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<七福猫シリーズ>寿老猫を探せ編
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カプセルギアのカスタムのネタ出しをしているうちに、
深谷 博士
の足は星ヶ丘まで彼を運んだ。
そのことにはたと気付き、足を止めて首を捻る博士。
「わ、こんなところまで来ちゃった。どうしようかな……って、あ!」
灰色の双眸が、ある物を見留めてきらと煌めく。
カプセルギアを手に街を行く
タイラ・トラントゥール
と
漁 良太
の元へと、博士は突撃した。
「ね、ねぇ! それ君のギアだよね?! すっごい綺麗にメンテされてる……」
「な、なんだいきなり……」
「そっちの君のは組み合わせがすごいね! しかもこのパーツを連動させてるってことはアレを内蔵……」
「おい、お前。一旦ストップだ。良太の動きが止まっている」
「……あ」
タイラに指摘されて、慌てて自身の口を押さえる博士。
話を追い切れずにすっかり思考がフリーズした良太の頭からは、ぷすぷすと煙が上るのが見えるようだ。
「ご、ごめんね。僕、ギアのこととなるとおしゃべりになり過ぎちゃって……」
「全く、随分とギアに貪欲だな。だが、悪いやつではなさそうだと評価してやってもいい」
ふふん、と口の端を上げるタイラは、
バルティーグル
のことを褒められて満更でもない様子。
「一応、名乗っておこうか。ボクはタイラだ」
「よろしくね、タイラ君! 僕は深谷ひろし、よければギア仲間になってくれないかな?」
「ギア仲間!!」
ここで、胸躍る言葉を耳にした良太も無事復活。
ずずいっと身を乗り出して、良太はぴっかぴっかに瞳を輝かせた。
「お前もカプギアもってるのか? オレは良太! こっちは
イサリビ丸
だ!」
良太の弾む声に、博士が応じようとした、その時。
「? 何だアレは……」
こちらへと駆けてくる何かを見留めて、タイラが目を眇めた。
ひょいとそちらへと顔を遣った良太が、「あ、鹿だ!」と叫ぶ。
「待て、星ヶ丘に鹿が出るなど聞いたことも……」
タイラがつっこみ終えるのを待たずに、鹿は3人の傍をびゅん! と走り去り、
「あ、あれ? これは……桃?」
博士が目をぱちくりさせて零した通りに、3人の手には、艶やかな光る桃が握られていた。
「ほんとだ、桃だー! なんか美味しそうだから食べてみようぜ!」
言うが早いか、良太は瑞々しい桃をぱくり!
「ん! うまっ!」
「ほんと? ……僕もちょっと食べてみよ」
「っ、2人とも、もっと良く考えろ! 光る桃だぞ? そんな怪しげな物を口にするだなんて……」
良太と博士にぴしゃりと注意をしようとしたタイラだったが、
「ほらほら、タイラもー!」
「むぐぐ!?」
良太の天真爛漫な強引さの前に、その試みは呆気なく頓挫した。
ぐいぐいと口元に押し付けられた桃が口に入り、柔らかな甘さを纏って喉を通っていく――。
けほけほと咽せながら、タイラは、露草色の眼差しでじとりと良太を見遣った。
「お前、こんな怪しい物を人の口に……いやそれ以前に、喉に詰まったらどう……」
するんだ、と、言い切ることは叶わずに終わる。
良太の傍らに、屈強な、いかにも《海の男》という風体の人物が立っていたからだ。
「だ、誰だ……? 急に現れたぞ……?」
「! もしかして、イサリビ丸か!? で、そっちはバルティーグルで、そっちが博士のギアだ!」
目がきらきらしっぱなしの良太の視線が、タイラや博士の傍らにも注がれる。
タイラはびくりとして、恐る恐る自身の隣へと眼差しを移した。
やはりそこにも、こちらは眩しいような銀色の長髪を風に揺らして、男が立っている。
中華風ファンタジーの世界の神将を思わせる衣装を纏った、見目麗しい男だった。
「なっ!? まさか……本当に、バルティーグルなのか……?」
タイラが口をぱくぱくとさせた、その刹那。
――おお、おお、少年達よ、桃を齧ったか。
3人の頭に、お爺さんの声がのんびりと響いた。
――その桃の力があれば、病の気をばでぃの力を借りて倒すことができるぞ。
――病の気が減れば寿老猫も落ち着くじゃろうし、よろしく頼むぞ~い!
声――恵比寿猫の声だ――は、割と無責任にそう言って、それきり静かになった。
あまりのことに、ズキズキと痛む頭を押さえるタイラ。
「……今、妙な声が聞こえた気がする……また変な夢なのか!?」
『主が夢だと言うならば、それで良いかと』
バルティーグルが静かに応じるが、夢で良いと言いながらも、彼は確かな存在感を保っている。
うーん、と唸っていた良太が、不意に、ぱっと顔を上げた。
「よくわかんないけど、ええと、なんか神様のために悪い気をやっつけたら良いんだな!」
『その通りだ、リョータ。だが、あまり無茶をするのは……』
「イサリビ丸なら、ドカーンでやっつけられるな! よーし、行こうぜ!」
ぐいぐい進もうとする良太の後を、『リョータ、話を……』とイサリビ丸が追いかける。
「なっ、あの話を信じるのか!? そんなバカげた話が……」
と、バルティーグルを伴い、不平の声を上げながら更にその後を追うタイラ。一方、
「……本当に
アトラ
なの? すごいや!」
なんて、博士は人型に変じた相棒を見上げて、声を華やがせていた。
中性的かつ紳士的な雰囲気を纏ったかんばせに柔らかな色を乗せて、アトラが頷く。
『はい、ヒロ。私は、ヒロが作ってくれたカプセルギア、アトラです』
胸に手を添えたアトラがそう言葉を零せば、興奮に上気する博士の頬。
「あ、あのね。アトラ」
上擦る声で、博士は、身を屈めたアトラにそっと耳打ちをした。
「お願いがあるんだ。こっそりでいいから、僕のことハカセって呼んで?」
このお願いに、アトラは目に見えてきょとりとする。
『こっそりと? 何故でしょうか?』
「しー! だって、皆に聞かれたら恥ずかしいから……」
博士が言葉を重ねるほど、アトラは首を傾げるばかりだ。
『ヒロは、私を作った博士(はかせ)です。恥ずかしいというのは、どうしてでしょうか?』
「わ、わ、アトラ、声が大きいよ!」
潜めるを知らないアトラの声は辺りによく響き、良太が、タイラが、彼らのバディ達が博士の方を振り返る。
「博士、このわけのわからない時に、ハカセがどうした?」
「あー……えへへ」
タイラに問われて、はにかみ笑いでごまかす博士。
「おーい! タイラ、博士、早く早く!」
良太が元気がぎゅっと詰まったような声で2人を呼び、タイラと博士は寸の間目を合わせると、
「……仕方がないな」
「よっし、みんなで寝子島を守るんだ!」
と、タイラは何かを諦めたように、博士は生き生きと楽しげに、勢い勇む良太の後に続いた。
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担当ゲームマスター
巴めろ
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
バトル
神話・伝説
定員
10人
参加キャラクター数
12人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年06月23日
参加申し込みの期限
2018年06月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年06月30日 11時00分
参加キャラクター一覧
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