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嘘<ユメ>が現実<ホント>になるセカイ。それが、らっかみ!
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【永田先生と行くロスト・イン・アースツアー(2)】
岩盤の天井にちらほらと張り付いているのは、小さなトカゲのような生き物です。背中にはステゴサウルスの背ビレみたいなものがいくつも並んでいて、虹色のグラデーションに色づきながら発光しています。
あたりを見回すと、巨大なタンポポの綿毛といった形の樹がたくさん生えています。根元から薄っすらと輝いていて、光ファイバーの束のように先端へ淡い光を運んでいます。
おかげで空洞のなかは、きらきら。ぴかぴか! まるで、天然のイルミネーションです。
光り輝くものは、それだけではありません。
「うわぁ……!」
不思議現象に巻き込まれ、まだまだ乗り切れていなかった
水上 桜
も、思わず満面の笑み。
緩やかな斜面を描く岩棚に、結晶の森……とでも呼ぶべきものが、見渡す限り広がっておりました。赤い結晶石は、ルビーでしょうか? 青いのはサファイア、アクアマリン? エメラルドにオパール、シトリン、トパーズ、ペリドット、ローズクォーツ……ダイヤモンド! 透き通った宝石が、まさしく森のようにずらりと立ち並んでいるのです。
発光生物たちが放つ光を乱反射して、結晶の森は地底とは思えない鮮やかな色彩を表現しながら、来訪者を出迎えてくれました。
「おうい! お嬢ちゃんたち。外に出ても構わねぇぞ」
操縦士を務める
曖浜 鴻
の声が船内に響き、ぷしゅん、と探査艇の側面ドアが開きます。続けて
新田 亮
の声が聞こえて、
「周囲は俺たちが警戒してるから、楽しんでくるといい。ただし、あまり遠くには行かないようにな」
「やったね! いこっ、ユウくん!」
「おっおい、引っ張るなよ!」
鬼河内 萌
と
野菜原 ユウ
が真っ先に飛び出し、一番乗り。続いて
薄野 五月
と永田隊長が並んで降り立ち、
「やあ、これはすごいですなー! カメラでも持って来れば良かったですね」
「まったくだ。しかしまぁ、それも無粋ってものかもしれないぜ?」
「確かに。ここは心のアルバムに、しかと刻み付けておくとしましょう」
「ああ、そうしよう」
壮大な風景を思い出のなかへと収めるべく、じっくりと結晶のきらめきを眺めます。
御巫 時子
も尚輝先生の手を引いて船外へと降り立つと、ちゃり。しゃりしゃり。細やかな結晶のかけらが靴の下で鈴の鳴るような音を立てて、時子の心は弾みます。
「これはすごい。いくつかサンプルを持ち帰れないでしょうか。組成を調べてみたいですね」
「くす……尚輝先生らしいです」
微笑みながら、時子は屈みこんで結晶のかけらたちを見つめます。手頃な大きさのアパタイトを見つけたので、そっと拾い上げてハンカチに包み、尚輝先生へ差し出しました。
「これ、どうぞ」
「え。いいんですか? 御巫さんが持っていたほうが、似合うのでは」
似合う、なんてさりげなくいわれて、どきり。けれど、
「夢のなかなら、持って帰れないかもしれないですけど……あんまり綺麗なので。先生に差し上げたいんです」
尚輝先生はちょっぴり戸惑いがちに、けれどありがとうとお礼を言って、宝石のかけらを受け取ってくれました。
「ハンカチは、洗って返しますから」
なんて律儀な言葉には、時子ももう一度、くすりと笑ってしまいました。
あちらでは萌もまた、ポケットに入るくらいの手頃な結晶をいくつか拾い上げ、ご満悦です。
「わぁ……見てみてユウくん! すっごく綺麗だよね~。持って帰って、ペンダントにしたいなぁ」
「おー、いいんじゃね? あんな風に加工してさ」
「あんな風に?」
きょとんとしてユウの指差したほうを見ると、そこでは創作意欲を刺激された桜が、なんとその場で石の加工を始めておりました。
「す、すごーい!? ねえねえ、どうやってるのそれ!?」
