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【スクレでギアバトル(2)】
染井 澪
さんは、少し内向的なところのある女の子です。
澪さんは、ある日、お兄ちゃんからカプセルギアをもらったのですが。
(……遊んでみたいけど……わたし、あんまりお友達いないし……)
そんな澪さんが、その日、スクレの前を通りがかったのは、運命だったのかもしれません。
「……ここ、なんだろう?」
内向的な澪さんですが、不思議とその店に入ることには躊躇がありませんでした。
澪さんはそっと店の扉を開きます。
すると、
(わ……、人がいっぱい……)
扉を開けた瞬間に、同い年ぐらいのコドモ達の楽しそうな笑い声が聞こえてきました。
そのあまりの賑やかさに、澪さんは思わず立ちすくんでしまいそうになります。
「いらっしゃい。何か食べたいものはあるかな?」
「……え……あ……じゃあホ……ホットケーキを……」
いきなり店員さん(?)に話しかけられた澪さんはおっかなびっくり注文をすると、店の端に腰かけて店の様子を見まわします。
(……わたしと同い年ぐらいの子達がいっぱい。き、緊張してきちゃった……早く食べて帰ろう……)
澪さんは顔をうつむけ、ホットケーキを食べることに専念することにしました。
* * *
さて、そんな澪さんの様子をバトルフィールドの方から見つめているのは
仙藤 蒼
さんでした。
(あの子もカプギア持ってるのかな……。まだ誰とも対戦していないみたいだけど)
蒼さんは、いまだ新米ギアマスターな
二宮 風太
くんにバトルのお稽古をつけながら、ちらとそんな澪さんの様子を覗っていました。
そんなよそ見をする余裕があるのは、風太くんがあまりにもド下――もといビギナー過ぎるから。
(いちお、手加減するつもりなんだけど、その余地がない相手っているんだよねぇ……。隙があったら突きたくなるのはゲーマーの性だし)
蒼さんのカプギア、
Diablo Azul
は、ゲーマーな彼女らしいハイスペックギア。冷却装置によって連射可能にした両腕の大型キャノンを装備した重火器型ながら、キャノンをパージして腰のレーザーブレードによる近接戦闘にも持ちこめる玄人向けギアを前に、風太くんの可愛らしいカプギア「わんこくん一号」は手も足も出ません。
(あー、こりゃまた勝っちゃうわね……。泣かせちゃわないかしら……?)
胸中で呟きつつ、特攻命な風太くんに蒼さんのDiablo Azulが都合、三度目の勝利を収めたときでした。
「うわーん、お姉ちゃんのバカー!!!」
「え……?」
すっかりしょげた風太くんが、涙目になってバトルフィールドから戦略的撤退をしてしまいました。なんて予想通りな反応。
かと思いきや、
「ねぇ、そこのホットケーキのおねーちゃん。それカプギアだよね。僕とギアバトルしてよ」
「え……?」
と、風太くんはちょうどホットケーキを食べ終えたばかりの澪さんに声をかけていました。立ち直りが早いものです。
「あっちのおねーちゃん、強すぎてバトルにならないんだもん」
そう言って風太くんがこちらを振りかえれば、澪さんもこちらに視線を向けます。
そこで、蒼さんはこれはチャンスと思いました。
(私は戦わずに横で戦い方を教えてあげることに徹すれば、つい本気になっちゃう心配もないよね)
ピコン、と閃いたアイデアを実践するべく蒼さんは二人に向かって笑顔で手招きをします。
「二人ともこっちおいでよ。コツとかレクチャーしてあげるから」
* * *
蒼さんと風太くんの突然の提案に、澪さんは戸惑いを隠せませんでした。
けれど、
(……い、今ならわたしでも上手く溶け込めるかも……!)
そう思った澪さんは勇気を出して、
「う、うん。じゃあ、お願いしますっ」
と、ギアバトルを承認します。
「いい? バトルのコツは相手の動きをよく読むこと。後先考えずに突っ込むなんてもってのほ――」
「よし、いっけー僕のわんこくん一号!」
「……って、いきなりかいっ!」
蒼さんのレクチャーをよそに、風太くんはわんこくんで突撃。
「わっ……ど、どうすれば……」
それでも初心者の澪さんにはどうすればいいのかわかりません。
「んー。サクッと回避して、反撃?」
(……て、適当!?)
蒼さんの投げやりっぽい助言に、目を見開く澪さん。ですが、それは全てのゲームの基本。
そして、幸いなことに、澪さんのカプギア――
シュガーグラム
にはそれを実践するための武器も持っていました。
(……お、お兄ちゃん、力を貸してっ!)
それは、お菓子をモチーフにしたシュガーグラムには一見不釣り合いな、とても無骨なガトリングガン。
けれども、それはがらあきになった風太くんの背中を狙い撃つには最高の武器でもありまして――。
ガガガガガッ!
と、そのガトリングガンが火を噴いた瞬間には、
「わー、やられたー!?」
風太くんのわんこくんは蜂の巣になって、戦闘不能になってしまっていたのでした。
「うん、澪ちゃんって言ったっけ? なかなか素質あるよ」
「……そ、そうですか? えへへ……ありがとうございます……」
蒼さんに褒められた澪さんは少し嬉しそうにはにかんで、
(カプセルギアってこんなに楽しいんだ……!)
と、新しいアソビに目覚めたのでした。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
水月 鏡花
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
SF・ファンタジー
定員
15人
参加キャラクター数
12人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年03月07日
参加申し込みの期限
2018年03月14日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年03月14日 11時00分
参加キャラクター一覧
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