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- 学年：職業
- 00月00日生 00歳
- AAA000000
＜竜宮＞おいでませ！ 藍玉ノ楽園へ！！
＞頼もしい味方？
沈没船に寝子島の住人達が調査へいって幾分かの時間が経った。
「一度休憩を呼びかけようか……ん？」
バエルは沈没船の方から誰かがやってくるのが見え、目を凝らす。と、それが骸骨であることに目を丸くした。
「バエルさん！ 資料持ってきたよ！」
付き添っているのは蒼と紫である。紫は「よく手伝って貰えたわね」と蒼にこっそり問いかける。
というのも、この骸骨たちは蒼が交渉して協力してくれるようになったのである。
船室でさゆるが幽霊と遭遇した後、しばらくして蒼も骸骨や幽霊と遭遇していた。
再び出てきたそれらにじゅんが怯え、さゆるが背後に庇う。蒼はその二人の前に出、骸骨と幽霊に声をかけた。
「こっちとしても、戦いたくはないんだ。それに、できればみんなを故郷に戻したいって思っている人もいるし……。だから、資料探しを手伝ってくれるとうれしいな」
蒼の言葉を聞き、幽霊と骸骨は少し話し合う。
すると、別の場所からもう一体骸骨が現れ（じゅんはぶるぶる震えて縮こまった）、何やら話し合う。と、骸骨がこくり、と頷き資料の運び出しを手伝ってくれたのだ。
後から宝石や金貨の詰まった箱を運んでくる骸骨やら、資料を運んでくる幽霊が拠点に現れる。
「まさか手伝ってくれるとは思わなかったわ」
さゆるは資料を運ぶ骸骨たちを見、少々驚きの表情を浮かべている。このころにはじゅんも少し離れたのだろう、おっかなびっくりと言った様子で骸骨たちの様子を見ていた。
「おぉ……。これはまさしく『水底の民』の資料！ 移民に至った経緯などが書かれている！ 今は運ぶ準備が先だ、後で読み解こう」
バエルは少々興奮した様子で資料を読み、目をキラキラさせている。傍らのパールは苦笑して「父はいつもこうなんです」と肩を竦めた。
「それにしても、骸骨や幽霊が手伝ってくれるなんて……」
パールが驚いた様子で骸骨たちに話しかける。紫たち寝子島の住人にはわからない言葉であったが、彼らの様子から感謝しているような様子が伺える。
「何と言っているの？」
紫が問いかけると、パールは安堵した表情を見せた。
「貴方たちがきちんと話してくれた事や、父さんの想いを伝えてくれた事がよかったみたい。おかげで、スムーズに調査が進みそう！」
パール曰く、幽霊や骸骨たちは船を荒らされるようなら襲い掛かって追い出すつもりだったらしい。しかし、寝子島の住人たちが説得するという姿勢を見せた為矛を収めたという。
「みんな、故郷に戻れなかったことが未練みたい。だから、故郷に戻れるのが解ったら嬉しかったって」
その言葉に、紫たちは顔を見合わせ安堵の息を吐いた。
船底の方から探索していた面々の方にも、骸骨や幽霊が手伝いにやってきたと報告したのは桜だった。最初は驚くばかりであったが、パールと蒼が事情を説明する。
「そういう理由だったのか……」
修は合点がいき、「なるほどな」と頷いた。
説得を重ねる事で信用を得、探索を手伝ってくれた古の船員たち。彼らの表情はわからないが、雰囲気的には喜びや安堵を感じるようだった。
「そういえば、大きな魚が入ってきたときは幽霊が代わりに誘導してくれたっけ」
「おかげで、調査も捗ったよな。ありがとう」
朝衣と遥人は彼らに助けられた、と感謝を伝えると骸骨たちは「おきになさらずに」とでもいうように首を振った。
バエル曰く、軽く資料を読んだだけでも『水底の民』にとってはかなり価値がある物であったようだ。
「こちらの金貨や財宝は、みなさんに差し上げます。どうぞ、旅の思い出にしてください」
バエルがそういうと、古の船員たちもまた「貰ってください」とジェスチャーで伝える。それだけ、故郷に帰りたかったのだろう。
「でも、どうやって故郷に帰るの？ 船は傾いているわけだし……」
じゅんがふしぎそうに首を傾げれば、さゆるも口を開いた。
「第一に、船には損傷があるのよ。故郷へこの船を移動させるのなら、ある程度の応急処置的な修理が必要ね。故郷まで持たせればいいわけだから、完全な修理でなくてもいいのだけれど……」
「船底に大きな石があったわ。それをどうにかしないと移動は難しいわよ？」
朝衣が調査の際見つけたそれについて砂地に図を描いて説明すると、修が「俺に任せろ」と胸を叩く。
「それは、俺のろっこんで『分解』しよう。ただ問題は、船の修理に使う材料だな」
「なにか、使える物はないか船をもう一度みてみましょ？ 私は資料に何かないかバエルさんと当たってみるわ」
紫の言葉に、一同頷く。材料が見つかり次第、幽霊と骸骨たちが修理を手伝ってくれることになった。
沈没船に寝子島の住人達が調査へいって幾分かの時間が経った。
「一度休憩を呼びかけようか……ん？」
バエルは沈没船の方から誰かがやってくるのが見え、目を凝らす。と、それが骸骨であることに目を丸くした。
