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嘘<ユメ>が現実<ホント>になるセカイ。それが、らっかみ!
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【永田先生と行くロスト・イン・アースツアー(3)】
「結局またこれか! またフツウかーーーッ!!」
「まあまあ。めったにできない体験だ、楽しんでおくといいさ」
おーまいがー! と頭を抱え、やっぱり叫んだ
水上 桜
。にやにやとして楽しそうな永田先生が語る励ましのお言葉はありがたくも、心のなかでは思ったということです。
(いくらでも体験しちゃうから、困ってるのよね……)
丸窓の向こうでは、有志の迎撃部隊がいざ地底人を撃退せんと出撃してゆくところです。
「襲ってくるなら容赦はしねぇぜ、モグラども!!」
先陣を切ったのは、
曖浜 鴻
! 彼の乗り込む小型戦闘艇にはマシンガン、ミサイルランチャーにロケットランチャー、レーザービームに緊急回避用のボムと武装がよりどりみどりのてんこもりでして、鴻は敵の弾幕をかいくぐりながらぶっぱなしまくり、地底人たちの地中艇をふっ飛ばしていきます。
ついでにウソを重ねて、
「こんなのぁどーだ? 『ここにゃあ心優しい、2メートルくらいのゴーレムもいるぜ。地中探査艇のそばにいて、守ってくれるさ!』」
「ぶもーーーっ!!」
ずごごごご! たちまち現れたのは、あの綺麗な結晶の森から生まれたような、透きとおる身体を持つクリスタル・ゴーレム! カターい手足でパンチにキックを繰り出し、探査艇へ地底人たちを寄せ付けません。
「よぉーし、やっちまえゴーレムくんよ!」
鴻はありがたい味方に笑顔でサムズアップを贈ると、自分もマシンガンをばりばりと放ち敵地中艇を撃ち落としました。
「おいおい、案外やるじゃねぇーか地上人どももよォ!!」
「聞いてねーよォ!?」
「囲めかこめ! 囲んでフクロにしちまえ!!」
ヒャッハーモグラ人たちは散開し、遠巻きに輪を描いて『ながた1号』を取り囲みます。徐々に輪を縮めていき、やがて押し潰してしまおうというスンポーです。
しかし! 『ながた1号』には鴻だけでなく、勇敢なバトル要員が何人も乗り込んでいたりするのでした。
「行こう、ユウくん!」
「おう! って、なぁ鬼河内、もしかして……」
いまいちニブチンな
野菜原 ユウ
、なにかを察した様子でおそるおそる、
鬼河内 萌
に尋ねます。
萌は、ぴっかりこん! と輝くような笑顔で、高らかにウソを叫んだのでした。
「『ボクは魔法少女・ピンキーモエ! そしてユウくんは、魔法少女ファンキーユウなんだ』!!」
「またかよーーー!! そうだと思ってたんだよなもーーー!!」
きらりんっと参上! 魔法少女ピンキーモエ&ファンキーユウ!
ミニスカに照れてる場合じゃないぞファンキーユウ! ピンキーモエはいつだって前向きの本気なんだ!
「ユウくん、ボクは思ってたんだ」
おもむろに、マジメーな顔で語り出すピンキーモエ。
「マグマの川を見てると、カレーの川に見えてくるんだ。『あれって絶対、カレーの川だよね!』」
「はぁ? なに言って……ホントだカレーじゃん!! カレーの川じゃん!!」
どかんと地底火山が吹き上げるのはアツアツグツグツのカレーですし、流れ出すカレーが作る川は当然にしてカレーの川なのです。
魔法少女モエ&ユウは華麗(カレー)にカレー魔法を放ち、地底人たちを美味しく攻撃!
「ぐわあああっ、美味ぇぇぇ!?」
「でも辛ぇえええ!!」
「「「ウマ辛ぁぁぁいッ!!」」」
どうやら好評のようであります。
いっぽうこちらは、
新田 亮
。わざわざでっかいウェストポーチで持ち込んだ大量の硬球が彼の武器でして、そのひとつをがっしと握り込み、
(……発動! さらに、倍化!!)
ろっこん発動! 六倍化した筋力でぐぐっと振りかぶると、思い切り投擲!
どぎゃん!!
「ぶぎゃあーーー!!」
「きょ、兄弟(きょーでえ)!! しっかりしろ兄弟ぇーーー!!」
「悪いな。仲間をやらせるわけにはいかないんでな」
狙いバッチリ! 亮は硬球を投げ放ち、地中艇のモグラ人を的確にブチ抜いていきます。
けれど、どうにも多勢に無勢……仲間たちも亮も、少しずつ地底人たちの猛攻に押し込まれていき、包囲網は狭まるばかり。
「くっ、囲まれたか……!」
「ヒャッハァーーー」
ナタに斧、ツルハシを構えた地底人たちがぐるりと取り囲み、亮を襲撃! 正面のひとりへ硬球を叩きつけて倒すも、さすがに後ろにまでは手が回りません……大ピンチ!
「そこまでだ!」
聞き覚えのある声、寺生まれで霊感の強い
Yさん
だ!
Yさんは地底人たちに両手を掲げると、
「破ぁーーー!!」
と叫ぶ、すると地底人たちの着ている服がびりびりと破けて粉々に弾け飛び、
「キャアアアアア!!」
「い、イヤーーーン!!」
あっという間に全裸にしてしまった!
