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【中間テスト】息抜きは用法用量を守って
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◆若気の至りとそのもしも
図書室は試験勉強をする生徒の何人かが、勉強道具を広げて頭を抱えていた。がらりと戸が開いて、一人の生徒が入ってくる。2年2組、普通科の
椎井 莉鳥
だ。クールな雰囲気の彼女に顔を上げた生徒の一部が息を呑む。莉鳥は机の間を横切ると、その一角にカバンを置いた。
部活もないが、といって家に真っ直ぐ帰る気にもならない。そんな莉鳥が選んだのは図書室でテスト勉強をすることだった。
真一文字に結ばれた唇からは勉強の邪魔になるような私語は零れず。周りの生徒にとってはとてもありがたい存在である。莉鳥はカバンの中から数学の教科書と参考書、それにルーズリーフを取り出して、試験範囲を確認した。確認を終えた莉鳥は該当するページを開くと、黙々と問題を解いていく。
数学そのものはいわゆる得意教科であるが、得意だからと言って手を抜いて成績を落とすのも莉鳥自身あまり面白くなかった。
莉鳥はしばらく集中して数学の問題を解いていたが、ふとした折に集中が途切れた。それは図書室を出ようとする生徒たちの私語や、椅子の動く音からかもしれない。とにかく、集中が途切れた。
それに莉鳥がはっとノートから顔を上げると、顔に茜が差し込んでいることに気付く。周囲の様子を伺うと、莉鳥が入ってきたときには机を埋めていたはずの生徒がいなくなっていて、図書室はガラガラだった。
再び数学に取り掛かるにも途切れた集中はそれを許さず、莉鳥はただぼんやりと夕暮れ時の窓の外を見つめている。
そうしているとなぜか、去年のことを思い出した。
――去年、……。
去年、莉鳥は衝動的に進級試験を放棄して1年留年した。故に、今莉鳥は2年生である。本来なら3年生として来年の大学入試のことに思いを馳せたりしていたはずだった。
彼女があいつ、と呼ぶ、今は腐れ縁になったある生徒とも、今頃はまだ恋人だったかもしれない。なぜ唐突に試験を放棄したのかは、莉鳥自身、未だによく判っていないのである。衝動的、と言えばそうだし、そうとしかいえないと、莉鳥は考えていた。
「なに考えてるのよ……」
莉鳥は自嘲しながらこう呟くと、広げていた数学の教科書と参考書を閉じ、散乱したルーズリーフをかき集めてカバンに入れる。消しゴムの滓を捨てると、莉鳥は溜息を吐きながら、図書室を出た。過去の影はいつまでも彼女に付きまとう。莉鳥は一度何かの気配に振り向いてから、速足で廊下を駆けた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
六原紀伊
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
5人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
NPC交流
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年03月12日
参加申し込みの期限
2018年03月19日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年03月19日 11時00分
参加キャラクター一覧
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