「バエルさん！ 資料持ってきたよ！」
付き添っているのは蒼と紫である。紫は「よく手伝って貰えたわね」と蒼にこっそり問いかける。
というのも、この骸骨たちは蒼が交渉して協力してくれるようになったのである。
船室でさゆるが幽霊と遭遇した後、しばらくして蒼も骸骨や幽霊と遭遇していた。
再び出てきたそれらにじゅんが怯え、さゆるが背後に庇う。蒼はその二人の前に出、骸骨と幽霊に声をかけた。
「こっちとしても、戦いたくはないんだ。それに、できればみんなを故郷に戻したいって思っている人もいるし……。だから、資料探しを手伝ってくれるとうれしいな」
蒼の言葉を聞き、幽霊と骸骨は少し話し合う。
すると、別の場所からもう一体骸骨が現れ（じゅんはぶるぶる震えて縮こまった）、何やら話し合う。と、骸骨がこくり、と頷き資料の運び出しを手伝ってくれたのだ。
後から宝石や金貨の詰まった箱を運んでくる骸骨やら、資料を運んでくる幽霊が拠点に現れる。
「まさか手伝ってくれるとは思わなかったわ」
さゆるは資料を運ぶ骸骨たちを見、少々驚きの表情を浮かべている。このころにはじゅんも少し離れたのだろう、おっかなびっくりと言った様子で骸骨たちの様子を見ていた。
「おぉ……。これはまさしく『水底の民』の資料！ 移民に至った経緯などが書かれている！ 今は運ぶ準備が先だ、後で読み解こう」
バエルは少々興奮した様子で資料を読み、目をキラキラさせている。傍らのパールは苦笑して「父はいつもこうなんです」と肩を竦めた。
「それにしても、骸骨や幽霊が手伝ってくれるなんて……」
パールが驚いた様子で骸骨たちに話しかける。紫たち寝子島の住人にはわからない言葉であったが、彼らの様子から感謝しているような様子が伺える。
「何と言っているの？」
紫が問いかけると、パールは安堵した表情を見せた。
「貴方たちがきちんと話してくれた事や、父さんの想いを伝えてくれた事がよかったみたい。おかげで、スムーズに調査が進みそう！」
パール曰く、幽霊や骸骨たちは船を荒らされるようなら襲い掛かって追い出すつもりだったらしい。しかし、寝子島の住人たちが説得するという姿勢を見せた為矛を収めたという。
「みんな、故郷に戻れなかったことが未練みたい。だから、故郷に戻れるのが解ったら嬉しかったって」
その言葉に、紫たちは顔を見合わせ安堵の息を吐いた。
船底の方から探索していた面々の方にも、骸骨や幽霊が手伝いにやってきたと報告したのは桜だった。最初は驚くばかりであったが、パールと蒼が事情を説明する。
「そういう理由だったのか……」
修は合点がいき、「なるほどな」と頷いた。
説得を重ねる事で信用を得、探索を手伝ってくれた古の船員たち。彼らの表情はわからないが、雰囲気的には喜びや安堵を感じるようだった。
「そういえば、大きな魚が入ってきたときは幽霊が代わりに誘導してくれたっけ」
「おかげで、調査も捗ったよな。ありがとう」
朝衣と遥人は彼らに助けられた、と感謝を伝えると骸骨たちは「おきになさらずに」とでもいうように首を振った。
バエル曰く、軽く資料を読んだだけでも『水底の民』にとってはかなり価値がある物であったようだ。
「こちらの金貨や財宝は、みなさんに差し上げます。どうぞ、旅の思い出にしてください」
バエルがそういうと、古の船員たちもまた「貰ってください」とジェスチャーで伝える。それだけ、故郷に帰りたかったのだろう。
「でも、どうやって故郷に帰るの？ 船は傾いているわけだし……」
じゅんがふしぎそうに首を傾げれば、さゆるも口を開いた。
「第一に、船には損傷があるのよ。故郷へこの船を移動させるのなら、ある程度の応急処置的な修理が必要ね。故郷まで持たせればいいわけだから、完全な修理でなくてもいいのだけれど……」
「船底に大きな石があったわ。それをどうにかしないと移動は難しいわよ？」
朝衣が調査の際見つけたそれについて砂地に図を描いて説明すると、修が「俺に任せろ」と胸を叩く。
「それは、俺のろっこんで『分解』しよう。ただ問題は、船の修理に使う材料だな」
「なにか、使える物はないか船をもう一度みてみましょ？ 私は資料に何かないかバエルさんと当たってみるわ」
紫の言葉に、一同頷く。材料が見つかり次第、幽霊と骸骨たちが修理を手伝ってくれることになった。
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
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- 2025年09月08日
- 参加申し込みの期限
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- 2025年09月15日 11時00分
- アクション投稿の期限
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- 2025年09月15日 11時00分
