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<七福猫シリーズ>寿老猫を探せ編
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御剣 刀
と
小山内 海
は、その日ちょうど、七福猫達の様子を見に行っていた。
声が頭に響いたのは寝子島駅前、恵比寿猫像の前に立った時のこと。
――やはり、星ヶ丘の方が騒がしいのう。寿老猫にも困ったもんじゃ。
恵比寿猫の呟きに、刀と海は顔を見合わせた。
海が、
愛用のスケッチブック
に、急ぎペンを走らせる。
『なにがおこってるんだろう?』
「ああ、気になるな……なあ、もう少し詳しく教えてもらえないか?」
――うむ、実はのう……。
かくして、刀と海は事件のあらましを知るに至った。
腕組みをして、ほう、と刀は息を吐く。
「病の神の仕事か~、そういうのもあるんだな」
『そのかみさまのことが気になって、おちつかないんだね』
「まあ、仕組みはどうあれ、病が流行れば心配しちゃうのは仕方ないよな」
病の気を祓いながら寿老猫を見つけよう、との刀の言葉に、こくと頷く海。
(寿老猫様をみつけるためにも、少しでも落ち着いてもらわないとね)
そんな決意を胸に、海はきゅっと口元を引き締めた。
刀が、恵比寿猫へと再び声を投げる。
「そうだ、呼びかける時に寿老猫が反応しそうな言葉とかあるかな?」
お祈りというか祝詞的な、と刀が付け足せば、恵比寿猫はころころと笑った。
――何、長らく忘れられた身、きっと名を呼ばれるのが一番嬉しかろうよ。
――勿論、病の気が減って、寿老猫がある程度平静を取り戻してからの話じゃが……。
成る程、と零して、刀は海を真っ直ぐに見た。
スケッチブックにさらさらとペンを踊らせていた海も、すぐに顔を上げて青の双眸で刀を見つめ、
『とにかく、寿老猫さまをさがしにいこう』
と、スケッチブックの頁を翳して訴える。
勿論、刀の気持ちも海のそれと同じだ。
「ああ。七福猫様達が段々と揃っていって、皆でいられる方がいいよな」
――寿老猫も見つけ出して、皆と話ができるようにしよう。
刀の言葉に再び海が頷いて、2人は星ヶ丘を目指し、少し早足で歩き出した。
恵比寿猫の声を聞いた
恵御納 夏朝
は、
(寿老猫さん、鹿さん……ありがとう。……力を、お借りします)
と、鹿が駆け去ると共に手のひらに残った光る桃を、ぱく、と小さく齧る。すると。
『かーさ!!』
ぎゅっ、と誰か――10歳くらいの男の子が、夏朝へと抱き付いてきた。
「わ……!」
『あれ? もしかして、痛かったにゃ? 加減が難しいにゃ……』
身を離した男の子が、うむむ、と考え込むような顔になる。
夏朝は、その男の子のことをしっかりと観察した。
どことなく猫に似た、愛らしい顔。
Tシャツに半ズボン、靴下に運動靴という組み合わせは、いかにもその年頃の男の子らしいものだ。
そして男の子は、Tシャツの上から橙色の、猫耳フードが付いたパーカーを羽織っていて……。
はっと、夏朝は気付いた。
左手から
ハルくん
が消えていることと彼の正体、その両方に。
「ハルくん?」
呼び掛ければ、男の子――ハルくんは表情を綻ばせた。
『そうにゃ、ハルにゃ! かーさとまた話せて、嬉しいにゃ!』
「僕も嬉しい。それに、人の姿に……」
『えっへん! 益々付喪神に近付いたかにゃ?』
誇らしげに胸を張るハルくんの様子にほっこりしたあとで、夏朝ははたと思い出す。
「そうだ! えっとねハルくん、一緒に頑張ってほしい事が……」
『わかってるにゃ! ……あ、早速おでましにゃ!』
ハルくんが指差す先を、夏朝もすぐに眼差しで追った。
そこには、もやもやとした病の気の姿が……!
「っ、ハルくん、お願い!」
『お任せにゃ!』
猫パペットの幻が、病の気目掛けて飛んでいき、どーん! と体当たり。
病の気は、ハルくんの攻撃の前にあっという間に消え失せた。と、その時。
「おや? ここのも病の神じゃなかったか……」
聞き覚えのある声に振り返った夏朝が見たのは、
八神 修
の姿。
修は、高校生くらいの青年を伴っている。
『修、次のポイントへ向かうか?』
「ありがとう、ラン。でも、少し彼女と話したいな」
承知した、と口を閉じる青年――ラン。
その言動からは、修への忠義心と自身の成すべきことへの使命感が見て取れる。
「八神君、彼は……」
「ああ、俺のバディだ。必殺技は広範囲の索敵スキル。ノートパソコンらしいだろう?」
言って、修はふっと微笑した。
修が件の鹿に出会ったのは、自宅の庭だった。
愛犬達と遊んでいたところに木立から現れて、修へと光る桃を残していったのだ。
事情を把握して桃を齧った修のバディとなったのは、愛用のノートパソコン。
『役に立てるよう尽力する』
なんて、真面目に言う人型を得たノートパソコンに「よろしく」と笑みを向けて、
「名無しでは不便だな。《ラン》と呼んでも構わないだろうか」
と、修は提案をした。
与えた名前には、《実行》と《走る》の2つの意味を込めている。
そして修は、頷いたランの能力で、多数ヒットした病の気のいるポイントを辿ってきたのだった。
「……で、ここに辿り着いたんだ。病の神もサーチに引っ掛かると思うんだが……」
今のところ姿は見かけていないな、と、修は僅かに眉を下げる。
「病の神さまに、用事があるの? 僕は、そっとしておきたいんだけど……」
「ああ、俺も追い払ったりする気はないよ。寿老猫様の為に、少し尋ねたいことがあるだけだ」
修の言葉に、ほっと息を吐く夏朝。
ふと、ランが口を開いた。
『修、待機中に、もう一度《サーチ》を試みた。近くに、これまでよりも大きな反応がある』
「本当か? 仕事が早いな、ラン」
修の言葉を受けたランが、どこか誇らしげに目元を和らげる。
身を翻さんとする修へと、「待って!」と声を投げる夏朝。
「僕も、一緒に行くよ」
「ああ、わかった。一緒に、ご近所――星ヶ丘の平和を守ろう」
夏朝が頷き、ハルくんも『頑張るにゃ!』と拳を天に突き上げた。
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担当ゲームマスター
巴めろ
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グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
バトル
神話・伝説
定員
10人
参加キャラクター数
12人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年06月23日
参加申し込みの期限
2018年06月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年06月30日 11時00分
参加キャラクター一覧
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