた。
(今の……寿老猫様の声だ!)
「よし、もう一回呼んでみるか。空も、海の代理で頼む」
『勿論! 今は、あたしが海の《声》だもん!』
そして、刀と空は、もう一度大声で、寿老猫の名前を呼ぶ――。
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担当ゲームマスター
巴めろ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
バトル
神話・伝説
定員
10人
参加キャラクター数
12人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年06月23日
参加申し込みの期限
2018年06月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年06月30日 11時00分
参加キャラクター一覧
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