全力疾走！　寝子島横断三人四脚駅伝！（第一区間）｜リアクション

全力疾走！　寝子島横断三人四脚駅伝！（第一区間）

【名所紹介 with 寝子島ふぁんた爺ズ】

　まずは【猪】チームがＳＮＳ映えポイントに到着。
「えっとね、俺達がまず紹介するのはまたたび市動物園！」
　千鳥がじゃじゃーんっと動物園の看板を紹介。
　カメラクルーと共に三人は園内へ進んでゆく。
「動物園は他にもあるけど、今日はここを紹介するぜ！　他の動物園は、実際に寝子島に来てから確認してくれよな！」
　六月一日宮も島の観光アピールを忘れない。
「ここのふれあい広場は色んな動物ともふもふ出来るんだよー！」
　千鳥の足元にやってきたうさぎを抱き上げて、カメラの前でニッコリ笑顔。
「ほら、こんな風にウサギさんに囲まれて抱っこしてあげたり……あれ？」
　気が付けば、三人はウサギに囲まれていた。
　そして千鳥の猫しっぽはウサギのげっ歯の餌食に！
「し、尻尾はかじっちゃダメだよー！」
「お腹が空いてるんじゃないのか？　ここは、こうやって餌を与えることが出来るんだぜ！」
　飼育員からもらった野菜スティックをウサギに差し出す六月一日宮。
　よほどお腹が空いていたのか、兎が団子になって六月一日宮に群がる。
「こらこら！　こいつらホントかわいいな！　でも、この動物園はこれだけじゃないぜ！」
　場面が切り替わると、ライオンの檻の前で奇妙なポージングを取る三人。
　特に御剣は片足立ちで、重力を感じさせないポージングを披露していた。
「ライオンの檻の前で大鷹のポーズ！　ＳＮＳ映えなら、俺達だって格好つければＳＮＳ映えするはず！」
　御剣はカメラ目線で決め顔である。
「かわいい動物もいいけど、ライオンみたいなカッコイイ猛獣とも会えるぜ！」
　がおおおん！と吼えるライオンに負けじと、御剣はカッコいいポーズで対抗し続ける。
　そこへやってくるのは、妨害役としてカメラに写り込まんと画策する、寝子島ふぁんた爺ズ４人組！
「「ワシらこそが寝子島イチかっこいいポージング使いじゃ！」」
　四人揃って奇妙なポージングをしながら接近する。
　すっごいシュールな光景だった。
　これに御剣は対抗意識を燃やす。
「でたな、ふぁんた爺ズ！　このポージングを喰らえ！」
　ドギャァァァン！
　関節が仕事をしない角度までねじれる御剣のポージング！
　負けじと爺ズ４人も真似しようとするが……。
「「あいったー！？　腰がぁぁ！？」」
　老体には難しかったようだ。
「今のうちに次のスポットへゆくぞ！」
「「おーう！」」
　千鳥と六月一日宮は、エッサホイサと園内出口へ向かっていった。
　しかし、広い園内かつ、次の目的地はコース逆走に近い場所に存在するため、かなりのタイムロスは覚悟しなければならないだろう……！