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<竜宮>おいでませ! 藍玉ノ楽園へ!!
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>船に眠るもの(前)
(思った以上の大きさだ)
修は外周を一回りして僅かに目を見開く。共に回っていたあおいも「おっきいね……」と驚いたように呟く。それは、反対側から回っていた朝衣と遥人も同様で。
「傾いた状態で、丁度中央部に岩が刺さっているわ。船底に穴があるけれど、そこから潜入する?」
「もう一か所、船内への入り口に近い部分からもロープを垂らせば入れそうだ」
朝衣と修の報告を聞き、じゅんは「どっちからでも楽しめそう!」と目を輝かせる。さゆるは少し考え、『まず資料はどのあたりにありそうか』を考えた。その一方で、
(かなり古びているわ。……沈んでから何年たったのか見当もつかない程だもの)
と改めて思う。
「じゅん、慎重にいきましょ? 騒いだりしたら崩れてしまうかもしれないわ」
「そうね。下敷きになるなんてみんな嫌よね」
二人はそう言いながらライトを手に船室の方から入る事にした。
危険な個所が無いか点検し終えた遥人は、まだ壊れる心配のなさそうな手すりにロープを結び付け下へと垂らす。そしてそれを強く引っ張り、結んだ手すりが折れないことを確認したじゅんから登っていく。
「お宝探しはいいけど、あまりはしゃぎ過ぎないのよ」
「でも、なんかこうはしゃぎたくなっちゃうなぁ」
紫がそうやんわり窘めるも、蒼の瞳はキラキラしている。同じ気持ちなのか、じゅんが「だよねー!」と相槌を打ちさゆると紫は顔を見合わせ苦笑した。
ロープを頼りに上りながら、蒼は沈没船を改めてみた。やはり、所々壊れそうに見える場所があり、表情が少し引き締まる。
(原型は留めているけど……、ボロボロだね。乱暴に扱ったら壊れそう)
姉のいう通り、はしゃぎ過ぎに注意しようと思う蒼だった。
船内に入り、さっそく4人で手分けして調査を開始すると紫が最初に小さく声を上げた。
「ねぇ、これって航海日誌じゃない? 形がしっかり残ってる……」
長い間水に浸かっているにも関わらずふやけていないのは、『水底の民』の技術だろうか? 紫は早速開き、劣化しかすれた文字を見て自分たちの知る言語ではないと判断する。それでも念のため目を閉じて文字列を指先でなぞってみる。彼女のろっこん『指先スキャン』を発動させるためだ。
(読めなくは……なさそう?)
『水底の民』の文字はどこか丸く、まるで筆記体を思わせる。だが、形の特徴が平仮名を崩した物に見えてきて、部分的には読むことができた。
彼女が資料の調査に集中している一方、蒼は「この船自体歴史的価値がありそう?」と言いながら他の書類や宝を探していく。その中で見つかったのは、シャボン玉のようなものに包まれた書類の束だった。
(あとでバエルさんに見てもらおう)
そう思いながら蒼はそれを持って紫の元に向かう。と、じゅんが「こういう沈没船ってお宝と幽霊が定番なんだよね」なんて言いながら隣の部屋を探索しているのが見えた。
「余計なことを言ったら幽霊が出るわよ」
さゆるが地図らしきものを手に振り返ると、じゅんの悲鳴があがる。僅かに焦り辺りを見渡すと半透明な何者かがとおせんぼしており、その奥から「あ、さゆる……」とじゅんが弱々しい声を上げていた。
ライトに照らされる、幽霊のような物。どこか険しい表情のそれは「立ち去れ」と言っているようだった。
「まさか、本当に幽霊……?」
怖がるじゅんを背に庇い、さゆるはよく幽霊らしきものを観察し、静かに語り掛ける。
「眠りを邪魔してごめんなさいね。でも、少しだけ我慢して。調べ終わったら必ず引き上げるから」
幽霊は疑わしそうな視線を向けるが、さゆるは動じない。
「バエルさん達は、あなた達を故郷へ連れ帰りたいそうよ。だから……」
さゆるがそういうと、幽霊らしき物は音もなく消える。背後で「こわかったぁ」とじゅんが半泣きになりながら安堵の息を吐いていた。
「大丈夫?」
異変に気付いたのだろう、蒼が声をかける。聞こえていたのだろう、紫も駆け寄ってきた。
「こっちは大丈夫よ。ちょっとお客さんがいただけ」
さゆるは、苦笑しながらじゅんを抱き寄せ落ち着かせるのであった。
暫くするとじゅんも復帰し、再び探索を行う。
(結局あの幽霊は静かに眠りたかっただけなのかしら?)
さゆるが思い返していると、奥から蒼とじゅんのはしゃいだ声が聞こえた。紫が「どうしたの?」と問う声がする。
向かってみると、そこには金貨の入った樽を前に目を輝かせた2人がいた。
「幽霊が出たってところの奥が気になって探索したら、見つけたんだよ」
と蒼が紫に手渡したのは、シャボン玉に包まれたような帳簿らしきものだった。
「もしかしたらまだ何かあるかも? 今度は宝石とかかな?」
じゅんはさっきの恐怖もなんのその、そんなことを呟く。一方、蒼は注意深く周囲を見渡す。
(幽霊かぁ。きっと、さっきのだけじゃないよね)
もし自分の前に出ることがあれば、声をかけてみようと彼女は考えた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
冒険
神話・伝説
定員
10人
参加キャラクター数
6人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2025年09月08日
参加申し込みの期限
2025年09月15日 11時00分
アクション投稿の期限
2025年09月15日 11時00分
参加キャラクター一覧
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