「地底でお陀仏は、ごめんっすからね」
笑いながらあっけらかんと言うYさん。
寺生まれってスゴイ、亮はいろんな意味でそう思った……とか思わなかったとか。
そんなこんなで地底人たちをちぎっては投げちぎっては投げ、ビシバシと撃退し続けることしばし。
「いやー、まさか『破ぁ! って叫んだら敵が倒せる』って適当なウソが本当になるとは」
ほうっと安堵の息を吐いた
紗雪 幽
の目の前には、ずらーり。
「「「すんませんっしたァ!!」」」
土下座をかますモグラ人たちがおりました。なお、半分くらいは全裸だったりします。すっかり返り討ちにあってしまい、ヒャッハー度もちょっと落ち着いてややしょんぼりしております。
「オレたち、地底でヒモジイ暮らししてるもんで、つい獲物を見つけて盛り上がっちゃって……」
「地底じゃ特に水が貴重なんで。うまい水が飲めらぁって思ったら……」
「おや。お水が欲しかったんですかー?」
眼鏡の奥で目を瞬いたのは、
薄野 五月
です。
それならばと、五月はぱちり両手を合わせて、
「素敵な大冒険を、ありがとうございますー。あ、『この自販機は、ずーっと消えないのです』! なんて、どうでしょう? ふふふ」
どーん! 現れたのは五月のろっこんによる産物、お水の自動販売機! 地底仕様ということで、小さな宝石のかけらひとつで500mlのボトル一本を購入することができました。地上ではボッタクリもいいところですけれど、地底においてはご奉仕価格となっております。
「み、水の自動販売機だァ!!」
「これでいつでも、ウマイ水が飲めるぜヒャッホウ!!」
「ありがてぇ、ありがてぇ!!」
地底人たちは、大喜び! 五月は地底に潤いをもたらした英雄として崇め奉られ、
「やー、喜んでもらえて良かったです。でも、ちょっと照れますなー」
モグラたちは自動販売機を大切そうに地中空母へ運び込むと、口々にお礼と謝罪を叫びながら、岩盤をがりがりと掘り抜いて去っていきました。
探検隊の面々は顔を見合わせて、ほっとひと息。
「さて、一難去ったが……のんびりとはしていられんようだ」
隊長、永田先生がどこかを見据え、ぽつりとつぶやきます。
とたん、ごごごごご……再び揺れ出す地面。ひときわ強烈な震動が、どごん! と走り抜けます。
「ちょっと……なによあれー!?」
桜はやっぱり、おーまいがー!
地底火山(カレー)の向こうからずずいと姿を現したのは、なにやら巨大な生き物です。人間の身の丈どころか家々、ビルを越えるほどの巨体……あんまりにもバカでっかい、そいつはイタチのような怪獣でありました!
がががぴーっと『ながた1号』のスピーカーが鳴り、
「どもッス、地底人ッス! そいつは宝石イタチっつって、地底の厄介者なんス! 無事に逃げてくださいッス、幸運を祈るッス! 追伸・水サンクスッス、姉さんマジリスペクトッス!」
律儀に連絡を寄越して教えてくれたモグラ人たちの言うとおり、巨大イタチは背中に結晶の森で見たような宝石を無数に生やしていて、トゲトゲのハリネズミ状態です。あんなものでざくりとやられたら、いくら『ながた1号』でも壊れてしまうことでしょう。
宝石イタチは探検隊に目をつけたらしく、のっそりのっそりと緩慢な動きでこちらへやってきます。緩慢とはいってもこの巨体ですから、歩幅はすさまじく広く、かなりのスピードです。このままでは、追いつかれてしまいます!
「……私に、任せてください」
すっと前に出たのは、儚げな
御巫 時子
でした。かたわらには尚輝先生も付き添っていて、
「どうするんですか、御巫さん? 無理は……」
「大丈夫です。ただ……少し、怖いので。支えていてもらえますか……?」
「はい。もちろん」
彼にしては力強く肩を支えられて、時子はちょっぴり、ぽっ。
凶暴そうに牙を剥く宝石イタチはもはや目前に迫り、巨大な前足を振りかぶっているところ。あんなものでバシンとやられたらひとたまりもありません、危なーい!!
「……『宝石イタチさんに攻撃されたら、時間がゆっくりになって、避けることができます』」
瞬間。イタチは攻撃態勢のまま、のろ~り。ゆ~~~っくり。スローモーションになってしまいました。
「よし、今だ! 脱出するぞ!」
すぐさま鴻の声が響き、仲間たちは船内へ。
「あ……」
「素晴らしい機転でしたね、御巫さん。僕たちも急ぎましょう」
尚輝先生が時子の手を取り、探査艇のなかへと駆け込むとぷしゅんと扉が閉まり、緊急発進! 直後に宝石イタチは動き出し、どかんと地面を殴りつけたものの、『ながた1号』はすでに岩盤のなかへがりりと逃れておりました。
悔しそうな鳴き声を背に、鴻はがこんと操縦桿を倒して全速前進!
「さあて、行き先は……」
「もう十分、冒険は堪能したさ。そろそろ帰るとしよう」
「おう、そうだな先生。帰るまでが遠足だ」
満足そうな永田先生と鴻は口を揃えて、言ったのでした。
「「最終目的地は……寝子島だ!」」
地中探査艇は上方へと進路を取り、一路地上へ!
がたごとと揺れる心地よい震動を感じながら、五月はなにも見えなくなった丸窓の向こうにモグラ人たちの笑顔を思い浮かべて、そっとつぶやくのでした。
「『地底人の皆さんが、いつまでも心穏やかに過ごせますように』。ふっふ♪」
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墨谷幽
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
69人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年04月01日
参加申し込みの期限
2018年04月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年04月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
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