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【Epilogue(2)】
一方、バトルフィールドでは熱い戦いが続いていました。
「いっけぇ、レッドトレイン! 警笛を鳴らせぇ!」
白石 龍樹
くんは、『ぐらぐら』イベントで作ったレッドトレインのボディパーツから本物さながらの列車サウンドを店内に響かせます。
「負けるなラビちゃん。わっかビームで反撃だよぉ~」
対する
曖浜 瑠樹
くんのラビちゃんもウサギの耳を折りたたんで防御しつつ、両手の肉球からわっかビームで反撃します。
「応戦だ、レッドトレイン!」
龍樹くんの声に、レッドトレインは左腕のガンアームで反撃。わっかビームの射程外からダメージを蓄積させ、危なげなく勝利を掴みます。
「あー、また負けちゃったぁ。でも楽しかったよぉ。ありがとうなぁ」
負けてもにっこりの瑠樹くんに、龍樹くんもニヤリと笑って、
「こちらこそ。またバトルしようぜ!」
と、元気に握手を交わします。
そして、
煌 白燕
さんと
新田 樹
さんのギアバトルもまた終わりが近づこうとしていました。
「いけ、サンゴクナイト! 青龍偃月刀で押しきるのだ!」
白燕さんのサンゴクナイトがドリルの回転を巧みに使った受け流しに徹する樹さんのクラッシャーに思い切った近接戦を仕掛けます。サンゴクナイトはスピード重視ではありませんが、クラッシャーは鈍重に見えたので、踏込みの速度で勝てると思ったのです。
しかし、それこそが樹さんの『手』なのでした。
「……今だ、ロケットブースト!」
「な、なにっ!?」
次の瞬間、樹さんはこれまでずっと隠し続けてきた脚部のロケットブーストを使い、サンゴクナイトの懐に飛び込んでドリルによる会心の一撃で一気に勝負をつけたのでした。
「むぅ、負けてしまった……。そなた、いい腕をしているな」
「あなたの方こそ強かったよ。また機会があれば戦いたいな」
こうして、白燕さんと樹さんのギアバトルも決着し、二人はがっちりと握手。
それは、ギアバトルを通して、また新たな絆が生まれた瞬間のことでした。
* * *
染井 澪
さんは、
仙藤 蒼
さんからのレクチャーをうけて、みるみるうちにギアマスターとしての基礎を身につけていきました。
どのくらい身につけたかと言うと、
二宮 風太
くん程度の相手なら瞬殺できるレベルにまで到達していました。
「うわーん。どうして、僕勝てないのー!?」
「あー、うん。たぶん人の話を聞かないからじゃないかな?」
ギャン泣きする風太くんに、蒼さんは頬を掻きながら苦笑します。
「……そ、そうだよ。風太くん、別にギアの操作は下手じゃないよ」
と、澪さんも風太くんをフォローします。
本当は、もう一回バトルしてあげたかったのですが、あいにくそろそろ澪さんも帰らないといけない時間でした。
その日、澪さんがスクレにいた時間は決して長くはありませんでした。
けれども、それは彼女にとってカプセルギアを通じてお友達と楽しく遊ぶという忘れがたい濃密な時間となりました。
だから、
「あ、あの、二人とも今日は遊んでくれてありがとう……。ま、また一緒に遊べたらいいな……!」
澪さんは少し恥ずかしそうに、それでも精一杯の笑顔を作って、また一緒に遊びたいという素直な気持ちを口にすることができたのでした。
* * *
城ヶ崎 梨々子
さんは、彼女の言葉通りに、手加減はしませんでした。
「お行きなさい、プリンセスダンサー!」
キリリと目の前の標的を見据えながら、梨々子さんがそう命じればプリセスダンサーはその声に応えて、さながらワルツを踊るようにくるくると回転、ドレスの下に仕込んだ無数の刃で
篁 凛々子
さんのギアを切り刻み、危なげのない勝利を決めました。
「……負けちゃった。りこ、強いね」
凛々子さんは、負けて悔しそうというよりも、むしろどこか誇らしそうに梨々子さんにそう微笑みかけました。
「ふふ。それほどでもありませんわ。篁さんこそ、初めてとは思えない華麗な動きでしたわ。いつか篁さんのギアと、私のプリンセスダンサーが一緒に踊れる日が来るといいですわね」
「……うん。私、おとーさんとおかーさんにお願いしてみようかな……。りこと一緒に遊びたいからカプセルギアを買って欲しいって」
凛々子さんがそう言うと、梨々子さんは身を乗り出さんばかりに勢い込んで何度も何度も頷きます。
「ええ! 是非ともそうしましょう! なんなら、私、今から一緒にお姉さまと一緒にお父様とお母様にお願いしに行きますわ!」
「でも、それだとりこが叱られちゃうかも……」
「構いませんわ! お姉さまと一緒にカプセルギアで遊べるなら、私何百回だって叱られてみせますわ!」
「……うん。ありがとう、りこ」
梨々子さんの言葉に、凛々子さんは嬉しそうに、本当に嬉しそうに笑います。
そうして、二人は手を繋いで、仲良くお家へ帰って行くのでした。
* * *
そうして、最後のお客さんがスクレをあとにすると、名もなき店員さんはそっと扉の外へ出て、今日の営業を終える準備をします。
スクレはその名のとおり、コドモ達のためのsecret(秘密の)場所。
コドモ達がいなくなれば、自然とお店はその日の営業を終了します。
けれど、またコドモ達が居場所を求めてやってきたとき、スクレは自然と営業を開始しているでしょう。
何故なら、スクレはいつだって、コドモ達にとっての秘密で、大切な居場所なのですから。
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あとがき
担当マスター:
水月 鏡花
ファンレターはマスターページから!
というわけで、お疲れ様でした。MSの水月鏡花です。
そんな感じで、不思議なお店『スクレ』でのコドモ達のひとときをお届けしました。
少しでも楽しんで頂けたなら幸いです。
それにしても、コドモの頃は『オトナは何もわかっちゃいねぇ!』とよく憤慨していた水月でしたが、いざオトナになってみると今度は『コドモ達が何を考えているのかびたいちよくわからねぇ……』となり、『オトナはオトナで大変だったのかもなぁ……』と妙に納得することしきりな今日この頃。あの頃からもう随分と長い年月が経ちました。……まあ水月は見た目はオトナでも頭脳はコドモのままですけどね!
だいたいそんな感じ。
それでは最後になりましたが、ご参加頂いた方、ここまでお読み頂いた方、そして「らっかみ!」に関わる全ての方々に感謝を。
ではでは、またどこかのあとがきでお会いできることを祈って。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
水月 鏡花
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
SF・ファンタジー
定員
15人
参加キャラクター数
12人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2018年03月07日
参加申し込みの期限
2018年03月14日 11時00分
アクション投稿の期限
2018年03月14日 11時00分
参加キャラクター一覧
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