「え? あ、いや、私アクセサリー作りが趣味だから……こういうの得意で」
「教えておしえて! ボクもやってみたいよ! ユウくんもいっしょにやろっ!」
「おう、俺も工芸は得意だぜ!」
先輩といっしょに、宝石の森の真ん中でアクセサリー作り。なんだか不思議な展開に、桜はちょっぴり苦笑いしつつ、
「ま……こんなフツウなら、たまにはいいかな。たまにはね?」
工具と材料を巧みに操り、ネックレスにリング、ブレスレットにバングルなどなど、美麗なアクセサリーを次々に生み出してゆくのでした。
「うおー、手に乗ってきたっすよ! これめっちゃSNS映えしそうじゃないっすか? 女子ウケ良さそうじゃないっすか?」
紗雪 幽
の手のひらの上には、発光トカゲ。ちょこんと乗っかって、無邪気そうな顔で見上げています。
ぜひとも写真に撮りたいところですけれど、あいにくと今日はカメラがなく、幽もまた心のフィルムにぱしゃりと愛らしい姿を落とし込みました。
と……そのときでした。
「お? なんか揺れたっす?」
どしんと大きな震動を感じて、発光トカゲはぴょんと飛び跳ね、一目散に逃げていってしまいました。
「地底だから地震も多そうだが……」
彼とともに周囲を警戒して回っている亮が、難しい顔でつぶやきます。
最初にそれを目にしたのは、幽でした。
「地震じゃないっす……あれっすよ、あれあれー!」
ずごごごごん、どどどどどど!!
「やばいぜ、早く船に戻れお前ら!!」
鴻の怒鳴り声が船外スピーカーから鳴り響き、宝石の森観光を楽しんでいた面々も、慌てて『ながた1号』のなかへと駆け込みます。
丸窓をとおして、幽は現れたそいつを見つめます。
「ち、地底人っすよ、地底人! モグラみたいなのが襲ってくるっす!」
小型の地中艇がいくつも、結晶を縫うようにして斜面を走り降りてきます。乗り込んでいるのは、モグラ人といった佇まいの地底人たち!
「うっひょォ~~~、こいつは極上のエモノだぜェ!!」
「根こそぎいただくぜぇ~~~!」
「地上人のオスはドレイに、メスはオレたちのおヨメさんになってもらうんだぁ!」
勝手なことを叫ぶモグラっぽい地底人たちは全身の毛を極彩色に染めていて、頭にはカラフルなモヒカンをおったてて、手には銃やナタを持ち……なんといいましょうか、パンクでヒャッハーなカンジです。実に世紀末的光景であります。
「向こうからでかいのが来やがった……! 逃げるぜ!」
鴻がすぐさま『ながた1号』を発進させるも、後方からごうんごうんごうん。地底人の巨大な地中空母が姿を現し、どかん! ちゅどん! とこちらめがけて大砲をぶっぱなし始めました。
たまらず潜行して岩盤のなかを掘り進むものの、地底人たちの船にも当然地中潜行機能は搭載されています。
「振り切れないんですか!? もっとスピードを……」
「わぁってる! めいっぱいに飛ばしてる……が、無理だな。仕方ねぇ」
ごんごん鳴る震動のなかで、鴻が再び、にやーり。
「小型武装艇準備! 迎撃に出るぜ!」
「えっ、そんなものがどこに……」
「『ある』んだよ!」
やがて、すぽん! 飛び出した大きな空洞のど真ん中で『ながた1号』は動きを止め、すぐにも追いすがる地底人たち。岩盤を砕いて巨大地中空母も現れて、もはや逃げることはできません。
遠くで地底火山がどかんと爆発し、噴き上がるマグマと爆炎が赤く照らすなかで、地底大決戦が始まるのでした!
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
69人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年04月01日
参加申し込みの期限
2018年04月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年04月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
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